音響粒子速度計測プローブ
振動・騒音の対策にあたり、一般的によく用いられるのは加速度計やマイクロホンですが、音響粒子速度センサを用いることで振動面の表面振動を非接触でとらえることが可能になります。
Microflown社製音響計測プローブは音響粒子速度を直接測定できる世界で唯一のセンサを内蔵しています。音響粒子速度センサは構造上の特徴から8の字の指向性を持つため、環境ノイズに影響されにくい計測が行えます。センササイズも非常に小さく、微小領域での音響計測が可能となります。 小型のマイクロホンも内蔵しているため、計測した音圧と音響粒子速度から音響インテンシティも算出できます。位相マッチさせたペアマイクロホンを向かい合わせに配置する従来のインテンシティプローブ(P-P方式)とは異なり、音圧と音響粒子速度をほぼ同じ位置で、かつ音源に近接させて計測することが可能なため、より位置精度の高い計測が可能になります。また周波数帯域ごとにスペーサを交換する手間もなく、プローブ1本で20Hz-10,000 Hzの広い帯域をカバーできます。
これらの計測値は音響マッピングの作成や、音響インピーダンス計測に応用させて製品の吸音率計測にも用いることができます。