事例紹介・技術資料

SPECTRAL CT 新たな局面を迎えたラボ用X線マイクロCT

SPECTRAL CTは、サンプルとの相互作用によって減衰する入射X線のスペクトルを利用して、従来のマイクロCTでは不可能だった材料内部の化学情報を3次元的に明らかにすることができます。非破壊で材料内部の任意箇所の化学情報を取得でき、内部構造・ミクロ組織と組み合わせて評価することが可能です。

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微小押しこみ試験の国際規格ISO14577とは?

押しこみ試験の国際規格ISO14577について解説します。
ISO14577の制定によって、装置の性能を校正・評価して一貫した繰返し性のある試験測定結果を保証することが、標準かつゆるぎないものになりました。 この結果として、試験結果に対する高度な確信、信頼度、繰返し性が得られました。ISO14577の方法を実行することによって、測定における誤差の余地を最小化し、再現性を増加させ、結果を比較することが可能になります。

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走査電子顕微鏡(SEM: Scanning Electron Microscope)の原理

みなさんの「目」の分解能は0.1mm程度といわれています。顕微鏡の中で最も身近な「光学顕微鏡」の分解能は0.2um程度です。光学顕微鏡によって、 人間をはじめとする生物の体が細胞の集まりであることが明らかになりました。しかし、我々の健康を脅かすインフルエンザウィルスは100nm程度の大きさ なので、光学顕微鏡では見えません。そのウィルスの存在を明らかにしたのが「電子顕微鏡」です。今や電子顕微鏡は生命科学だけでなく、半導体故障解析や先 端材料開発などに欠かすことができません。ここでは「電子顕微鏡」の中で最も汎用的な「走査電子顕微鏡」の原理を紹介します。

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