CWE-C++コンプライアンスモジュール
特長
CWE対応ツールとしての認証取得
PRQA社のCWE-C++コンプライアンスモジュールはCWE対応ツールとしての登録されています。
QA·C++と併用することによって、CWE対応ツールとして、CWEタイプに属するソースコードの脆弱性を検出し、開発者がセキュアなソースコードを書くための支援ができるQA·C++の有償オプションです。
- 現在、QA·C++をお持ちでないお客様が、「CWE-C++コンプライアンスモジュール」のご購入を希望される場合は、QA·C++を別途購入する必要がありますので、ご注意下さい。
- 「CWE-C++コンプライアンスモジュール」のご利用には、QA·C++ Version 4.3以上が必要となります。
CWE (Common Weakness Enumeration:共通脆弱性タイプ一覧)
SQLインジェクション、クロスサイト・スクリプティング、バッファオーバーフローなど、多種多様にわたるソフトウェアの脆弱性の種類(タイプ)を識別するための共通の一覧。1999年頃から米国政府の支援を受けた非営利団体のMITREが中心となって仕様策定が行われ、2006年3月に最初の原案が公開され、その後、40を超えるベンダーや研究機関が協力して仕様改善や内容拡充が行われ、2008年9月9日にCWEバージョン1.0が公開された。コーディングガイドラインとは位置付けが異なる点に注意が必要。
参照URL(情報処理推進機構 Webサイト): https://www.ipa.go.jp/security/vuln/CWE.html
MITRE (The MITRE Corporation)
米国政府の支援を受け、ICT関連の研究開発を行っている非営利団体
参照URL(The MITRE corporation Webサイト): https://www.mitre.org/
CWE-C++コンプライアンスモジュールを使用するメリット
- CWE(共通脆弱性タイプ一覧)に属する脆弱性を検出します。
- セーフティ・プログラミングやCWEに属する脆弱性ついての知識を向上させることができます。
- ソースコードのセキュリティ、信頼性、移植性、保守性を向上させることで、ソースコードの品質改善と将来の保守コストの削減が期待できます。
- PRQA社の他のコンプライアンスモジュールと併用することで、複数のコーディングガイドラインへの適合度を同時に評価することが出来ます。
CWEとCERT®C++の関係
CWEは既知の脆弱性を包括的にまとめた一覧です。一方、CERT® C++セキュアコーディング規格は、ソフトウェアの弱点を曝してしまう可能性のある危険なコーディングの構成を識別するものです。コーディングエラーの中には、直接的に脆弱性と関係しない形で現れるものもあるため、CERT® C++コーディングルールの全てがCWEで識別される脆弱性に対応しているわけではありません。同様に、CWEで識別される脆弱性であっても、ハイレベルな設計に関係するもので、コーディング規格には含まれないものも存在します。CWEは「辞書」や「開発」などの視点からまとめられています。
仕様
テクニカルサポート
技術的なお問い合わせ
QA·MISRA for C (MCM/M2CM)に関する技術的なご質問に対しては、弊社のサポートデスクがお答えいたします。
お問い合わせ先:ss_support@toyo.co.jp
緊急の場合には、電話によるお問い合わせに対してもお答えいたします。
お取扱い時間は、 9:30~17:30(⼟⽇、祝⽇を除く)です。
ご注意:
サポートデスク宛に技術的なご質問をお出しになる場合、お客様と弊社の間には 保守契約が締結されている必要があります。
お問い合わせに際してのお願い
- お問い合わせのE-mailに、次の情報を付加してください。それによって、より早い回答をお届けすることができます。
・ ご使用になっているOSの種類とバージョン
・ ご使用になっている製品のバージョン - エラーメッセージが出ている場合は、そのエラーメッセージを正確にお送りください。また、問題が発生した画面をキャプチャした画像ファイルをお送りください。
- 可能な限り、その問題が発⽣した経緯、再現の⼿順をお知らせください
コード解析センター
コード解析センターでは、お客様のソースコードをお預かりし解析するサービスを行っております。対象の言語は、C、C++ です。
解析結果からコード解析レポートを作成し、東陽テクニカのエンジニアが、コード解析レポートに記された解析結果をレビューします。
詳しくは、こちらをご覧ください。
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