C++言語用ソースコード静的解析ツール「Helix QAC for C++」
特長
【動画】Helix QAC紹介
IEC61508とISO26262の認証取得
MISRA-C++コンプライアンスモジュール(MISRA-C++ Compliance Module)またはAUTOSAR C++コンプライアンスモジュール(AUTOSAR C++ Compliance Module)[オプション製品]をアドオンしたHelix QAC for C++は、機能安全規格IEC 61508とISO 26262への準拠を達成するうえでの「目的に適合する」ツールとして認証を受けています(ニュースリリース)。
また、機能安全規格IEC 61508またはISO 26262に対するHelix QAC for C++とMISRA-C++/AUTOSAR C++コンプライアンスモジュールの適用方法や位置づけをまとめた「セーフティマニュアル」を含むパッケージを認証パッケージ(有償)としてご提供しております。
ツール認証対象バージョン
Helix QAC for C++ 3.0、3.2.2、4.1.0、4.3.0、4.6.0、4.7.0、5.0.0、5.1.0、5.3.0、6.0.0、6.2.0、6.4.0
※認証パッケージ内の「セーフティマニュアル」に従って、それぞれ対応するMISRA-C++/AUTOSAR C++コンプライアンスモジュールとの組み合わせで使用した場合
MISRA-C++コーディングガイドラインチェック
IEC 61508/ISO 26262などの機能安全規格で求められている安全性の高いソフトウェア開発を実現するためには、開発言語に対応するコーディングガイドラインを策定し、順守する必要があります。
Helix QAC for C++とアドオン製品のMISRA-C++コンプライアンスモジュールまたはAUTOSAR C++コンプライアンスモジュール[オプション製品]を用いることによって、自動車業界などで長年の実績があるMISRA-Cをベースにして C++向けに拡張されたMISRA-C++コーディングガイドラインに対して、開発したソースコードが適合しているかどうかを評価し、機能安全規格への対応を円滑に進めることができます。
また、QA·C++の開発元であるPRQA社(現:Perforce Software社)は、MISRA-C++:2008策定委員会の一員であるため、適切な解釈に基づいたサポートをご提供できます。
メリット
様々なチェック観点でソースコードの問題を早期に検出
開発の早い段階でソースコードを静的に解析することにより、テスト前に潜在的なバグを発見できまするため、開発コストと時間を大幅に削減できます。
開発者に、プログラム言語に対する理解力を向上させると同時に、開発チーム内でのコードの一貫性を保たせますので保守性・信頼性の高い頑強なソフトウェアが作成できます。
可読性の向上による効率化の推進
ソースコードの可読性が低いと、機能変更や不具合修正をする際に、既存の処理フローを誤読してしまい、新たな不具合を作りこんでしまう可能性があります。
可読性を向上することで、このような問題を解消し、コードレビューやテストをより効率的に実施することができます。
移植性の向上による問題の未然防止
「ISO C++に準拠していないコンパイラ独自の機能を使用している箇所」と「ISO C++に準拠しているがコンパイラによって動作が異なる箇所」は移植時に問題を引き起こす可能性があります。
これらを早期に特定または解消することで、移植時の生産性を上げるとともに、信頼性の高いコードを記述することができます。
豊富なメトリクスによる品質の定量化
業界標準のソフトウェア・メトリックスを擁して、コードの品質を定量化できますので、プロジェクトの進捗に伴う品質の推移や会社としての品質標準の指標を作成できます。
仕様
資料ダウンロード
英Programming Research社(現:Perforce Software社)のホームページで公開されている "高品質C++ソフトウェアを開発するためのコーディング標準" の翻訳版を公開しております。 コーディング標準をご希望の方は、下記の申し込みフォームに アクセスしてください。
E-mail欄に記入したE-mailアドレス宛に、High-Integrity C++ Coding StandardのPDFファイル(日本語版または英語版)が送られてきます。
コーディング標準は、「C++で高品質なコードを記述するにはどうすべきか?」 という観点で作成されているため、Helix QAC for C++をお使い頂いてない場合でも活用できます。
Helix QAC for C++をお使い頂いているお客様の場合は、Helix QAC for C++でチェックできる警告番号への リファレンスが付いているため、より活用できます。
FAQ
トラブル解決・環境構築等にご利用ください。
テクニカルサポート
技術的なご質問に関しては、以下までご連絡ください。
※ サポート受付時間:9:30~17:30(土日、祝日を除く)
お問い合わせ先
phone Tel: 03-3245-1248 mail Email: ss_support@toyo.co.jp
ご注意:
永久(Perpetual)ライセンスをご利用のお客様が技術サポートを受けるには、保守契約の締結が必要になります。
お問い合わせに際してのお願い:
- お問い合わせのE-mailに、次の情報を付加してください。それによって、より早い回答をお届けすることができます。
- ご使用になっているOSの種類とバージョン
- ご使用になっている製品のバージョン
- エラーメッセージが出ている場合は、そのエラーメッセージを正確にお送りください。GUI の場合は、画面をキャプチャした画像ファイルをお送りください。
- 可能な限り、その問題が発生した経緯、再現の手順をお知らせください。
トレーニング
Helix QAC for C++のトレーニング・セミナーを開講しております。
具体的な日程につきましては、トレーニング・セミナー案内をご参照ください。
ライセンス情報
Helix QAC for C++ のライセンス申請には以下のフォームの記入が必要となります。
*注意* 申請書はローカルに保存した後、Adobe Acrobatで開き、必要事項を記入してください。Web上での直接入力では、日本語入力ができないことがあります。
ライセンスに関するQ&Aは「TOYO DEVELOPER PORTAL」のHelix QACページ(要アカウント登録)をご参照ください。
製品&マニュアルダウンロード
TOYO DEVELOPER PORTAL(要アカウント登録)のHelix QACページからダウンロードいただけます。
※ダウンロードに必要なIDとパスワードについては、保守契約が有効なお客様宛に別途メールにてご連絡させていただいております。
メールが届いていない、見つからないという場合は、ライセンス担当(ss_lic@toyo.co.jp)までご連絡ください。