今日も社会のどこかで東陽テクニカ TOYO in SOCIETY

(2021年2月3日)

EMCの国際規格の策定に対する貢献により、
東陽テクニカ社員が「IEC活動推進会議(IEC-APC)議長賞」を
受賞しました。

東陽テクニカ社員の中村 哲也が、長年にわたるEMCの国際規格の策定と、国内のEMC規格標準化への貢献により、2020年の「IEC活動推進会議(IEC-APC)議長賞」を受賞いたしました。

家電をはじめ電気で動く機械(電子機器)は、強さに違いはあるものの、必ず電磁波を放出しています。そして強い電磁波は他の電子機器の動作に影響を与え、誤動作や動作不良の原因になります。EMCは「ElectroMagnetic Compatibility」の略で、電磁環境両立性や電磁両立性とも呼ばれます。電子機器の放出する電磁波が他の電子機器に影響を与えず、また、外部からの電磁波で自身も影響を受けることのない能力のことです。その性能を試験する方法や規格(決まり)は「IEC(国際電気標準会議)」によって国際的に決まっています。そして電子機器は、国際規格を基に作られたそれぞれの国や地域の規格に適合するものだけが製品として出荷されます。身近にたくさんの電子機器があふれている現代の我々の生活にとって、EMCは実はとても関係の深いものなのです。

中村は2010年から、IECのEMC規格を策定するための専門委員会に、日本からのエキスパートとして参加しています。その活動は、規格に関する国内の要望のとりまとめや国際規格への提言など、規格作りに関する広い範囲にわたります。IECに対する日本の貢献を目指して設立された組織である「IEC活動推進会議(IEC-APC)」は、その活動について顕著な功績をした個人またはグループに対して毎年「IEC活動推進会議(IEC-APC)議長賞」を贈り表彰しています。中村は長年の活動が評価され、2020年の受賞となりました。

受賞のコメント
「これまでの活動を評価いただいたことが喜ばしく、とても名誉に感じております。国際社会と日本の産業界に少しでも貢献できたのであれば大変うれしく思います。国際会議の場でさまざまな文化に触れたり、各国のエキスパートと交流を持つことができたのは私自身にとっても大変貴重な経験でした。いただいた賞に恥じないよう、これからも活動に取り組んでまいります。」

受賞者の中村 哲也

LINE facebook
Page Top
本ウェブサイトではサイト利用の利便性向上のために「クッキー」と呼ばれる技術を使用しています。サイトの閲覧を続行されるには、クッキーの使用に同意いただきますようお願いいたします。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。