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バージョンアップ情報

ID.g065

Q. Version 5.0 新機能


ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。

以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。

A.


ユーザー定義ダイアログ

FAMOS5.0はダイアログを作成して、それらをシーケンスにリンク機能をユーザに提供します。 ダイアログはユーザとのコミュニケーションを可能にする入/出力ウィンドウです。 例えば、ユーザが入力を提供したり、結果を提示するためにそれらを使用することができます。

ダイアログの外観、プロパティ、および構造(すなわち、それが含むコントロール)は便利なグラフィックエディタによって定義されます。

実行中にダイアログのコントロールに対して、拡張関数ライブラリを利用可能できます。

プロジェクトマネージャ

FAMOSプロジェクトは特定のタスクを解決するのに必要なシーケンス、ダイアログ、レポート、カーブ設定、およびデフォルト設定の集合からなります。 この集合は、使用、維持、および転送するために重要で便利さを得るためにユニットとして格納されます。

カーブウィンドウ: 操作

カーブウィンドウの操作は全面的に近代化されました。新たにアレンジされたメニューと共に自由に配置可能なツールバーを提供します。メニューとツールバーをユーザの必要性に適合させることができます。例えば、軸と線オプションのための新しい設定ダイアログは、設定プロセスを簡素化して、スピードアップします。

カーブウィンドウ: プロパティ

  • 追加の線プロパティ: 線の太さ
  • 追加の線プロパティ: 個別の色
  • 1つの座標に他のY軸を配置可能
  • カラーマップ: シンボルつきの測定ポイント作成

論理演算子と算術比較

論理的な表現を構成する新しい論理演算子 AND, OR, XOR, NOT

"<" ">", "<>"のような比較オペレータの適用範囲が広げられました。これらの算術表現をコマンドIFやWHILEと一緒に使用することができます。

全ての演算子は単数値に適用されるだけではなく、完全なデータ列(波形)にも適用することができます。例えば、これでタスクをモニターする非常に上品で効率的なクラスが可能になります。

例: あるスレッショルド以下の波形の全ての値は0に設定されます:

Result = Channel1 * (Channel1 < 20)

例: 同じタイムベースをもつ2つの波形を調べます。時間軸上で(少なくとも波形が指定されたスレッショルドを超えた)全てのポイントが検出されます:

t = Top( (Channel1 > 3) OR (Channel2 > 3), 0.5)

新しい関数のUpperValueとLowerValueは2つの値でより大きいか、またはより少ないか決定します。 パラメータとしてデータ列/データを組み合わせたパラメータでは、2番目のパラメータの値はデータ列の上限/下限として提供されます。 両方のパラメータがデータ列ならば、結果は上側/下側の包絡線です。

変数名の拡張された文法

スペースや他の特殊文字を含むか、または数字で始まる変数名を受け付けます。式でそのような名前を適用するためには、括弧()でそれらを書かなければなりません。

データインポート、エクスポート

FAMOS5.0はデータをインポート、エクスポートするための拡張ライブラリを組み込むことができます。imcファイルアシスタントとともに、これらのインポートとエクスポートフィルタはシームレスにユーザのインタフェースと関数ライブラリの両方(関数: FileOpenFAS)に適合します。
これによりimcがユーザの新しいファイルをフォーマットをサポートしてもらいたいという要望に対してより速く柔軟にサポートすることが可能になります。1つの例はMATLABファイル形式のインポート、エクスポートを標準とします。

その他の注意

  • レポートジェネレータ: PDFエクスポート
  • 新しいスタートパラメタ /X。呼び出されたシーケンスが実行されたあとですぐにFAMOSを閉じるために /S を組み合わせることができます。
  • FAMOSを閉じるための新しい DDE-コマンド [EXIT]
  • 関数 RgDocOpen、CvConfig、およびSEQUENCE: 完全なファイルパスが指定されない場合、ファイルは最初に現在の作業フォルダー、そして、それぞれのファイル形式に対応した設定されたデフォルトフォルダを検索します。”作業フォルダ”とはシーケンスを開いたフォルダをを意味します。
  • 新しい関数 VarGetInit2: 関数が呼ばれる瞬間に利用可能なFAMOS変数の列挙。
  • 関数 DatFormat()?: テキストとデータグループに適用することができます。FAMOS変数の基本的なタイプを決定するのに関数を使用することができます。
  • Printout of sequences with syntax-denoting colors
  • 構文を指示する色付きでシーケンスのプリントアウト

互換性に関する注意

システム要求: Windows95はもうサポートされません。ビデオモードは、"HighColor"(65536の色に対応)以上を要求します。
以前のバージョンはサーバのみのインストールができました。すなわち、FAMOSは1つのファイルサーバーだけにインストールされて、クライアントPCからのネットワークを通して起動されました。 これは、技術的に可能でも性能の理由で、お勧めできませんでした。FAMOS5.0から、これはもうサポートされません; FAMOSは使用するPCにインストールしなければなりません。

シーケンスのキャンセル: タイトルバーをクリックすることにより、シーケンスを取り消すことができます。代わりに、シーケンス実行中に、Windowsタスクバー(システムト レー)の通知領域にアイコンが追加されます。アイコンをダブルクリックすると、実行中のシーケンスをキャンセルします。右クリックすると関連するオプショ ンを持つコンテキストメニューを開きます。

以前のFAMOSバージョンでは、構文要件に適合させるために変数名を自動的に修正していました。例え ば、LOADコマンドで、変数名の前に置かれた数字を文字に取り替えていました、そして、(スペースなど)禁止された文字をアンダーラインに取り替えまし た。FAMOS5.0は、変数名の文法を拡張しているので、デフォルトでそのような修正をしません。以前のバージョンと同じ状態を必要としたシーケンスを 使用しているなら、メニュー”エクストラ/オプション”からツリー図”その他/互換性”でFAMOSの4.0互換を強制するコントロールにアクセスできます。

報告書ジェネレータ: ドイツ語、英語のバージョンでのテキストオブジェクトのプレースホルダが異なっていました。これからはテキストは常に"#s"、時間は"#z"、単位は"#u"で示されます。既に構成されたレポートは変更せずに互換性を保ちます。

imcファイルアシスタント(*.fas)で作成されたインポートフィルタは、明確に登録する必要ありません。FAMOSでの”ファイル読み込み”ダイアログは、常にFAMOS定義フォルダ(例えば、"c: \imc\def")で利用可能なすべてのインポートフィルタを列挙します。

代替ユーザインタフェース”Famos3.2互換”を提供しません。


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