フィールド向け ポータブル振動・音計測デバイス(333D01,485B39)

333D01、485B39は、手軽に振動・音を計測することが可能なフィールド向けのポータブル型デバイスです。 その特長から、研究開発だけでなく工場内の製造現場やインフラ設備など、幅広い分野で採用されております。
「研究開発向け」「工作機械の状態監視」「社会インフラ設備の保守」「鉄道」「状態監視&予防保全①」「状態監視&予防保全②」などの事例をご紹介いたします。

333D01

研究開発向け

採用例:開発中の製品の問題解析・装置のアフターサポートなど

概要333D01485B39(+振動センサ)を現場や出張先に持ち運んで、手軽に振動・音を計測可能

使用方法:音・振動計測で一般的に使用されるFFTアナライザなどのデータ収録装置は大きく重量があり装置設定も複雑なため、現場や出張先での簡易的な振動・音計測には向きませんでした。333D01+485B39(+振動センサ)はポータブルなデバイスのため、エンジニアが簡単に現場へ持ち運ぶことができます。また、タブレットに接続するだけでプラグ&プレイで簡単に計測ができるため、工数や手間を削減することができます。

333D01

工作機械の状態監視

採用例:バンドソーの鋸の劣化状態モニター(会社名;Cosen Mechatronics Co., Ltd.)

概要333D01でバンドソーの鋸の振動をモニターして劣化の予兆を検出し、適切な交換時期を算定する

使用方法:鋸の振動を測定するために、333D01をバンドソーに組み込んでいます。 現場のエンジニアは、専用アプリがインストールされたモバイル端末で 定期的に切削時の振動レベルを計測し、鋸の劣化状態をモニターします。 劣化の予兆が検出された場合はアプリ上で警告が表示されるため、 エンジニアは鋸を交換するベストなタイミングと判断することができます。

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社会インフラ設備の保守

採用例:エレベータの保守メンテナンス

概要:保全担当のフィールドエンジニアが、エレベータの定期点検時に333D01で振動を計測し、異常兆候の調査を行う

使用方法:まず最初にフィールドエンジニアは簡易的な点検を行い、そこで異常の兆候が見られた場合は 333D01を使って主要部位(駆動モータなど)の振動を計測し、異常個所を特定します。 またエンジニアは、収集した振動データを小型のモバイル端末を使い、クラウドにアップロードします。 これにより、振動解析担当のエンジニアがクラウド上の振動データにアクセスし、問題の詳細解析を行うことができます。

333D01

鉄道

採用例:鉄道車両・軌道の振動モニタリング

概要:振動センサで鉄道車両および軌道の振動を常時モニターし、車体の異常や走行路面の状況変化を検知する

使用方法:鉄道車両の車軸に振動センサを取り付け、485B39を介して出力される振動データをコンピュータ上で常時計測します。 この振動データは、応力、車両位置(GPS)、進行方向、速度などの他のパラメータと同期し統合されます。 この統合されたデータは可視化・分析され、WEB上のオンラインポータル上でレポートされます。

333D01

状態監視&予防保全 ①

採用例:工場内設備の巡回点検 (iTnnovate社)

概要:現場の保守担当者が、巡回点検の際にクリティカルな設備に333D01を取り付けて振動を計測

使用方法:現場の保守担当者が、設備の巡回点検にて333D01と小型端末(iTnnovate社製のアプリ VibCloudが搭載) を使って振動データを収集します。振動データは、都度クラウド上にあるサーバにアップロードされて解析処理されます。 この解析処理されたデータを振動解析担当者がオンラインで確認し、設備の状態変化の傾向を分析することができます。

333D01
Image by jeferrb from Pixabay

状態監視&予防保全 ②

採用例:IoTによる設備点検診断サービスへの適用

概要:機械学習とIoTを組みあわせて、故障予兆を検知するソリューションサービスに333D01を採用

使用方法:点検対象の設備に333D01を組み込みIoTゲートウェイに接続することで、シンプルな構成で 状態監視システムを構築することができます。振動データは長期的に収集され、さらに機械学習を取り入れることで 異常の兆候を未然に検知することができます。

アプリケーション例の
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