XenoLidar(周辺環境計測システム)
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XenoLidarは、自動車のルーフなどに取り付けてレーザーを照射し反射光を検知することで、周辺環境を測定する高精度な光学センサです。世界で初めてLiDARにマルチビームを採用したTrue-solid-state型マルチビーム方式のLiDARであり可動部分と回転機構を持たないため、壊れにくく、かつ自動車へ導入する際には設置場所の選択肢が広がります。さらに、複数本のレーザー照射により、昼夜・天候を問わず一度に多くのターゲットを検出できます。200m測距のHighwayモデルと広視野角のIntercityモデルがあります。
特長
- True-solid-state型
可動部分、回転機構を持たないため、壊れにくく設置場所の選択肢が広がる - 3D点群データと2D映像のリアルタイム取得
2つのデータ取得によって、対象物の高精細な判別が可能 - 200mの距離計測能力(Highwayモデル)
20%の反射率で測定が可能で、昼夜・天候問わず正確な計測を実現 - 広視野角(Intercityモデル)
60°(水平)×20°(垂直)の広視野により多くのターゲットを検出 - マルチビーム方式
複数本のレーザー照射により高速で高空間分解能な計測が可能
仕様
システム仕様
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Highwayモデル | Intercityモデル |
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最長測定距離 | 200m(20%反射率で測定可能) | 50m(20%反射率で測定可能) |
水平方向の測定範囲 | 30° | 60° |
垂直方向の測定範囲 | 10° | 20° |
3Dデータ水平方向分解能 | 0.2° | 0.3° |
3Dデータ垂直方向分解能 | 0.2° | 0.3° |
2D画像水平方向分解能 | 0.02° | 0.04° |
2D画像垂直方向分解能 | 0.02° | 0.04° |
データ出力レート | 25Hz | 20Hz |
レーザークラス | Class 1 | |
3Dデータポイント数 | 125,000点/秒 | 350,000点/秒 |
2Dデータポイント数 | 200Mbit/sec | |
ピクセル数 | 0.8Mピクセル | |
3D測距精度 | 1%以内 | |
最短測定距離 | <5m | <1m |
データインターフェース
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Highwayモデル | Intercityモデル |
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データ出力 | Ethernet | |
データフォーマット(2Dデータ) | XIM | |
データフォーマット(3Dデータ) | XPC | |
タイムスタンプ | XenoLidar, CAN | |
CANインターフェース | OBD II, DB9 |
システムサイズ
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Highwayモデル | Intercityモデル |
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センサーサイズ | 幅17cm×奥行き12cm×高さ8cm | |
センサー重量 | 1.5kg | |
コントローラーサイズ | 幅21.5cm×奥行き26cm×高さ8cm | |
コントローラー重量 | 4.2kg |
動作環境
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Highwayモデル | Intercityモデル |
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動作温度範囲 | 0 – 40℃ | |
保管温度 | -40 – 80℃ | |
湿度 | 10 – 90%(結露なきこと) | |
IP 保護等級 | IP65 |
電源情報
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Highwayモデル | Intercityモデル |
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供給電源 | 12V DC | |
消費電力(センサー部) | 25W | |
消費電力(コントローラー部) | 100W |
システム構成
- XenoLidarセンサーユニット
- XenoLidarコントローラー(quad-core i7, GTX 1050 Ti GPU)
- XenoLidarマウントキット
- CANインターフェースキット
- XenoWare(制御解析ソフト)ライセンス
- ケーブルセット
- ユーザーマニュアル
アプリケーション
1. 対象物検出(オブジェクトトラッキング)
車両や人、建物など一度に多くの対象物を検出できます。車両と各対象物との距離も正確に測定することができ、移動している対象物の速度を算出することも可能です。
オブジェクトトラッキング
2. 走行可能エリア(路面のフリースペース)の検出
通行する人や車両、車道と歩道の道幅、その他様々な対象物をXenoLidarで認識することにより、自動運転車が走行可能なエリア(フリースペース)を高速・高空間分解能で検出することが可能です。
フリースペース