加速度センサ/加速度ピックアップ/加速度計

東陽テクニカでは、PCB Piezotronics社製の加速度センサを取り扱っております。
振動・衝撃計測向けに圧電型やMEMSタイプの様々なラインナップの加速度センサをご用意しています。
圧電型はベースストレイン感度、熱衝撃感度の最も少ないせん断(シェア)構造の加速度センサを水晶材とセラミック材の両方で各種準備しております。 多くのモデルは低ノイズ、低インピーダンス出力が得られるアンプ回路をセンサに内蔵しています(ICP®型加速度センサ)。

ご紹介する加速度計は大きく分けてICP®(アンプ内蔵型)、電荷出力型及び容量型の3つのタイプに分類されます。各々のタイプにはそれぞれアプリケーションに対応した特徴と利点があります。代表的な測定システムは加速度計、シグナルコンディショナ、計測/ 記録器、そしてそれらを効率的に連結するケーブル類からなります。これらのコンポーネントが適切に用いられるようにしてください。まず用途に見合う加速度計を決められたなら、下記の典型的なシステム構成例を参考にして必要な器材をお選びください。

ICP® 加速度計
- これらの圧電型センサはシグナルコンディショニング回路を内蔵しており( 外部にチャージアンプ等の電荷信号変換器は必要ありません)、一般に2~20mA の定電流、18 ~ 30V のDC 電源で駆動されます。PCB 社ではこれらの電源を組み込んだシグナルコンディショナを各種用意しております。これらにはケーブル~センサの状態をモニタできるLED やバイアス電圧モニタ機能もありトラブルシューティングも容易です。

DC 応答加速度計
- これらのセンサにはシグナルコンディショニング回路が内蔵されています。6 ~ 30VDC 電圧源で駆動します。PCB 社ではDC 応答加速度計用にオ フセット電圧調整機能を持つ電源を用意しております。

電荷出力型加速度計
- これらの圧電型センサはコンディショニング回路を内蔵していませんので、計測・記録機器の前段で高インピーダンス電荷信号を低インピーダ ンス電圧信号に変換するコンディショナが必要です。電圧信号への変換は通常、研究室仕様のチャージアンプで行われます。このタイプのチャージアンプには感度の 設定、フィルタ、ゲインといった機能が付加されています。センサからチャージアンプまでの高インピーダンス部分には特別なローノイズケーブルを使う必要があります。