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振動源のBlocked Forceの算出、TPAによる応答点予測のアプリケーション「SOURCE」

新商品

SOURCEは、DIRACにより得られた高精度の6自由度・バーチャルポイント変換のFRFと、参照点の実稼働応答から、振動源のみに拠って同定されるBlocked Forceを算出するソフトウェアです。また、算出されたBlocked ForceとFRFにより、応答点予測、寄与解析を行います。応答点予測は時系列で算出する事も可能になっているため、実際に聴くこともできます。

特長

バーチャルポイント

モジュール式NV開発ワークフローの中心であるBlocked Forceの算出、コンポーネントTPA(応答点予測、寄与解析)を非常にシンプル、かつ直感的な操作で実現するのがSOURCEです。ソフトウェアは3つのタブ[Operational Data(実稼働データ)] [FRF Data(伝達特性データ)] [Analyze(Blocked Force算出、応答点予測、寄与解析)]のみから成るシンプルなインターフェースで、ユーザーは各タブに測定データをロードするだけで、求める分析を自在に行うことができます。

オペレーションの流れ

Prepare

Operational Dataタブ
Operational Dataタブは、実稼働データ(アクティブコンポーネントの実稼働中に参照点や応答点、検証点(validation point)で記録した時系列データ(u3, u4))をロードし、確認するためのタブです。 2D, 3Dフォーマットでのプロットや、ODSによる測定データのアニメーションなどデータの視覚的な確認はもちろん、再生による聴感確認も可能です。 データ全体から着目したい重要な箇所のみを取り出すセグメントの作成もこのタブで行います。

Prepare

FRF Dataタブ
FRF Dataタブは、DIRACを使用して取得したFRFデータのロード、あるいはDIRAC以外の他の方法で取得したatfx形式のデータをインポートするためのタブです。 FRFはマトリクス形式で全体を縦覧でき、グラフィカルなインターフェースにより、測定データ全体の品質を容易にチェックできます。各行列要素ひとつひとつの特性を個別に確認することも可能です。

Prepare

Analyzeタブ
このAnalyzeタブでは、Operational DataタブとFRF Dataタブでロードしたデータを用い、blocked forceの算出や、TPAなどの応答点予測解析を行います。 豊富なデータのビジュアライズ機能により、TPA予測演算の品質を容易に確認できます。

Prepare

Analyzeタブ(新規分析作成・追加)
分析の作成は至ってシンプルです。「+Add」ボタンをクリックするだけです。ボタンをクリックすると分析メニューが表示され、SOURCEに実装されているすべてのタイプのTPA分析が表示されます。 SOURCEは読み込まれたデータの種類とデータに指定されたチャネルの種類に応じて実行可能なTPAの種類を判別し、利用可能な分析をハイライト表示します。

Prepare

Analyzeタブ(TPA結果の可聴化・再生)
Settingで時間領域の計算(Time Domain Conversion)にチェックを入れて頂くと、Analyzeモジュールでは、時間領域のTPAも行う事ができますので、Blocked ForcesやTPAシンセシスを可聴化、再生することもできます。いずれかのタイムドメインデータをプロットし、グラフの上部にある再生記号をクリックするだけです。プロット上には再生位置を示すカーソルが表示され、再生の一時停止、停止、音量変更も可能です。

動画

SOURCE Overview