FAMOS
バージョンアップ情報に関するFAQ
Q各バージョンのリリース時期
リリース時期は以下
- V7.5 2019/12
- V7.4 2018/12
- V7.3 2017/12
- V7.2 2017/1
- V7.1 2016/1
- V7.0 2014/7
- V6.3 2012/12
- V6.2 2011/12
- V6.1 2010/12
QVersion 6.1以降 新機能
https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/imc-famos.html#a07
QVersion 6.0 新機能
FAQ ID:g067
ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。
以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。
3D表示
カーブウィンドウ
- (セグメントデータやXYZ要素で構成された)サーフェースの表示。色は振幅に対応します。
- ワイヤーメッシュ表示、ポイント表示, 3D/ サーフェースを参照してください。
- 3D/ ISOライン
- 複数データの比較, カーブウィンドウのドキュメントの章 3D 表示 ("比較")を参照してください。
- 遠近図: マウスを使った回転
- 独立した軸に平行な垂直クロスセクション。マウスを使ってクロスセクション面を移動。
軸の方向を反転。軸の章の配置を参照照してください。
サウンド出力
- サウンドツールバー
- コンピュータのサウンドカードから最初のウィンドウの最初の波形を再生
- 再生範囲を選択可能 (一度だけ、リピート、全て), サイズと位置をマウスで設定
- カーソルとして表示された再生位置。再生中でもマウスで編集可能
- A-B 比較可能
カーブウィンドウの詳細は章サウンドを参照して下さい。
操作
- "戻る"と"進む"機能で複数回のやり直し
- 選択モード: 選択された要素(軸、線、マーカ)をわかりやすく区別
- フライ-バイ-選択: マウスを置いたときに選択可能な要素が表示されます
- 複数選択
- 選択された要素に依存したコンテキストメニュー
- 組み込まれたカーブウィンドウでも利用可能なツールバー。データブラウザメニュー: オプションも参照してください。
- 波形と一緒に自由に移動可能な測定カーソル (V5.0 R7より実現)
カラーマップ
- 線グラフの重ね描き
- カラーマップに対する境界ラインとして線グラフ
- 測定ポイントの表示とラベリング
章 カラーマップ表示を参照してください。
マーカー
- マウスで直接マーカやそのテキストボックスを移動
- 波形に沿ったマーカの移動
- マーカテキストの自動更新
- 自動更新のフォーマットを取得するためにマーカテキストでのプレースホルダー
- 1回のマウスクリックで波形の最小/最大にマーカ
- 1回のマウスクリックで全ての波形に指定されたX軸でマーカ
カーブウィンドウのドキュメント、章 マーカーを参照してください。
軸
- 軸スケーリングの変更に対して自動的に表示されるコントロール(スケールの移動、拡大/縮小、自動)
- 軸のラベル (固定, 名前と単位を自動, プレースホルダーで選択)
詳細は章 軸を参照してください。
線
- ポイントのラベル
- 各波形にそれぞれのシンボルサイズ
- 各波形にそれぞれの線種(点線、破線)
詳細は章 線を参照してください。
その他
- 測定ポイントの振幅変更: データの編集 ("値の変更")
- 水平と垂直方向に線のシフト
- 複数スタックされた座標をマウスで座標の高さ変更 (配置)
- 利用可能な表示されたチャンネルの情報
データ選択
- 編集可能な名前で表示されたチャンネルの選択
- データブラウザで選択され、表示されたチャンネルの選択 (選択されたチャンネル, 選択された測定に固定されたチャンネル)
詳細は 適合チャンネル選択を参照してください。
WYSIWYG
- パネルに組み込まれたカーブウィンドウに対して、画面操作モードと"What you see is what you get" (WYSIWYG)を切り替え。
- 軸ラベルを印刷出力と同じ。カーブウィンドウは以前のように操作できます。e.g.: ズーム, etc.
- 現在、表示された比率でもカーブウィンドウをクリップボードへコピーできます。
データブラウザ
データブラウザ は測定されたデータを素早く、簡単に表示する新しいツールです。
データブラウザは測定チャンネルのフレキシブルな割り当てによりカーブウィンドウの機能を補います。
データブラウザのパネルはダイアログとレポートのプロパティを組み合わせます。
パネルの表示
測定データの表示とドキュメント化のために、パネルを使用します。パネルは1つもしくは複数のページを含みます。ページにさまざまな表示要素を配置すること ができます。典型的な要素としてカーブウィンドウ、表、テキストボックスなどが含まれます。また、ボタンやフォームへのテキスト表示のための入力ボックス などインタラクティブな要素を配置することも可能です。このようなインタラクティブな要素はシーケンスを開始したり、FAMOS変数と直接リンク(データ バインディング)できます。
デザインモード / 実行モード
パネルを生成したり、編集するためにはデータブラウザをデザインモードに切り替えます。
このモードでは、利用可能なツールが追加されます
- パネル要素を選択するためのツールバー
- パネル要素のプロパティを取得するためのエディター
このようにデザインされたパネル(拡張子:*.panel)は実行時に後から読み込んだり、現在の測定データを自動や手動で挿入することができます。入力 ボックス、ボタンを使用したり、印刷することができます。またAdobe Acrobat PDF、PNG,BMPのようなさまざまなフォーマットで保存することもできます。
データ選択
データを選択する新しい方法は2つの共通した場面を解決します。
- よくチャンネルが同じ名前を持つことがあります。FAMOSカーブウィンドウだけを使用した場合、それら名前を変更するか他のステップ(例えば、データグループの生成など)により、同じ名前を持ったチャンネルを処理、表示することができます。
- カーブウィンドウのような表示要素は、通常、表示されるデータをその(チャンネル)名前で定義されます。これらを表示するためには希望するチャンネルを適切な名前に変更するか、カーブウィンドウで置き換えなければなりません。
データ選択は1つの原理で統括されます:
チャンネルを測定へ割り当てる
測定されたデータを開く際に、それらを含んだチャンネルは自動的に”測定”に割り当てられます。測定名は測定されたデータファイル名から取得します。例えば、(複数チャンネルの場合、)所属するフォルダー名です。
選択/ナンバリング
FAMOSの測定とチャンネル名は別々のリストに表示され、ユーザにより選択できます。それぞれの測定と、構成するチャンネルのそれぞれに対して、固有の番号を割り当てることができます。
カーブウィンドウと測定データの他の表示要素は、このように設定できます。
複数ページレポート
レポートジェネレータ
レポートジェネレータは複数ページのレポートを構成することできます。
新しいメニュー "ページ" が作成されました。
レポートキット関数の変更は 新規/変更された関数 を参照してください。
FAMOSシーケンスとダイアログの書き込み/読み出し保護
FAMOS 5.0 Revision 7より、シーケンスとダイアログはパスワードで保護されたファイルフォーマットで保存できます。このようなファイルはパスワードが入力されるまでアクセスを制限します。
2つの保護形式があります:
書き込み保護
FAMOS入力ボックスを使って両方のデータ形式を開き、表示することができます。しかし、編集に対しては保護されます。シングルステップの実行やブレークポイントのようなデバッグオプションも許可されます。
典型的には会社内でシーケンスを配布するために使用されます。誤ってユーザがシーケンスを変更してしまうことを防ぐためです。
読み込み保護
両方のファイル形式を開き、FAMOS入力ボックスで実行します。しかし、シーケンスのソースコードを表示しません。FAMOS入力ボックスはは表示を可能にするためにユーザへパスワードを入力するようにメッセージを表示します。
典型的には使用されたコードやアルゴリズムを公開せずに外部のユーザにシーケンスを渡すために使用されます。
新規/変更された関数
関数RSamp0
プロトタイプリサンプリング、参照波形のサンプリングタイムでリサンプリング、定数補間付き
Declaration:
RSamp0(NWData, NWReference) -> NWResult
Description:
最初のパラメータとして指定する波形は、参照波形(第2パラメータ)で決定されるポイント(X座標)でリサンプルされます。
参照波形のそれぞれのX座標に関連する結果は、参照波形のX座標に最も近いX座標で入力波形の値として考慮されます。
このように、RSamp()関数と比較して、補間は線形ではありません、結果の波形は入力波形で存在する値のみ含みます。
詳細はRSamp0の関数リファレンスを参照してください。
データブラウザで使用される新しい関数
SelMeasListSize? | データセレクタ: 測定リストのサイズ |
---|---|
SelMeasListName? | データセレクタ: 測定リスト項目の取得 |
SelChanListSize? | データセレクタ: チャンネルリストのサイズ |
SelChanListName? | データセレクタ: チャンネルリスト項目を取得 |
SelBuildVarName | データセレクタ: 変数名を生成 |
SelUseMeasurement | データセレクタ/式インタープリター: 測定番号を使用 |
新しいキット関数
次の新しいキット関数は複数ページレポートのリモートコントロールに対して生成されました。新しい関数の詳細はレポートキットドキュメントの対応する章で紹介されます。
- RgDocExportEx
- RgDocGetPageCount
- RgDocInsertPage
- RgDocRemovePage
- RgDocSetActivePage
変更された関数
レポートキット関数の番号が複数ページレポートの追加のために変更されました。
QVersion 5.0 新機能
FAQ ID:g065
ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。
以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。
ユーザー定義ダイアログ
FAMOS5.0はダイアログを作成して、それらをシーケンスにリンク機能をユーザに提供します。 ダイアログはユーザとのコミュニケーションを可能にする入/出力ウィンドウです。 例えば、ユーザが入力を提供したり、結果を提示するためにそれらを使用することができます。
ダイアログの外観、プロパティ、および構造(すなわち、それが含むコントロール)は便利なグラフィックエディタによって定義されます。
実行中にダイアログのコントロールに対して、拡張関数ライブラリを利用可能できます。
プロジェクトマネージャ
FAMOSプロジェクトは特定のタスクを解決するのに必要なシーケンス、ダイアログ、レポート、カーブ設定、およびデフォルト設定の集合からなります。 この集合は、使用、維持、および転送するために重要で便利さを得るためにユニットとして格納されます。
カーブウィンドウ: 操作
カーブウィンドウの操作は全面的に近代化されました。新たにアレンジされたメニューと共に自由に配置可能なツールバーを提供します。メニューとツールバーをユーザの必要性に適合させることができます。例えば、軸と線オプションのための新しい設定ダイアログは、設定プロセスを簡素化して、スピードアップします。
カーブウィンドウ: プロパティ
- 追加の線プロパティ: 線の太さ
- 追加の線プロパティ: 個別の色
- 1つの座標に他のY軸を配置可能
- カラーマップ: シンボルつきの測定ポイント作成
論理演算子と算術比較
論理的な表現を構成する新しい論理演算子 AND, OR, XOR, NOT
"<" ">", "<>"のような比較オペレータの適用範囲が広げられました。これらの算術表現をコマンドIFやWHILEと一緒に使用することができます。
全ての演算子は単数値に適用されるだけではなく、完全なデータ列(波形)にも適用することができます。例えば、これでタスクをモニターする非常に上品で効率的なクラスが可能になります。
例: あるスレッショルド以下の波形の全ての値は0に設定されます:
Result = Channel1 * (Channel1 < 20)
例: 同じタイムベースをもつ2つの波形を調べます。時間軸上で(少なくとも波形が指定されたスレッショルドを超えた)全てのポイントが検出されます:
t = Top( (Channel1 > 3) OR (Channel2 > 3), 0.5)
新しい関数のUpperValueとLowerValueは2つの値でより大きいか、またはより少ないか決定します。 パラメータとしてデータ列/データを組み合わせたパラメータでは、2番目のパラメータの値はデータ列の上限/下限として提供されます。 両方のパラメータがデータ列ならば、結果は上側/下側の包絡線です。
変数名の拡張された文法
スペースや他の特殊文字を含むか、または数字で始まる変数名を受け付けます。式でそのような名前を適用するためには、括弧()でそれらを書かなければなりません。
データインポート、エクスポート
FAMOS5.0はデータをインポート、エクスポートするための拡張ライブラリを組み込むことができます。imcファイルアシスタントとともに、これらのインポートとエクスポートフィルタはシームレスにユーザのインタフェースと関数ライブラリの両方(関数: FileOpenFAS)に適合します。
これによりimcがユーザの新しいファイルをフォーマットをサポートしてもらいたいという要望に対してより速く柔軟にサポートすることが可能になります。1つの例はMATLABファイル形式のインポート、エクスポートを標準とします。
その他の注意
- レポートジェネレータ: PDFエクスポート
- 新しいスタートパラメタ /X。呼び出されたシーケンスが実行されたあとですぐにFAMOSを閉じるために /S を組み合わせることができます。
- FAMOSを閉じるための新しい DDE-コマンド [EXIT]
- 関数 RgDocOpen、CvConfig、およびSEQUENCE: 完全なファイルパスが指定されない場合、ファイルは最初に現在の作業フォルダー、そして、それぞれのファイル形式に対応した設定されたデフォルトフォルダを検索します。”作業フォルダ”とはシーケンスを開いたフォルダをを意味します。
- 新しい関数 VarGetInit2: 関数が呼ばれる瞬間に利用可能なFAMOS変数の列挙。
- 関数 DatFormat()?: テキストとデータグループに適用することができます。FAMOS変数の基本的なタイプを決定するのに関数を使用することができます。
- Printout of sequences with syntax-denoting colors
- 構文を指示する色付きでシーケンスのプリントアウト
互換性に関する注意
システム要求: Windows95はもうサポートされません。ビデオモードは、"HighColor"(65536の色に対応)以上を要求します。
以前のバージョンはサーバのみのインストールができました。すなわち、FAMOSは1つのファイルサーバーだけにインストールされて、クライアントPCからのネットワークを通して起動されました。 これは、技術的に可能でも性能の理由で、お勧めできませんでした。FAMOS5.0から、これはもうサポートされません; FAMOSは使用するPCにインストールしなければなりません。
シーケンスのキャンセル: タイトルバーをクリックすることにより、シーケンスを取り消すことができます。代わりに、シーケンス実行中に、Windowsタスクバー(システムト レー)の通知領域にアイコンが追加されます。アイコンをダブルクリックすると、実行中のシーケンスをキャンセルします。右クリックすると関連するオプショ ンを持つコンテキストメニューを開きます。
以前のFAMOSバージョンでは、構文要件に適合させるために変数名を自動的に修正していました。例え ば、LOADコマンドで、変数名の前に置かれた数字を文字に取り替えていました、そして、(スペースなど)禁止された文字をアンダーラインに取り替えまし た。FAMOS5.0は、変数名の文法を拡張しているので、デフォルトでそのような修正をしません。以前のバージョンと同じ状態を必要としたシーケンスを 使用しているなら、メニュー”エクストラ/オプション”からツリー図”その他/互換性”でFAMOSの4.0互換を強制するコントロールにアクセスできます。
報告書ジェネレータ: ドイツ語、英語のバージョンでのテキストオブジェクトのプレースホルダが異なっていました。これからはテキストは常に"#s"、時間は"#z"、単位は"#u"で示されます。既に構成されたレポートは変更せずに互換性を保ちます。
imcファイルアシスタント(*.fas)で作成されたインポートフィルタは、明確に登録する必要ありません。FAMOSでの”ファイル読み込み”ダイアログは、常にFAMOS定義フォルダ(例えば、"c: \imc\def")で利用可能なすべてのインポートフィルタを列挙します。
代替ユーザインタフェース”Famos3.2互換”を提供しません。
QVersion 4.0 新機能
FAQ ID:g020
ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。
以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。
ユーザーインターフェイス
ユーザーインターフェイスを完全に作り変えました。FAMOSバージョン3.2と比べて特に異なる点は下記の通りです。
1. バージョン3.2ではコマンドを1行だけ実行するオペレーションボックスやシーケンスエディタが新しく統合化されます。新しいエディターは以下の特徴を持っています。
- UNDO(元に戻す)やREDO(繰り返す)の機能向上
- 複雑なテキスト要素のペースト(貼り付け)機能
- オートフォーマット機能
- ブックマーク
- 自動バックアップ(オプション)
- ブレークポイントの機能向上、サブシーケンスでのシングルステップ実行、サブシーケンスの自動読み込み
- FAMOS関数のインテリセンス機能
- ファイルコメント機能
2. バージョン3.2まで使用されていた関数ボタンやリストは階層化されたツリーに置き換わります。フォーミュラーアシスタントのオーバービューダイアログも同様に置き換えます。“お気に入り”のリストを作成することもできます。
3.新しいプラグインが使用可能になります。
- FAMOS用ビデオキット
- ASAM ODSブラウザ
4. 従来、分散していたオプションを1つの“オプション”メニューにまとめます。
5.フォーミュラーアシスタントがキット関数にも適用できるようになりました。
FAMOS Ver4の新しい関数
1.Randam(ランダム)
さまざまな分散関数(コンスタント、リニア、エクスポネンシャル、共分散)を用いたランダムデータの作成
2.PosEx*
“Pos”関数の拡張。指定したY値に対するX座標の微分。
3.SetOption、GetOption
“オプション”情報の設定と取得(例:ディレクトリ、数式ファンクションのオプション、DDE)
4.Execute(実行)
実行可能なMS Windowsプログラムやアプリケーションの開始。待機オプション(プログラムが完全に閉じるまで待機するオプション)
5.Sleep(スリープ)
指定した時間だけシーケンスを中断。
6.FileOpenAscii2, FileOpenXLS, FileOpenXLS2, FileXLSColumnRead, FileXLSCellRead
ASCIIエクスポートやExcelのインポート・エクスポート機能
7.File management kit(ファイル管理キット)
25種類の新しいファイル操作関数(例:ディレクトリ、ファイルカウンティング、コピー、削除など)
8.MatrixTranspose, MatrixSumLines, MatrixCut
セグメントデータ(マトリクス)を編集するための関数。
9.SetFlag, Flag?
波形の属性を取得、設定します。
10.TimeStampAscii kit
テキストと時間を融合したデータ形式です。
機能の拡張
1.“+”
文字変数に対するオペレータの追加(‘Tadd’と同様)
2.“~xxx”
テキスト定数としてASCIIコードを直接記述できます。
例えば、"~009"。関数"SvtoChar"の代わりになります。
3.ExitSequence
新しいオプション(サブシーケンスから抜ける事とサブシーケンスを閉じる事の違い)
4.Regr, Eregr
5.FileOpenAscii
64KB制限の廃止
6.TForm
新しいテキストフォーマットオプション
“~XXX”は直接ASCIIコードとして使用できます。(e. g. ‘~009’ がタブ).
7.Sequence place holder
‘ * ’ や‘ ? ’ をパス名として使用可能
8.セグメントデータ
基本的な関数がセグメント波形に対して使用可能になりました。
9.SetBoxPos
関数"BoxMessage()"や"DlgFileName()"で作成されたダイアログに対しても利用できるようになりました。
エクスポート/インポート
ASCIIフォーマットのエクスポート機能向上
ダイアログを使ってテンプレートを作成することにより、特別なフォーマットを定義できます。例えば、列のヘッダーやデータのフォーマットなどを設定できます。
Microsoft Excelとのリンク
Excelがインストールされていたら、XLSファイルを直接読み書きできます。書式はASCIIエクスポートと同様にテンプレートを利用することができます。
その他
変数の最大数
取り扱える変数の数を32000に拡張しました。
Nicholetファイルのインポート
Nicholetファイルに対するチャンネル名制限(8文字)を廃止
USBハードロック
パラレルポートだけでなくUSBタイプのハードロックが利用できるようになりました。
FAMOSファイルフォーマット
単一値は効率的に保存されます。このため、ファイルヘッダーに新しいキーが追加されます。
新しいFAMOSキット
オーダートラッキングキット | オーダートラッキングを行います。 |
---|---|
ASAM-DOSブラウザ | ASAMのODSにアクセスできます。 |
ビデオキット | ビデオカメラで撮影した映像と波形データを同時に解析できます。 |
レポートジェネレータ
エキスポート機能
JPEG、PNG、ビットマップ、メタファイル
新しい関数:
RgDocExport | さまざまなグラフフォーマットへのエクスポート |
---|---|
RgDocPrintSetup | プリンターやファイルなどへ出力する際の設定 |
RgObjSetSize, RgObjMove, RgObjGetPos | オブジェクトの位置 |
RgObjDelete | オブジェクトの削除 |
カーブウィンドウ
- カラーマップ表示機能の充実
- 信号のポスト処理(測定カーソル機能の充実)
測定カーソル間にローパスフィルターをかけたり、定数を加えたり、信号を加工することができます。 - 表形式の表示を新しくサポート
- タイムスタンプASCIIデータの表示
- デフォルト色
カーブウィンドウのデフォルト色を簡単変更できるようにして、一部はシステムカラーを使用できるようになりました。
QVersion 3.2 新機能
FAQ ID:g019
概要
FAMOS3.2は、Windows95 やWindows NT4.0などの32ビットOSの元で作動します。これによりロング・ファイルネームやファイルを開くためにエクスプローラーを利用できます。細かくは多くの向上点がありますが、大きく以下のような点が新しくなりました。
カーブウィンドウ
新しい表示形式: スレーブポインタ付のバーメータ
関数
(新規関数)移動標準偏差: | (MvStDev(...), Function Group 9) |
---|---|
(新規関数)エンベローブ曲線: | (Envelope1(...), Group 5) |
(新規関数)FileName?(...) | 変数がロードされたファイル名を取得 |
(新規オプション)TimeToText(...): | 年号を4桁に対応 |
標準フィルター関数: | imc-Filter Designを利用しないと使用できなかった (lowpass FiltLP(...), bandpass FiltBP(...) etc.)を標準としました。 |
Smo3(..) , Smo5(..): | smo()と整合させるためにアルゴリズムが多少替わりました。 |
シーケンスエディター
- 文法要素に色が着色できます。(ヘルプも)
- Undoをさらに使用できます。
- 上書きモード
波形エディター
以前のバージョンでは変数が再定義されるとすぐにチャンネルが削除されていました。(例えば、ファイルから再読み込みした場合)このバージョンで は、表示をできる限り維持します。例えば、ディレクトリーを自動変更して波形をチェックするような状況でもカーブウィンドウのように波形エディターでも連 続して波形を観察できます。
コマンドラインパラメータ
新しいコマンドライン・パラメータが追加されました。
/D | データファイルをロードします。 |
---|---|
/S | シーケンスファイルを実行します。 |
ファイルアシスタント
(新規オプション)コンパクトなバイナリーベクトルへのアクセス
コンフィグレーション・マネージャー(XConfig.exe)
ユーザー定義ボタンに定義したシーケンスなどの設定をWindowsのレジストリーとやり取りできます。これにより、他のPCと簡単に設定を交換できます。
ユーザー定義関数ボタンの更新'を参照してください。
Windowsエクスプローラーからの操作
imc測定ファイル( *.dat, *.raw )の読み込み・表示
...指定された拡張子をダブルクリック
...希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
測定ファイル( *.*)の読み込み( *.*)
... FAMOSメインウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
レポートジェネレータファイル( *.drb)の読み込み
... 指定された拡張子をダブルクリック
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
... レポートジェネレータ・ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
レポートジェネレータファイル( *.drb)の印刷
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"印刷"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の読み込み
... シーケンス・ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
Windowsのエディターでシーケンスファイルを表示
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の実行
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"実行"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の印刷
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"印刷"を選択
従来バージョンとの互換性
キット関数
imc-Kits (16Bit)はFAMOS 3.2では使用できません。これらのKit関数はFAMOS 3.2用にバージョンアップしたものを使用しなければなりません。
imc以外から提供されたキットも32ビットに適合させなければなりません。
DLLインターフェース
16-bit-DLLはFAMOS 3.2では使用できません。32ビットに適合させ、必要であれば宣言ファイルを変更しなければなりません。
Windowsシステムコール("user.dll", "kernel.dll" など)も適切な宣言が必要になります。
章"関数/ 外部DLLインターフェース"に詳細が記述されています。
ネットワーク・ドングル
ネットワーク・ドングルはTCP/IP か IPXのみに対応します。NetBiosは今後サポートしません。
コマンドラインパラメータ
コマンドラインパラメータの文法が変わりました。これまでFAMOS起動時に実行される操作は、オプションキーなしで呼び出されていたましたが、今後"/E"キーを必要とします。
Example:
FAMOS 3.1:
c:\imc\FAMOS.exe sequ startup.seq
FAMOS 3.2:
c:\imc\bin\FAMOS.exe /E "sequ startup.seq"
こちらの方がベターです
c:\imc\bin\FAMOS.exe /S startup.seq
ユーザー定義関数ボタンの更新
以前のバージョンと同じディレクトリーにインストールした場合、ユーザー定義ボタンなどの設定は自動的に新しいバージョンに組み込まれます。
異なるディレクトリーにインストールした場合、以下の手順に従って新しいバージョンに組み込んでください。
- 全てのimcアプリケーションを閉じる
- ディレクトリー”/BIN”内の"XConfig.Exe"を起動
- "Load from file.."を選択
- ファイル形式"Famos (16Bit) function buttons"を選択
- 古いバージョンがインストールされているディレクトリーからファイル"Famos_ub.ini"を読み込む。ファイルの内容は変換され、レジストリーに組み込まれます。
シーケンスエディターからの印刷
従来のバージョンでは印刷とモニター表示のフォントを切り替えられましたが、新しいバージョンではできません。ヘッダーとフッターのフォントは設定したフォントと同じになります。
実行ファイルの名前
レポートジェネレータ(現在"Report.Exe")やファイルアシスタント("MakeFas.Exe")の実行ファイル名が新しくなりまし た。通常これらの実行ファイルはインストールされたディレクトリーのサブディレクトリー”/BIN”にあります。ショートカットを作成するときなど注意してください。
関数Smo3(..) とSmo5(..)
関数Smo(..)と過渡状態を同一とするため、これらの関数のフィルター係数を少し変更しました。基本的なフィルター特性は変更されていません。
QVersion 3.1 新機能
FAQ ID:g021
レポートジェネレータ
- 根本的な見直し
- 新しいオブジェクト。例:表、多角形、矢印、楕円など
- 既存のオブジェクトに対する新しいプロパティ。例:フレーム付きのテキスト、背景のテクスチャー、配置(左・右・中央)
- 拡張された編集コマンド。例:コピー・ペースト、連携したオブジェクト、アンドゥー
- カーブウィンドウ・FAMOS変数リスト・波形エディターとのドラッグ&ドロップの互換性
- 新しいリモートコントロールキット。例:列・行・セルへのデータ転送
- OLEコンテナー
ファイルウィンドウ
- 素早く簡単にデータディレクトリーをナビゲートする新しいファイルウィンドウ表示モード
- imc社LOOK機能を完全に統合
カーブウィンドウ
- カラーマップ表示
- 拡張されたリモートコントロールキット。例:マーカー設定、測定カーソル
- Windowsの設定と独立したプリンター設定
- ウォーターフォール表示モードでの不等間隔のZ軸スケール
- デジタルデータを含んだスタック表示。スペースを節約できるので、アナログとデジタルデータが混在したカーブウィンドウではアナログデータをより大きく表示
- カーブウィンドウ設定のための新しいダイアログ。イベントやセグメントの選択・配置。いくつかのカーブウィンドウを周期比較するためのオプション
波形エディター
- プリンターサポート
- レポートジェネレータとのドラッグ&ドロップの互換性
- 新しいコンテキストメニュー
シーケンスエディター
- シーケンスの印刷
- 新しいコンテキストメニュー
FAMOS関数
- 移動処理(RMS, 最大、最小、合計、平均)
- X軸の代わりにインデックスを使った新しい波形の編集関数 (カット、ペースト、データ抽出など...)
- マルチイベント波形を扱うさまざまな関数
- DIN IEC651 (騒音レベル測定)に準拠したA, B, C周波数特性
- imc社のトランジショナルレコードを使ったデータリダクション・アルゴリズム
- ASCIIファイルの行単位の読み込み・書き込み
- 時間、あるいはX方向での波形の正しい加算、減算、除算、積算
- 時間、あるいはX方向での波形の結合、マージ
- FAMOS編ストから変数名を取得する関数
- ボタンを使ったポップアップメッセージ(例:"Yes", "No" )
- XY波形でも使用できる多くの関数。例:微分、積分
- FFT関数のためのフラットトップウィンドウ
その他
- FAMOSを終了してもオペーションボックスのコマンド履歴を使用できます。
- オペレーションボックスのためのコンテキストメニュー
- 拡張された変数リストのためのコンテキストメニュー
- 変数リスト:新しいキーボードショートカット、文字を入力するとその文字で始まる変数にジャンプします。
- 既存の変数を再読込したときに変数名を変更したり上書きするための向上したダイアログ。新しいオプション<全てを上書き>
- XYや複素波形でもダイアログを使ってASCII保存できます。
- ツールバーや関数ボタンのためのツールチップ(少し遅れてヘルプがポップアップします)
関数の詳細
関数 | 詳細 |
---|---|
波形編集 | |
CutIndex | インデックス番号で指定された区間を切り出します。 |
ValueIndex | インデックスで指示された位置のY座標を返します。 |
SetIndex | 指定したインデックス番号を新しいY座標値で設定する。 |
RekplIndex | 元の波形の一部をインデックス番号を参照して、新しいデータに置き換えます。 |
マルチイベント波形の取扱い | |
EventNew | イベントの設定されていないデータからマルチイベントデータを作成します。 |
EventNum? | マルチショット波形のイベントの数を取得する。 |
EventAppend | マルチイベントデータに新しいイベントを追加します。 |
EventDel | マルチイベントデータからイベントを削除します。 |
EventGet | マルチショット波形からイベントを取り出す。 |
EventProp? | マルチイベントデータのイベントのプロパティを取得します。 |
EventProp | マルチイベントデータのイベントのプロパティを設定します。 |
EventJoin | マルチイベント波形のイベントを破棄する。(1つのイベントに結合する。) |
EventSet | マルチイベントデータを定義したイベントと置き換えます。 |
移動平均など | |
MvRMS | データ低減付き移動RMSの算出 |
ExpoRMS | データ低減付き指数重みをかけたRMS |
MvMin | ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの最小値 |
MvMax | ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの最大値 |
MvMean | ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの平均値 |
MvSum | ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの積算値 |
時間とオフセットの結合 | |
Add | 2つの値の和算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。 |
Sub | 2つの値の減算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。 |
Mult | 2つの値の積算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。 |
Div | 2つの値の除算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。 |
Append | 2つの波形を結合します。 |
ASCIIファイルの書き出しと読み込み | |
FileOpenASCII | ASCIIファイルを開く |
FileLineWrite | 開かれたASCIIファイルに1行を書き込む |
FileLineRead | 開かれたASCIIファイルの1行を読み込む |
その他 | |
ABCRating | DIN IEC 651に従うA,B,C特性 |
TransRec | imc社のトランジショナルレコードを使ったデータリダクション・アルゴリズム |
Sum | データの合計を求めます。 |
atan2 | アークタンジェント、デカルト座標での角度 |
VarExist? | 変数が存在するか返す |
VarGetInit | FAMOSロードされている変数の総数を返します。 |
VarGetName? | 指定した変数名を返す |
SetBoxPos | ポップアップする出力ボックスの大きさと位置を設定する。 |
BoxMessage | 出力メッセージボックスを表示させる。 |