RSA® Conference 2019 を振り返って

SYNESIS

 

去る3月4日~7日まで、米国・サンフランシスコのモスコーニセンターにてRSA® Conference が開催されました。発表によると 世界各地域から42,000名もの来場者が訪れ、31基調講演、740 講演者と621セッションが行われました。展示企業は700を超え、東陽テクニカはTOYOTech LLC(東陽テクニカ米国子会社)とともにTOYO Teamとして参加致しました。撮影した写真をアルバムビデオとして公開しています。ぜひ御覧になってみてください。

東陽テクニカブースでは、大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」をメインに展示しました。この製品は1GbEから100GbEまでパケットロスなくキャプチャでき、この点においては他社も実現していない大きな特長を持った製品です。10Gでも100Gでも(またはそれ以上でも)パケットロスなくキャプチャすることが、なぜネットワークフォレンジックや解析に不可欠な点となるのか、2分間の動画を公開しています。

SYNESIS and the importance of capturing 100 percent of all data frames

この展示会では現在開発中のセキュリティ製品もお披露目いたしました。ポータブルタイプのアプライアンス製品で、数々の機能を備え、リスクや脅威および脆弱性の包括的管理、方針にのっとったデータの記録・証跡の保存を行います。(現在関連技術は特許申請中です)

さて今回の展示会で最も大きな出来事は、CFI (Cyber Forensic Investigation) Challengeだったかもしれません。モスコーニセンターでサイバー犯罪が起こったと仮定し、ブースでその解決に協力してくれるよう来場者に協力をお願いしました。来場者は東陽ブースの他にFlowmon社 (https://www.flowmon.com/)とLogz.io 社(https://logz.io/)のブースを訪問し、証拠を入手します。3つの証拠が揃ったら 「犯人」が何なのかを答えます。すべてのブースをまわり、犯人を書いた紙を提出してくださった方は45名もいらっしゃいました。

さて、「犯人」(正しい答え)は「Wannacry」 ransomwareだったのですが、なんと95%の方が正解でした。個人的には50%程度の正解率だと思っていただけに、のけぞるほど驚いてしまいました。実はこのチャレンジは抽選でギフト券が当たるというオプションがあり、先週抽選を行いました。興味のある方は抽選の様子も御覧ください。

最後に東陽テクニカブースにお寄り頂き、SYNESIS に興味を持ってくださった皆さまに感謝を申し上げます。また来年会場で、(またそれよりも前に別の機会で!)お会いできるのを楽しみに致しております。