音響粒子速度計測プローブ

振動・騒音の対策にあたり、一般的によく用いられるのは加速度計やマイクロホンですが、音響粒子速度センサを用いることで振動面の表面振動を非接触でとらえることが可能になります。
Microflown社製音響計測プローブは音響粒子速度を直接測定できる世界で唯一のセンサを内蔵しています。音響粒子速度センサは構造上の特徴から8の字の指向性を持つため、環境ノイズに影響されにくい計測が行えます。センササイズも非常に小さく、微小領域での音響計測が可能となります。 小型のマイクロホンも内蔵しているため、計測した音圧と音響粒子速度から音響インテンシティも算出できます。位相マッチさせたペアマイクロホンを向かい合わせに配置する従来のインテンシティプローブ(P-P方式)とは異なり、音圧と音響粒子速度をほぼ同じ位置で、かつ音源に近接させて計測することが可能なため、より位置精度の高い計測が可能になります。また周波数帯域ごとにスペーサを交換する手間もなく、プローブ1本で20Hz-10,000 Hzの広い帯域をカバーできます。
これらの計測値は音響マッピングの作成や、音響インピーダンス計測に応用させて製品の吸音率計測にも用いることができます。

ご参考:音響粒子速度センサから始まる 新たな振動/ 音響計測

音響粒子速度計測プローブについての
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    PUG2プローブ

    Microflown Technologies

    PUG2プローブ

    音源可視化システム スキャン&ペイント2Dとの親和性を高めるために開発されたプローブです。
    赤外線LEDを内蔵しているため、IRカメラとの組み合わせによりプローブトラッキングの追従性が上がります。プローブ単体としても、上限周波数が14,000 Hzに向上したため、高周波ノイズ計測にも活用できます。
    音圧/音響粒子速度ともに音響校正器にて手元で校正が可能なため、計測開始前の確認を容易に行えます。

    PUプローブ

    Microflown Technologies

    PUプローブ

    PUプローブは1/10"マイクロホンと超小型音響粒子速度センサを1つずつ内蔵したプローブです。
    プローブのサイズや受感方向を数パターンご用意しておりますので、ご用途や測定対象に合わせたモデルを選択いただけます。

    3軸音響粒子速度プローブ(USP)

    Microflown Technologies

    3軸音響粒子速度プローブ(USP)

    空間の音の流れを計測するためには音を三次元的にとらえる必要があります。
    USPはマイクロホンとX, Y, Z各方向に音響粒子速度センサを内蔵した音響プローブです。音圧と3方向の音響粒子速度をプローブ1本で計測でき、音響ベクトルセンサとして、音がどの方向に進行しているかをとらえることができます。