子ども達に科学の楽しさを伝え、地域の課題解決や活性化につなげる
「軽井沢ICTクラブ」に参画
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2022年、長野県軽井沢町の地域ICTクラブとして「軽井沢ICTクラブ」が発足しました。
地域ICTクラブは、総務省が教育情報化推進の一環として普及推進している事業の一つです。学校外でも子ども達がプログラミングに慣れ親しむことができるように、地域で子ども達と地域住民が一体となって、地域課題解決などをテーマにプログラミングを含めたICT活用スキルを学び合う活動です。2018年から普及推進し、北海道から沖縄までさまざまな地域で60におよぶ団体が活動を行っています。
このたび、長野県軽井沢町が実施するまちづくり活動支援制度の活動の一つとして、「軽井沢ICTクラブ」が採択されました。さまざまな地域課題に対し、子どもたちとのIT活用スキルの向上を通じて軽井沢町の活性化になるアイデアを生み出し、住みやすい街づくりや地域内の交流に繋げていくことを考えています。
初年度は、軽井沢在住の小・中学生を中心に、IchigoJam®を使ったコンピュータづくりやプログラミング、データサイエンスの講座を実施、計画しています。
東陽テクニカは、「軽井沢ICTクラブ」の唯一の協賛企業として参画し、協賛に加え、活動内容の提案や技術協力などの支援をしています。
IchigoJam®は、初心者向けプログラミング言語BASICを使用した、手のひらサイズのプログラミング専用こどもパソコンです。インターネットへの接続や難しい設定は不要で、モニターとキーボードをつなぐだけですぐにプログラミングを始められます。
子ども達のものづくりへの関心やICTリテラシー向上のため、プログラミング教室の実施などプログラミングや電子工作について学ぶ場を提供しているプログラミング・クラブ・ネットワーク(PCN)で使用されており、今回活動を始めるにあたり、このPCNからIchigoJam®を使ったプログラミング講座を伝授していただきました。「軽井沢ICTクラブ」では、5月から、このIchigoJam®を使い、軽井沢町在住の小中学生を対象に、はんだづけやプログラミングの講座を実施しています。
8月、中軽井沢にある、宇宙工作教室などワークショップも実施するボードゲーム専門店のあそび堂店舗で開催された「コンピュータをつくって動かしてみようvol.2」はんだづけ講座を取材しました。
世界中のボードゲームがあるあそび堂の店内
講師の山崎さん(左)と、代表の福原さん(右)
はんだづけのコツを真剣に聞き入る子どもたち
初めてのはんだづけに夢中の様子
IchigoJam®の基板
はんだづけで基板を製作
完成したIchigoJam®を使ってパソコンに入力
うまく作動しない基板をチェック
講師と一緒にプログラムを改造
プログラミングで楽しむかわくだりゲーム
どうやったらゲームで勝てるかな?こぼれる笑顔
「軽井沢ICTクラブ」は、今後地域の支援や他団体の協力なども受けながら活動の基礎固めをし、2年目以降はさらに新たな子ども達や地域住民の参加を募りながら活動を拡げていく予定です。
軽井沢ICTクラブ公式Facebook:https://www.facebook.com/KaruizawaICTClub
東陽テクニカは、未来を担う子ども達に科学の楽しみや興味を持ってもらい、最先端技術の振興を図るため、培ってきた“はかる”技術をこれからも学びの場に活かしてまいります。