FAQ

FAQ検索結果

検索キーワード:

QOR36/38の内蔵ディスクの空き容量

A

ハードディスク容量の確認方法には以下の2つの方法があります。

(1) NVGateV10以降であれば、入力設定タブ内の記録(レコード)項目に、現在のハードディスクの使用率が表示されます。この使用率は、OROSに接続中はOROSの内臓ハードディスクの使用率が、OROSを接続していない場合はPCのハードディスクの使用率が表示されます。

(2) メニュー"ヘルプ/NVGateについて"を選択してください。
ダイアログが表示されますので、"詳細(More info)"ボタンをクリックしてください。

リストより"OR38/ハードディスク/ディスク空き容量"を参照してください。

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Qソフトウェアバージョンの確認方法

A

ソフトウェアNVGateのバージョン確認方法は、バージョンによって異なります。以下ご参照ください。

V7以降
メニューから”ファイル>ヘルプ>NVGateについて”を選択してください。

以下のダイアログが表示されます。NVGate Versionを確認してください。

V6.7以前
メニューから”ヘルプ>NVGateについて”を選択してください。

以下のダイアログが表示されます。NVGate Versionを確認してください。

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Q他のPCでマクロを使用するためには?

A

マクロファイルは下記のディレクトリに保存されています。

C:\OROS\NVGate data\Macros

この中にある".macro"ファイルをコピーして、対象のPCの同じ場所に保存してご利用ください。

なお、”アラーム”機能を使用した場合のように、特定の設定を使用する事が前提のマクロを移行する際は、元にしたプロジェクトも移行するのを忘れないようにしましょう。

プロジェクトを移行する方法については、プロジェクトを別のPCに移行する方法をご参照ください。

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Qカタログ記載の最大電力(5分以内、連続)とは何ですか?

A

ヒステリシスブレーキは、下記の式に従って発生したトルクと回転数に比例した発熱をします。



「最大電力[W]」とは、ブレーキが壊れない範囲での使用可能な発熱量のことで、コイルやベアリングの上限温度100℃から算出しています。
「5分以内」とは、ブレーキが内部まで十分に冷めた状態(20℃程度)から5分以内で使用可能な範囲です。
「連続」とは4時間以内で連続使用できる範囲です。

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Q製品型番の「-5N」、「-7N」、「-8N」はどのような意味ですか?

A

ダイナモメータのトルク信号出力の単位を表します。
「-8N」は「N・m単位」の電圧、「-7N」は「kg・cm単位」の電圧出力の意味です。
また、「-5N」はフルスケールが5Vになるよう調整した電圧出力です。

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Qもっと高い最高回転数のモデルはありませんか?

A

特注モデルで対応可能な場合があります。
  例:HD-400 (標準 25,000rpm) ⇒ 特注 40,000rpm
    HD-715 (標準 25,000rpm) ⇒ 特注 35,000rpm

詳細は弊社へお問い合わせください。

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Qレンタルや受託試験を行っていますか?

A

レンタルや受託試験は行っていません。ご購入の検討のためのデモ機貸出しのみ行っています。

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Qシャフト径がインチ系のようですが・・

A

米国製の為、インチ規格です。カップリングの御発注の際は、ご注意ください。

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Qインチ径のカップリングはどのように入手すればよいですか?

A

日本国内のカップリングメーカにてインチ径の加工が可能です。

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Qどのようなカップリングを使ったらよいですか?

A

偏芯と偏角を許容できるダブルディスクタイプのカップリングを使用してください。

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Qカップリング仕様の許容値内で調整すればよいですか?

A

一般的に、カップリングの仕様はカップリングが壊れない範囲の値のため、装置全体の試験仕様に応じて適切な値かどうかは考慮されていません。

弊社では、軸合わせ治具(https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/tcpa.html)を用いて、偏芯を測定して調整することを推奨します。
調整の目安は、

・1,000rpm   以下 → 50μm以内
・10,000rpm 以下 → 20μm以内
・10,000rpm 以上 → 10μm以内

となります。

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Qimc License Managerで認証時に「Connection error ...」が表示されて認証できない。

A

imc License ManagerのGUI右上にある[Info]でバージョンをご確認ください。

Version 3.Xまたはそれ以前のバージョンの場合はネットワークセキュリティのためimc社ライセンスサーバーに接続することができません。

下記URLの弊社ダウンロードサイトから最新版のimc License Managerをダウンロードしてから、インストールをお願いいたします。

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Qオクターブ分析結果の3D表示

A

測定データに対してオクターブ分析を行い、これを3D表示させるため、以下のシーケンス作成しました。

data = sin ( ramp ( 0, 1/40000, 1000 ) * (6.28 * 300) )
OctI(0, -1, 1, -1, 0, 0, 0) ; 1/1オクターブ、Fast時間重み
res = OctA( data, 16, 8000) ; 解析周波数16~8000Hz

1/1オクターブ解析のため16, 31.5, 63, 125, 250, 500, 1000, 2000, 4000, 8000Hz、すなわち変数resには10点ごとにFast時間重みでの1/1オクターブ解析が格納されています。

変数resを周期ごとに3D表示するには下記の2通りがあります。((1)がおすすめです。)
(1)
SetSegLen(res, 10)
のようにSetSegLen()関数で変数resをセグメント化してカーブウィンドウでウォーターフォールまたはカラーマップ表示を行ってください。

(2)
カーブウィンドウでウォーターフォールまたはカラーマップ表示を行った後、[設定]>[イベント、セグメント、間隔]をクリックして、下記のように[周期]タブで[周期の選択]に[全て]、時間の配置に[最初の周期のx0]、[周期長さ]に[10]を指定して[OK]をクリックしてください。

オクターブ分析結果設定画面

結果は下記のような表示になります。

オクターブ分析結果画面

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Qトルクトランスデューサのみ購入して、安価なブレーキを自社で購入、他は内製したいと思いますが、その際、注意すべきことを教えて下さい。

A

負荷側(ブレーキ等) から発生するリップル周波数がわかっていることと、被試験モータのリップルよりも小さなリップル(ノイズ)であることが必要です。

 

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QVersion 3.1 新機能

A

レポートジェネレータ

  • 根本的な見直し
  • 新しいオブジェクト。例:表、多角形、矢印、楕円など
  • 既存のオブジェクトに対する新しいプロパティ。例:フレーム付きのテキスト、背景のテクスチャー、配置(左・右・中央)
  • 拡張された編集コマンド。例:コピー・ペースト、連携したオブジェクト、アンドゥー
  • カーブウィンドウ・FAMOS変数リスト・波形エディターとのドラッグ&ドロップの互換性
  • 新しいリモートコントロールキット。例:列・行・セルへのデータ転送
  • OLEコンテナー

ファイルウィンドウ

  • 素早く簡単にデータディレクトリーをナビゲートする新しいファイルウィンドウ表示モード
  • imc社LOOK機能を完全に統合

カーブウィンドウ

  • カラーマップ表示
  • 拡張されたリモートコントロールキット。例:マーカー設定、測定カーソル
  • Windowsの設定と独立したプリンター設定
  • ウォーターフォール表示モードでの不等間隔のZ軸スケール
  • デジタルデータを含んだスタック表示。スペースを節約できるので、アナログとデジタルデータが混在したカーブウィンドウではアナログデータをより大きく表示
  • カーブウィンドウ設定のための新しいダイアログ。イベントやセグメントの選択・配置。いくつかのカーブウィンドウを周期比較するためのオプション

波形エディター

  • プリンターサポート
  • レポートジェネレータとのドラッグ&ドロップの互換性
  • 新しいコンテキストメニュー

シーケンスエディター

  • シーケンスの印刷
  • 新しいコンテキストメニュー

FAMOS関数

  • 移動処理(RMS, 最大、最小、合計、平均)
  • X軸の代わりにインデックスを使った新しい波形の編集関数 (カット、ペースト、データ抽出など...)
  • マルチイベント波形を扱うさまざまな関数
  • DIN IEC651 (騒音レベル測定)に準拠したA, B, C周波数特性
  • imc社のトランジショナルレコードを使ったデータリダクション・アルゴリズム
  • ASCIIファイルの行単位の読み込み・書き込み
  • 時間、あるいはX方向での波形の正しい加算、減算、除算、積算
  • 時間、あるいはX方向での波形の結合、マージ
  • FAMOS編ストから変数名を取得する関数
  • ボタンを使ったポップアップメッセージ(例:"Yes", "No" )
  • XY波形でも使用できる多くの関数。例:微分、積分
  • FFT関数のためのフラットトップウィンドウ

その他

  • FAMOSを終了してもオペーションボックスのコマンド履歴を使用できます。
  • オペレーションボックスのためのコンテキストメニュー
  • 拡張された変数リストのためのコンテキストメニュー
  • 変数リスト:新しいキーボードショートカット、文字を入力するとその文字で始まる変数にジャンプします。
  • 既存の変数を再読込したときに変数名を変更したり上書きするための向上したダイアログ。新しいオプション<全てを上書き>
  • XYや複素波形でもダイアログを使ってASCII保存できます。
  • ツールバーや関数ボタンのためのツールチップ(少し遅れてヘルプがポップアップします)

関数の詳細

関数 詳細
波形編集
CutIndex インデックス番号で指定された区間を切り出します。
ValueIndex インデックスで指示された位置のY座標を返します。
SetIndex 指定したインデックス番号を新しいY座標値で設定する。
RekplIndex 元の波形の一部をインデックス番号を参照して、新しいデータに置き換えます。
マルチイベント波形の取扱い
EventNew イベントの設定されていないデータからマルチイベントデータを作成します。
EventNum? マルチショット波形のイベントの数を取得する。
EventAppend マルチイベントデータに新しいイベントを追加します。
EventDel マルチイベントデータからイベントを削除します。
EventGet マルチショット波形からイベントを取り出す。
EventProp? マルチイベントデータのイベントのプロパティを取得します。
EventProp マルチイベントデータのイベントのプロパティを設定します。
EventJoin マルチイベント波形のイベントを破棄する。(1つのイベントに結合する。)
EventSet マルチイベントデータを定義したイベントと置き換えます。
移動平均など
MvRMS データ低減付き移動RMSの算出
ExpoRMS データ低減付き指数重みをかけたRMS
MvMin ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの最小値
MvMax ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの最大値
MvMean ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの平均値
MvSum ポイント数を指定し、その区間を移動させながらの積算値
時間とオフセットの結合
Add 2つの値の和算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。
Sub 2つの値の減算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。
Mult 2つの値の積算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。
Div 2つの値の除算を取ります。結果はX軸の共通部分のみ返されます。
Append 2つの波形を結合します。
ASCIIファイルの書き出しと読み込み
FileOpenASCII ASCIIファイルを開く
FileLineWrite 開かれたASCIIファイルに1行を書き込む
FileLineRead 開かれたASCIIファイルの1行を読み込む
その他
ABCRating DIN IEC 651に従うA,B,C特性
TransRec imc社のトランジショナルレコードを使ったデータリダクション・アルゴリズム
Sum データの合計を求めます。
atan2 アークタンジェント、デカルト座標での角度
VarExist? 変数が存在するか返す
VarGetInit FAMOSロードされている変数の総数を返します。
VarGetName? 指定した変数名を返す
SetBoxPos ポップアップする出力ボックスの大きさと位置を設定する。
BoxMessage 出力メッセージボックスを表示させる。

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Qカーソルで指定した2点を通る直線を求める

A

Show DATA

CvWin( DATA, 9)

Ret=BoxMessage("Line1設定", "Line1を決定するポイントにカーソルを置き、
確定した後でOKボタンを押してください", "!1")

 X1 = CvCursor( DATA, 1)

 X2 = CvCursor( DATA, 2)

 Y1 = Value( Check1, X1)

 Y2 = Value( Check1, X2)


 Point1 = XYof(leng(0,2), Leng(0,2))

 Point1[1].x = X1

 Point1[2].X = X2

 Point1[1].y = Y1

 Point1[2].y = Y2

          CvYAxis( DATA, 2)

 CvYAxis( DATA, Point1, 0, 0, 0, 400+5000+70000, -2)

2点間の直線の係数を求めるために関数"Poly"を使用します。
Polyは標準波形しか引数に使用できないので、一度標準波形に変換します。

 TempLine = XYdt( Point1.X, Point1.Y, 0.01)

 Line1Coff = Poly( TempLine, 1, 2)
         Line1    = Line1Coff[2]*ramp( Min(Check1Volt),
(Max(Check1Volt) - Min(Check1Volt))/100, 100)+Line1Coff[1]
           CvYAxis( DATA, Line1, 0, 0, 0, 400, -2)

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QウォーターフォールのZ方向を正しく表示させたい

A

OROSデータを読み込んだ場合、ウォーターフォールデータはZ方向のデータを持ちません。セグメント番号で管理しています。

従って、ご指摘のようにそのまま表示すると奥行き方向はセグメント番号で表示されます。

この奥行き方向には回転数や時間などが対応します。これらのデータはX軸がセグメント番号になっています。

ここで、回転数が等間隔になっている場合、Z方向のオフセットとサンプリング間隔を設定すれば正しく表示されます。

通常、緩加速データではこの方法で問題ありません。

OROSは測定時の回転数を記録するため、データ不等間隔になっていますが、データ測定時にユーザーは開始回転数やデルタ回転数を設定しているはずです。従って、回転数に多少の誤差があったとしても仕方がないと考え、これらの値を設定します。

FFTメーカーの製品には自動的にこの補正を行い、設定どおりの回転数を出力しているものもあります。

しかし、実際には上と同じ補正を行っています。

ここで、下図のように回転数の変動が激しい、急加速の場合が問題となります。

この場合、回転数データに対応させたラベリングを行わないといけません。

これを実現するためには、セグメントデータをそれぞれ標準波形に変換して、Z方向のオフセットを指定します。

以下にサンプルシーケンスを示します。

;-----------------------------------------
;データの置き換え
DATA = const_b_wf:Wtf_Spectrum_updown
RPM = const_b_wf:RPM_Profile_Tach_1_RPM
;-----------------------------------------

i=1
;結果を格納する変数
NewData = GrNew()

;---------------------------
;全てのセグメントに対して処理
;---------------------------

While i<=Leng?(Data)/SegLen?(Data) ;セグメントを分解するので名前をつける
Name = TAdd( "segment", Tform(i,"F00"))
<Name> = DATA[i]

;プロパティを設定

SetZOff( <Name>, RPM[i])
SetColor(<Name>, RGB(0,0,0))
SetUnit(<Name>, "RPM", 2)

;グループ変数に追加
GrChanAppend( NewData, <Name>)
Delete <Name>
i=i+1
End
Delete
Name
Delete i

注意

Z方向の表示が上図のように表示されない場合、カーブウィンドウメニュー”オプション/3D”を選択して、

データのZ方向を”データのZ座標を加える”を選択してください。

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QFAMOSを使った周波数解析サンプル

A

はじめに

FAMOSシーケンスの内容を説明するために、振動波形データを1チャンネルのみに限定してシーケンスを作成しました。

サンプルファイルはこちらからダウンロードしてください。

FAMOSを使用する前に

作成したFAMOSのシーケンスでは”Spectrum Kit[1](スペクトラムキット)”を使用します。スペクトラムキットを利用するためには、以下の手順に従って設定する必要があります。

1)FAMOSを起動

2)メニュー”Option/ Register Kits”を選択します。

3)起動したダイアログから”Spectral-Analysis [im7spct0.dll]”をチェックします。ここでチェックしたキットがFAMOSで利用できます。

以上でFAMOSの準備は終了です。

インストール

作成したサンプルシーケンスをインストールします。

1)ディレクトリーを作成します。

C:\TOYO\

2)以下のファイルを作成したディレクトリーにコピーします。

機能

ファイル名

説明

データファイル

C002d01.raw

振動波形データ

I001d01.raw

エンジン回転数データ

簡易3D FFT解析

FFT.seq

シーケンスファイル

FFT.ccv

グラフ設定ファイル

3D FFT解析

FFT2.seq

シーケンスファイル

FFT2.ccv

グラフ設定ファイル

クランク角連動時間波形

Event.seq

シーケンスファイル

Event.ccv

グラフ設定ファイル

RPM‐Vpp表示

XY.seq

シーケンスファイル

XY.ccv

グラフ設定ファイル

定幅トラッキング分析

Order.seq

シーケンスファイル

Order.ccv

グラフ設定ファイル

解析内容

簡易3D FFT解析

最終的な目的は周波数と回転数の3D表示ですが、最初に簡単な3Dのサンプルを示します。このシーケンスでは時間波形をFFTし、周波数とその時間経過を3D表示しています。回転数を徐々に変化させる場合などには、時間経過が回転数に相当するため簡単に解析できます。

カーブウィンドウのメニューから”Opt./ Display”を選択して、”Waterfall”をチェックすると、以下のように表示されます。

3D FFT解析

周波数と回転数の3D表示です。

RPM‐Vpp表示

回転数とVpp(Peak-to-Peak)を作成します

Peak-to-Peakを計算する区間はクランク角2回転分としています。

 

RPM‐Vpp表示

時間波形からクランク角で2回転分を切り出します。

回転信号に対して、開始・終了回転数を設定し、回転数の刻み幅毎にクランク角2回転分の振動波形を切り出します。

各回転数に対応する波形を表示させるためには、カーブウィンドウの上で右クリックして、コンテキストメニューから”Window Configuration”を選択してください。

起動したダイアログの”Event”タブを選択して、下の図のように選択します。

“This Event”に希望する番号を入力してください。このサンプルでは、3000[RPM]がNo.1で以降10[RPM]毎にインクリメントしていきます。

このとき、ダイアログを表示させたままカーブウィンドウの表示が変化することを確認してください。

定幅トラッキング

振動波形を定幅トラッキング解析します。計算は最初に3D FFT解析を行い、その後各次数成分とオーバーオール値を求めます。

シーケンスファイルの実行方法

詳しい説明はマニュアルを参照してください。

1) ーケンスファイル実行させるためには、最初にFAMOSにデータを読み込んでください。データが読み込まれると、変数リストに変数名が表示されます。

2) 次にシーケンスファイルを読み込みます。FAMOSのメニュー”Extra/ Sequece Editor”を選択します。選択すると、下図のようにエディターが起動します。

3)シーケンスエディターのメニュー”File/ Load”を選択して、希望のシーケンスを読み込みます。

4)シーケンスを実行させるためには、メニュー”Run/ Start”を選択します。このメニューを選択するとシーケンスが最後まで完全に実行されます。1行ずつコマンドを実行させるためには、メニュー ”Run/ Step”を選択します。この方法で各ステップを確認しながら実行することを勧めます。ステップ実行では、各ステップの計算結果を確認することができま す。

プログラム

ページの都合上、改行を入れてある部分があります。正確にはシーケンスファイルを参照してください。

7.1 簡易3D FFT解析

;**************************************************
;FFT.Seq
    振動波形を3次元表示します。(周波数・回数・レベル)
    この方法は、非常に簡単ですが、FFTのように回数軸がRPMにはなりません。
    時間の経過に対するFFT結果の推移を観察できます。

; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。
;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。
;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。
;**************************************************

;----------------------------------
;ベースディレクトリーを設定します。
;ユーザーの環境に合わせて変更してください。
;----------------------------------
FT_Dir = "c:\TOYO\"

;----------------------------------
;データを設定します。
;----------------------------------
FT_Input = Channel_03

;---------------------------------------------
;フィルターを使用するときには、次のコマンドを利用します。
;先頭のセミコロン";"を取り除くと、コマンドが利用できます。

; ;フィルターのパラメータを変更したいときには、直接パラメータを変更しても良いですが、
;フォーミュラーアシスタントを利用すると便利です。
;その方法は、
; 1) "FiltLP"の上にカーソルを置き、
; 2) "SHIFT+F1"キーを押してください。
; 3) フォーミュラーアシスタントが起動しますので、パラメータを入力します。
; 4) "Sequence"というボタンを押すと、コマンドが変更されます。
;---------------------------------------------
;XY_Input = FiltLP(XY_Input, 0, 0, 2, 500)
;FFTパラメータ
FT_WindowWidth = 1024 ; ポイント数
FT_WindowType = 2 ; 0:Rectangle / 1:Hamming / 2:Hanning / 3:Blackman / 4:Blackman-Harris / 5:Flat Top
FT_Overlapping = 50 ; [%]
FT_Reduction = 1
FT_AveragingType = 0

;定常(DC)成分を取り除きます
FT_Input = FiltHP( FT_Input, 0, 0, 2, 0.5)

;FFT演算を行います。
Result = AmpSpectrumPeak(FT_Input,FT_WindowWidth,FT_WindowType,FT_Overlapping,FT_Reduction,FT_AveragingType )

;結果を表示します。
Show Result
CvConfig( Result, TAdd( FT_Dir, "FFT.ccv"))

;テンポラリー変数を削除します。
Del FT_*

7.2 3D FFT解析

;***************************************************************
;FFT2.seq
;    振動波形を3次元表示します。(周波数・回転数・レベル)
;    カーブウィンドウでの3D表示の場合、回転数に相当するZ軸は等間隔でプロットされなければなりません。
;    従って、この方法では回転数を一定刻み幅で設定し、そのときの波形に対してFFT演算を実行しています。

; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。
;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。
;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。
;***************************************************************

;----------------------------------
;ベースディレクトリーを設定します。
;ユーザーの環境に合わせて変更してください。
;----------------------------------
XY_Dir = " c:\TOYO\"

;----------------------------------
;データを設定します。
;----------------------------------
XY_Pulse = Inc_Encod_01
XY_Input = Channel_03

;--------------------------------------------------
;FFTパラメータ
XY_WindowWidth = 1024 ; ポイント数
XY_WindowType = 2 ; 0:Rectangle / 1:Hamming / 2:Hanning / 3:Blackman / 4:Blackman-Harris / 5:Flat Top
XY_Overlapping = 50 ; [%]
XY_Reduction = 1
XY_AveragingType = 0
;--------------------------------------------------

;定常(DC)成分を取り除きます
XY_Input = FiltHP( XY_Input, 0, 0, 2, 0.5)

;---------------------------------------------
;フィルターを使用するときには、次のコマンドを利用します。
;先頭のセミコロン";"を取り除くと、コマンドが利用できます。

; ;フィルターのパラメータを変更したいときには、直接パラメータを変更しても良いですが、
;フォーミュラーアシスタントを利用すると便利です。
;その方法は、
; 1) "FiltLP"の上にカーソルを置き、
; 2) "SHIFT+F1"キーを押してください。
; 3) フォーミュラーアシスタントが起動しますので、パラメータを入力します。
; 4) "Sequence"というボタンを押すと、コマンドが変更されます。
;---------------------------------------------
XY_Input = FiltLP(XY_Input, 0, 0, 2, 500)

;--------------------------------------------
;回転数の設定
;--------------------------------------------
XY_RPM_Start = 700 ;解析開始回転数
XY_RPM_STOP = 3000 ;解析終了回転数
XY_RPM_delta = 10 ;回転数の刻み幅

;計算するポイント数を求めます
XY_Data_num = 1+Abs((XY_RPM_Stop-XY_RPM_Start)/XY_RPM_delta)

;結果を格納する配列を作成します。
;FFTのデータ数が1024点の場合、FFT演算結果は513となります。
;従って、513×演算回数分の2次元マトリクスを用意します。
Result = Leng( 0, (XY_WindowWidth/2+1)*XY_Data_num)
SetSegLen( Result, (XY_WindowWidth/2+1))

;時間データを切り出す時間です。
XY_delta_Time = XY_WindowWidth*XDel?( XY_Input)/2

XY_i=1
XY_RPM = XY_RPM_Start
While XY_RPM<=XY_RPM_Stop

;指定回転数に対応する測定時間の取得
XY_X_Center = Pos( XY_Pulse, XY_RPM)

;1回分のFFTに必要な時間データを取り出します
XY_Temp_Data = Cut( XY_Input, XY_X_center-XY_delta_Time, XY_X_center+XY_delta_Time)

;1回分のFFTを行います。
XY_Seg_Dat = AmpSpectrumPeak( XY_Temp_Data, XY_WindowWidth, XY_WindowType, XY_Overlapping, XY_Reduction, XY_AveragingType )
XY_Delta = Xdel?(XY_Seg_Dat)

;テンポラリーのデータに算出した値を格納します。
Result[ XY_i] = XY_Seg_Dat[1]

XY_i=XY_i+1
XY_RPM = XY_RPM+XY_RPM_delta
End

SetUnit( Result, "RPM", 2)

SetZoff( Result, XY_RPM_Start)
SetZdel( Result, XY_RPM_delta)
XUnit Result "Hz"
Result = Xdel( Result, XY_Delta)

Show Result
CvConfig( Result, TAdd( XY_Dir, "FFT2.ccv"))

Del XY_*

7.3 RPM‐Vpp表示

;***************************************************************
;XY.seq
; 回転数とVpp(Peak-to-Peak)を作成します
; Peak-to-Peakを計算する区間はクランク角2回転分としています。

; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。
;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。
;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。
;***************************************************************

;----------------------------------
;ベースディレクトリーを設定します。
;ユーザーの環境に合わせて変更してください。
;----------------------------------
XY_Dir = " c:\TOYO\"

;----------------------------------
;データを設定します。
;----------------------------------
XY_Pulse = Inc_Encod_01
XY_Input = Channel_03

;---------------------------------------------
;フィルターを使用するときには、次のコマンドを利用します。
;先頭のセミコロン";"を取り除くと、コマンドが利用できます。

; ;フィルターのパラメータを変更したいときには、直接パラメータを変更しても良いですが、
;フォーミュラーアシスタントを利用すると便利です。
;その方法は、
; 1) "FiltLP"の上にカーソルを置き、
; 2) "SHIFT+F1"キーを押してください。
; 3) フォーミュラーアシスタントが起動しますので、パラメータを入力します。
; 4) "Sequence"というボタンを押すと、コマンドが変更されます。
;---------------------------------------------
;XY_Input = FiltLP(XY_Input, 0, 0, 2, 500)

;--------------------------------------------
;回転数の設定
;--------------------------------------------

XY_RPM_Start = 700 ;解析開始回転数
XY_RPM_STOP = 3000 ;解析終了回転数
XY_RPM_delta = 10 ;回転数の刻み幅

;計算するポイント数を求めます
XY_Data_num = 1+Abs((XY_RPM_Stop-XY_RPM_Start)/XY_RPM_delta)

;テンポラリーのデータです
XY_X_data = Leng(0, XY_Data_num)
XY_Y_data = Leng(0, XY_Data_num)

XY_i=1
XY_RPM = XY_RPM_Start
While XY_RPM<=XY_RPM_Stop

;指定回転数に対応する測定時間の取得
XY_X_Center = Pos( XY_Pulse, XY_RPM)

;2回転に対応する時間を求めます
XY_RPM_Time = 2/(XY_RPM/60)

;回転数に対応する時間の2回転分を切り出します。
XY_Temp_Data = Cut( XY_Input, XY_X_center-XY_RPM_Time, XY_X_center+XY_RPM_Time)

;この区間のPeak-to-Peakを求めます。
XY_Vpp=Max( XY_Temp_Data)-Min( XY_Temp_Data)

;テンポラリーのデータに算出した値を格納します。
XY_X_Data = ReplIndex( XY_X_Data, XY_RPM, XY_i)
XY_Y_Data = ReplIndex( XY_Y_Data, XY_Vpp, XY_i)

XY_i=XY_i+1
XY_RPM = XY_RPM+XY_RPM_delta
End

;XY波形を作成します
Result = XYof( XY_X_Data, XY_Y_Data)

;単位を設定します
XUnit Result "RPM"
YUnit Result "μS"

Show Result
Del XY_*

7.4 RPM‐Vpp表示

;****************************************************************
;Event.Seq
;    時間波形からクランク角で2回転分を切り出します。
; 回転信号に対して、開始・終了回転数を設定し、回転数の刻み幅毎にクランク角2回転分の振動波形を切り出します

; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。
;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。
;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。
;****************************************************************

;----------------------------------
;ベースディレクトリーを設定します。
;ユーザーの環境に合わせて変更してください。
;----------------------------------
Ev_Dir = " c:\TOYO\"

;--------------------------------------------
;回転数の設定
;--------------------------------------------

EV_RPM_Start = 700 ;解析開始回転数
EV_RPM_STOP = 3000 ;解析終了回転数
EV_RPM_delta = 10 ;回転数の刻み幅
;--------------------------------------------
;データの設定
;--------------------------------------------

EV_Pulse = Inc_Encod_01
EV_Input = Channel_03

;---------------------------------------------
;フィルターを使用するときには、次のコマンドを利用します。
;先頭のセミコロン";"を取り除くと、コマンドが利用できます。

; ;フィルターのパラメータを変更したいときには、直接パラメータを変更しても良いですが、
;フォーミュラーアシスタントを利用すると便利です。
;その方法は、
; 1) "FiltLP"の上にカーソルを置き、
; 2) "SHIFT+F1"キーを押してください。
; 3) フォーミュラーアシスタントが起動しますので、パラメータを入力します。
; 4) "Sequence"というボタンを押すと、コマンドが変更されます。
;---------------------------------------------
;XY_Input = FiltLP(XY_Input, 0, 0, 2, 500)

;*****************************************
;1回目のみイベントデータを新規に定義します
;*****************************************

;指定回転数に対応する測定時間の取得
EV_RPM = EV_RPM_Start
EV_X_Center = Pos( Ev_Pulse, EV_RPM)

;2回転に対応する時間を求めます
EV_RPM_Time = 2/(EV_RPM/60)

;回転数に対応する時間の2回転分を切り出します。
EV_Temp_Data = Cut( EV_Input, EV_X_center-EV_RPM_Time, EV_X_center+EV_RPM_Time)

;データをイベントデータとして記録します。
Result = EventNew(EV_Temp_Data, 0)

;*****************************************
;2回目以降はイベントデータに追加します。
;*****************************************
EV_RPM = EV_RPM+EV_RPM_delta
While EV_RPM<=EV_RPM_Stop

;指定回転数に対応する測定時間の取得
EV_X_Center = Pos( EV_Pulse, EV_RPM)

;2回転に対応する時間を求めます
EV_RPM_Time = 2/(EV_RPM/60)

;回転数に対応する時間の2回転分を切り出します。
EV_Temp_Data = Cut( EV_Input, EV_X_center-EV_RPM_Time, EV_X_center+EV_RPM_Time)
EventAppend( Result, EV_Temp_Data, 0)

EV_RPM = EV_RPM+EV_RPM_delta
End

Show Result
CvConfig( Result, TAdd( Ev_Dir, "Event.ccv"))

Del Ev_*

7.5 定幅トラッキング分析

;***************************************************************
;Order.seq
;    振動波形を次数分析します。

; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。
;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを
;組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。
;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。
;***************************************************************

;----------------------------------
;ベースディレクトリーを設定します。
;ユーザーの環境に合わせて変更してください。
;----------------------------------
OR_Dir = "c:\TOYO\"

;------------------------------------
;次数を設定します。
;------------------------------------
OR_Order2 = 2 ;次数
OR_Order4 = 4 ;次数
OR_Order_delta = 5 ;[Hz]

;------------------------------------
;ウォーターフォール波形を作成
;------------------------------------
OR_TempDir = TAdd( OR_Dir, "FFT2.seq")
Sequence <OR_TempDir>

;------------------------------------
;ウォーターフォールから回転数の情報を取得
;------------------------------------
OR_RPMStart = ZOff?( Result)
OR_delta = ZDel?( Result)
OR_num = Leng?( Result)/SegLen?( Result)
OR_RPMStop = OR_RPMStart + OR_delta*(OR_num-1)

;----------------------------------
;結果を格納する配列を作成します。
;----------------------------------
ResOrder2 = Leng( 0, OR_num)
ResOrder4 = Leng( 0, OR_num)
ResOrderOA = Leng( 0, OR_num)

OR_i = 1
OR_RPM = OR_RPMStart
While OR_RPM<=OR_RPMStop

;2次成分を取り出します。
OR_Temp1 = Cut( Result[OR_i], OR_RPM/60*OR_Order2-OR_Order_delta, OR_RPM/60*OR_Order2+OR_Order_delta)
ResOrder2 = ReplIndex( ResOrder2, RMS( OR_Temp1), OR_i)

;4次成分を取り出します。
OR_Temp2 = Cut( Result[OR_i], OR_RPM/60*OR_Order4-OR_Order_delta, OR_RPM/60*OR_Order4+OR_Order_delta)
ResOrder4 = ReplIndex( ResOrder4, RMS( OR_Temp2), OR_i)

;OverAllを計算します
OR_Temp = Sqrt( SUM( Result[OR_i]^2))
ResOrderOA = ReplIndex( ResOrderOA, OR_Temp, OR_i)

OR_i = OR_i+1
OR_RPM = OR_RPM+OR_delta
End

;----------------------------------
;波形の表示
;----------------------------------
Show ResOrder2
CvYaxis( ResOrder2, ResOrder4, 0, 0, 0, 400, -2 )
CvYaxis( ResOrder2, ResOrderOA, 0, 0, 0, 400, -2 )

ResOrder2 = XOff( ResOrder2, OR_RPMStart)
ResOrder2 = XDel( ResOrder2, OR_delta)
SetComm( ResOrder2, "2次")

ResOrder4 = XOff( ResOrder4, OR_RPMStart)
ResOrder4 = XDel( ResOrder4, OR_delta)
SetComm( ResOrder4, "4次")

ResOrderOA = XOff( ResOrderOA, OR_RPMStart)
ResOrderOA = XDel( ResOrderOA, OR_delta)
SetComm( ResOrderOA, "O.A.")

XUnit ResOrder2 "RPM"

CvConfig( ResOrder2, TAdd( OR_Dir, "Order.ccv"))

;-----------------------------------
;変数の削除
;-----------------------------------
Del OR_*
Del Result

[1]キットとはFAMOSの機能を拡張させる関数です。スペクトラムキットには周波数解析用の関数が多数含まれます。

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Qサンプリング速度と解析レンジ

A

最大解析レンジは、サンプリング速度÷2.56になります。
最大解析レンジ以下は、最大解析レンジの1/2, 1/4, 1/5, 1/8, 1/10, 1/20, 1/25・・・の順に解析レンジを設定することができます。

例えばサンプリング速度が51.2kS/sの場合は、最大解析レンジが51.2kS/s÷2.56=20kHzとなります。
以下、10kHz, 5kHz, 4kHz, 2.5kHz, 2kHz, 1kHz, 800Hz・・・となります。

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Qテーブルビュー: テーブルセルにテキストを動的に設定したい

A

関数”DlgSetCellText”関数を使用してください。

 DlgSetCellText ("Table", 1, 1, "セル内容")

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