世界初の200Gbps対応! 大容量パケットキャプチャ/解析システム 「SYNESIS」ポータブル型・200Gモデルを開発

SYNESIS

 

今回新たに、200Gbps対応の「SYNESIS」ポータブル型・200Gモデルを開発いたしました。これは、世界で初めて(※1)200Gbpsのトラフィックでも取りこぼすことなく連続して100%キャプチャし、高速大容量ネットワークに発生する通信障害でも、迅速に正確な解析を実現するLANアナライザです。2019年6月中旬に受注開始、2019年10月の発売予定です。「SYNESIS」のラインアップをより一層強化し、事業の拡大を図ってまいります。

大容量パケットキャプチャ/解析システム
SYNESISポータブル型・200Gモデル

【開発背景】

IoTの普及によるネットワークに接続されるデバイスの増加、ビッグデータ解析の進展、5Gの商用サービス開始などによってネットワークの高速・大容量化が急速に進んでおり、通信事業者は100Gbpsの通信速度を保証した通信サービスの提供を増やしています。そこでは、ファイアウォールやロードバランサなどネットワークを構成するネットワーク機器も通信速度100Gbpsに対応したものを使用し、通信事業者は送信・受信合わせて200Gbpsの通信品質を顧客に保証しています。
しかし、ネットワークで障害が発生した際200Gbpsに対応できるパケットキャプチャがなく、迅速・正確な障害解析と対策の実施ができないことが課題となっています。
そこで東陽テクニカは、この課題を解決し高速大容量の通信サービスの品質向上に貢献するため、大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型・200Gモデルを開発しました。

【製品概要】

大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型・200Gモデルは、ネットワークを流れる最大200Gbpsまでのトラフィックをキャプチャし、その統計やパケットの翻訳を表示する世界初のLANアナライザで、高速トラフィックの通信障害解析を目的とした大容量パケットキャプチャ/解析システムです。特許技術を搭載し、全てのパケットをとりこぼしなく100%かつ連続してキャプチャできることから、通信事業者は200Gbpsのトラフィックが流れるネットワークで障害が発生した場合でも、迅速・正確な障害解析ができ、200Gbpsのトラフィック品質を保証する通信サービスの提供が可能になります。また、障害発生によるネットワークダウンタイムの損害を低減するとともに、企業価値の毀損防止に貢献します。加えて、持ち運び可能なポータブル型で複数地点を移動して使用できるため、データセンター毎のシステム設置が不要となり、導入コストの削減に寄与します。

今後もワン・テクノロジーズ・カンパニーは、“はかる”技術を追求し、テクノロジー・イノベーターとして、世界で“オンリーワン”“ナンバーワン”の革新的な製品・ソリューションを提供してまいります。

※1 200ギガビット・フルレートパケットキャプチャ・ポータブル型において。2019年4月9日現在。東陽テクニカ調べ。

製品の詳細については、東陽テクニカ情報通信ページを参照してください。