世界最大級のディスプレー技術の国際会議IMID 2019においてLT1000を用いた研究成果を発表しました

インキュベーション

 

今年で19回目となる世界最大級のディスプレー技術の国際会議『IMID (International Meeting on Information Display) 2019』(以下『IMID2019』)で、液体の不純物イオン測定装置LT1000を用いた研究成果の発表と共に、装置の展示を行ないました。
『IMID 2019』は8月27日から30日の4日間に渡り韓国慶州のHICOで開催されました。参加者は1800人を超え、合計661件 (Plenary 4件、Invitedおよび口頭発表257件、ポスター発表368件、その他チュートリアル等を含む) の発表がありました。大阪府立大学の内藤裕義教授の研究グループとの共同研究成果として、LT1000で得られた発光ポリマー(Super Yellow)中のイオン量の多寡と、それぞれの有機EL素子の初期特性の高低の相関についての発表を行ないました(P01-111: Influence of Ionic Impurity on the Performance of Solution-Processed Organic Light-Emitting Diodes)。従来より不純物として注目されている金属原子やハロゲンに加え、原理的に有機物イオンも測定できるLT1000は新しい材料評価の指標となる可能性を有すると、有機ELデバイスメーカの開発者の方からコメントをいただくなど注目されました。

IMID2019会場の韓国慶州(Gyeongju)のHICO

展示ブースの様子。
LT1000デモ機を展示

発表ポスター

ポスター会場の様子

展示会場の様子。
LG Displayは8K 88“のOLEDなどを展示。
奥はSamsungブース。

LT1000の詳細はこちらを参照してください。