EMIレシーバー校正作業の半自動化システムを開発

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2025年5月8日
株式会社東陽テクニカ

EMIレシーバー校正作業の半自動化システムを開発
~ 校正効率が最大50%向上、校正サービスのさらなる拡大へ ~

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、電子機器のEMC試験で使用するEMIレシーバーの認定校正サービスについて、校正作業全体で80%の項目を自動化するシステムを独自で開発し、5月7日に運用を開始しました。これにより、校正効率が最大50%向上します。さらなる校正需要に対応し、校正サービス事業の拡大を図ってまいります。

EMIテストレシーバー校正の様子

背景/概要

EMC試験※1は、電子機器が販売される国や地域の規制基準を満たしているかを確認するもので、その結果は製品の市場投入や認証取得に影響を及ぼします。EMC試験で使われる測定機器は、非常に繊細なノイズや電磁波を測定するため、その精度や性能は常に規定の基準内に保たれている必要があり、その証明のために校正が行われます。試験結果の信頼性と正確性を確保するために測定機器の校正は不可欠です。

東陽テクニカは、この校正を受託サービスとして20年以上にわたり展開しています。社内にある校正機関「キャリブレーション・ラボラトリー」は、国際規格ISO/IEC 17025校正機関として、A2LA(American Association for Laboratory Accreditation:米国試験所認定協会)より認定を受けており、精度の高い校正に評価を得ています。このたび、EMC試験で使われる測定機器の一つであるEMI※2レシーバーについて、その校正作業項目の80%を自動化するシステムを自社開発により構築しました。これまで培った社内のソフトウェア開発のノウハウを活用し、校正作業の一部を無人で実施します。このシステムの導入により、EMIレシーバーの校正作業効率が従来比で最大50%向上し、さらなる校正需要に対応できるようになります。

東陽テクニカでは、2024年1月にEMC試験に関わるさまざまなサービスを展開する株式会社東陽EMCエンジニアリングがグループ会社となり、校正サービス事業の拡大を図っています。2024年8月には、電界プローブの認定校正サービスにおいて国内で初めて電界強度を600V/m(ボルト毎メートル)まで拡張し、校正期間の短縮を実現しています。今回の開発にとどまらず、今後はEMIレシーバー以外の機器の校正作業の効率化や校正作業の標準化を進めてまいります。

※1  ElectroMagnetic Compatibility:電磁環境両立性や電磁両立性と呼ばれる。EMC試験では、電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を測定し、評価する。
※2  ElectroMagnetic Interference:電子機器が放出する不要な電磁波ノイズ。

東陽テクニカ 校正サービスの主な特長

  • ISO/IEC 17025認定校正機関(A2LA認定機関)である社内キャリブレーション・ラボラトリーで信頼性の高い校正を提供
  • 校正・修理から測定システムの保守・不具合調査までトータルサポート
  • 代替機貸出や出張校正など、EMC測定機器の稼動期間を最小限に抑えるサービス

サービス紹介ページ:https://www.toyo.co.jp/emc/cal-lab/

参照ニュースリリース

電界プローブの認定校正サービスにおいて国内で初めて電界強度を600V/mまで拡張(2024年8月8日)

東陽テクニカ、トーキンEMCエンジニアリングを子会社化 社名を「東陽EMCエンジニアリング」へ(2024年1月9日)

★ 本件に関するお問い合わせ先 ★

株式会社東陽テクニカ 経営企画部 広報・マーケティンググループ
TEL:03-3279-0771(代表)
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp
校正サービスページ:https://www.toyo.co.jp/emc/cal-lab/

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