ROTOTEST® Energy™ 特長

大規模な設備インフラ投資が不要

従来のローラー式(ドラム式)シャシダイナモメータと比較して、ROTOTEST® Energy™はピット工事などの大規模な設備投資を必要としません。フラットなフロア(=ガレージ)と3相400Vの電源環境が確保できれば様々な台上走行再現試験を行うことが期待できます。


従来の“ ローラータイプ”

水平方向の力を発生せず、高速走行でも個縛なしで安全、且つ、簡単に試験できる

短時間でセットアップ完了

金属定盤上に固定されたハブ結合式のシャシダイナモメータでは、試験車両の設置作業時間が膨大になる場合が多々あります。 高精度且つ高い再現性を実現した測定機能ROTOTEST® Energy™ではタイヤ交換程度の作業で車両が試験室内に持ち込まれ、シャシダイナモメータへ設置が完了できる時間が短く、大幅に試験効率を改善することができます。

  ROTOTEST Energy 他社ハブ結合式CDM
セットアップ時間 10~15分間 3~6時間
取り外し時間 10~15分間 30~60分間
作業人員 1~2名 2~4名
1日の設備稼働率(2hの試験, 7h/日で計算) 約86% 約29%

台車型構造によるメリット

台車構造をとっているため、従来のシャシダイナモでは実現できなかったステアリングの操舵を±20°の範囲で行うことができます。セットアップもタイヤ交換程度の作業で完了できるため、試験の効率を大幅に改善することができます。

多様なテストモジュール

ROTOTEST® EnergyTM のダイナモメータは4象限制御が可能な低慣性モーメントのモータシステムです。 スピードやトルク制御はもちろん、各タイヤのタイヤモデルを設定できたりと様々な試験を行うためのテストモジュールが用意されております。

  • 定トルク制御、定速度制御
  • スイープ試験
  • Road Load シミュレーション
  • 四輪独立タイヤモデル制御

高精度且つ高い再現性を実現した測定機能

こちらのダイナモメータでは車両側のハブ結合をする箇所に予め取り付けられている高精度なトルク計+エンコーダで計測、ならびに制御を行います。特別にキャンバー角の調整を行わなくても測定の軸が合うような構造となっています。加えてタイヤの影響がないため試験の再現性が高く、ベンチマークなどにも最適です。