FAQ
FAQ検索結果
検索キーワード:
Q出荷時にどのような書類が添付されますか?
Q校正証明書は付かないのでしょうか?
QAHB / BHB / HB の違いは何でしょうか?
ブレーキの冷却方式の違いです。
AHBシリーズ:エアコンプレッサー空冷式
BHBシリーズ:ブロア空冷式(ブロワが付属した製品)コンプレッサーは不要となります。
HBシリーズ: 空冷機構の無いブレーキ
QCAD図面はありますか?
下記のサイトに図面があります。
AHBシリーズ:https://www.magtrol.com/product/ahb-series-compressed-air-cooled-hysteresis-brakes/
(Specifications and Drawings のタブ内)
BHBシリーズ: https://www.magtrol.com/product/bhb-series-blower-cooled-hysteresis-brakes/
(Specifications and Drawings のタブ内)
HBシリーズ:https://www.magtrol.com/product/hysteresis-brakes/
(Specifications and Drawings – Metric のタブ内)
掲載された図面以外のものが必要な場合は弊社へお問い合わせください。
Qなぜヒステリシスブレーキはコギングトルクが発生するのですか?
ヒステリシスブレーキは、軸が回っていない状態のまま印加されている電流を下げると (磁束を減らすと) ロータに加わっていた磁化状態が残ってしまいます。するとロータに残った磁極がステータのケースとポールの間に留まろうとします。この状態をコギングと呼んでいます。
この状態でブレーキの軸を回転させると、ガタガタと回ってしまい、トルク計測等の試験に影響を及ぼします。
Qコギングトルク除去の方法を教えてください。
除去の手順:
- ブレーキのシャフトにモータが接続されている場合は取り外します。
- ブレーキ電源のスイッチを入れます。
- ブレーキのシャフトを回しながら、徐々にブレーキ電流を上げていき、軸がガタガタせずスムーズに回るところまで電流を上げます。
- 軸がスムーズに回ったら、軸を回し続けながら、電流を徐々に下げて0にします。
- 軸がガタガタせず、スムーズに回っていることを確認して、ブレーキ電源のスイッチを切ります。
Qブレーキに電流を流していなくてもトルクが出るのはなぜですか?
ブレーキにドラッグトルク(オフセットトルク)があるためです。
ドラッグトルクの原因は、軸受けの摩擦力や回転軸の風損(風切りの摩擦)です。
AHBシリーズの場合、下記のヒステリシスブレーキカタログ3ページ目に、1000rpm時のドラッグトルク値があります。
https://www.toyo.co.jp/files/user/img/product/mecha/pdf/hysteresis_brakes.pdf
回転数が高くなるとドラッグトルクは大きくなります。最大回転数でのドラッグトルクは、1000rpm時に比べて3倍から5倍程度の大きさになります。
Qカタログ記載の最大電力(5分以内、連続)とは何ですか?
試験時間が長くなるほどブレーキ本体の温度が上昇するため、長時間の試験と短時間の試験で最大吸収電力(ブレーキが許容できる発熱量)は異なります。そのため、5分以内の使用時と連続使用時で最大電力を分けて記載しています。
Q吸収電力の考え方を教えてください。
ブレーキを選定するには、最大トルク、最大回転数、最大電力の3つ全てが試験条件の範囲に入っていることを確認します。試験が短時間か連続なのかによって、ブ レーキの最大電力は異なっています。
電力は、 電力= (2π÷60) ×トルク[Nm] × スピード[rpm]で計算できます。
Q最大電力[W] を超えて使うとどうなりますか?
ブレーキのカップ状ロータが膨張してステータに接触し、破損するおそれがありますので、
最大電力を超えないように使用する必要があります。
Qブレーキの温度を監視することはできませんか?
オプション対応でヒステリシスブレーキ内部のコイルにサーモスタットを組み込むことができます。それにより温度異常時にはブレーキに流れる電流は遮断されます。
詳細は別途弊社までご相談ください。
Qどのような電源を用意すればよいですか?
ヒステリシスブレーキのトルクを発生させるもととなる磁束は電流に比例するため、電源はDCかつ電流一定制御(CCモード)があるものをご用意ください。
Q電圧を一定にしてもブレーキが熱くなるとトルクが変わってしまいます。
ヒステリシスブレーキが発生する磁束は電流に比例します。DC電源の操作は電圧制御(CVモード) ではなく電流制御(CC)としてください。
より厳密なトルク制御が必要な場合はトルク計とコントローラDSP7000を組み合わせてPIDトルク制御をしてください。
Q電流 – トルク特性のカーブとトルク値が違っているようですが…
電流 – トルク特性のカーブはブレーキの設計値のため、実際には±10%程度の個体差があります。
実際に製造したブレーキの電流 – トルク特性は、購入と同時のオプションで添付可能です。
正確にトルク値の計測・制御を行いたい場合は、トルク計及びコントローラDSP7000を使用する必要があります。
Qもっと高い最高回転数のモデルはありませんか?
QAHBの空冷時の発生音はどのくらいでしょうか?
QBHBシリーズのブロワ騒音を下げたいのですが…
Q82 データ収録装置の供給電流の限界が2mAである場合、ローノイズマイクロホンに十分な定電流を得るにはどうしたら良いですか?
378A04は非常に低い音圧を測定することができますが、そのためには、通常のマイクロホンやその他のICP®センサに必要な2mAよりも高い電流を、この特別なマイクロホンとプリアンプに供給する必要があります。最低でも4mAが必要です。4mAの電流を供給できないデータ収録システム(DAQs)や音圧計測器もあるため注意してください。
励起電圧と励磁電流は、2つの異なるものです。マイクロホンが高い音圧入力に応答するとき、電圧出力が制限されないように、適切な励起電圧が必要です。マイクロホンがダイナミックレンジ全域で正確に動作するためには、シグナルコンディショナから供給される励起電圧は、出力バイアス電圧にピーク時の出力電圧を加えたもの以上である必要があります。励起電圧は、マイクロホンが動作するのに必要なパワーとより密接に関係しています。プリアンプとケーブル負荷の要件に基づいて、マイクロホンは必要なだけの電流を引き込みます。シグナルコンディショナやDAQがチャンネル毎に4mAを供給できない場合には、以下のような方法があります。
4mAを得るための方法:
- PCB®のラインナップに加わった480M122型シグナルコンディショナは、480E09型シグナルコンディショナのようにゲイン付き単チャンネル電池駆動型です。480E09と異なる点は、480M122は標準の4mAを供給できます。電池駆動型なので、480M122型の固有ノイズは、シグナルコンディショナとしては非常に低いです。
- 他のラインパワー駆動式のPCBシグナルコンディショナで、2mA以上のシグナルコンディショナを扱えるものを購入することです。例えば482C05型 4チャンネルモデルは、初期電流設定4mAでユーザーが後で調節可能です。
- マイクロホンを、データ収録機の2つのチャンネルに並列に接続します。電流は、各チャンネルが2mAの多チャンネルデータ収録機の2つのチャンネルに分割されます。各チャンネルが2mAの場合、合計電流は4mA(またはマイクロホンが必要とする電流3.0mA、3.5mAなど)となります。これは "T"コネクタで実現されます。以下は、4mAを必要とする378A04型マイクロホンと共に、2mAの定電流しか必要としない標準アレイマイクロホン(130E22)を示す図です。
- チャンネルごとに4mAの能力を持つモデルを選ぶ。そうすれば、Tコネクタを使用する必要はありません。
Q81 マイクロホンを、設計された音場以外でも使用できますか?その場合はどのような補正が必要ですか?
拡散音場マイクロホンをお持ちでなく購入も困難である場合は、メーカーの補正表があれば、既存のマイクロホンを使用して音場型に応じてマニュアル補正することができます。自由音場型(FF)マイクロホンを拡散音場に補正した例を下記に示します。他のマイクロホン音場応答(自由音場FF、拡散音場RI、音圧)で補正することもできます。
下図では、½インチPCB® 377B02マイクロホンを、自由音場(FF)、拡散音場(RI)、音圧応答に補正した場合を示します。図に示す通り、補正はマイクロホンの静電気アクチュエータ応答に対して行われます。½インチマイクロホンを使用する場合、3つの音場型の応答の差は、1 kHzまではごくわずかです(½インチマイクロホンをどのような音場で使用しても、1 kHz以下の周波数では、マイクロホンの直径に比べて波長が大きいため、同様な応答が得られます)。下図のように、1 kHzを超えると応答カーブ間の乖離が大きくなります。
自由音場カーブでは補正値が大きく、拡散音場や音圧応答では補正値が小さいことに留意して、必要な音場にマニュアル補正する際には、補正値を加算するのか減算するのか判断してください。
下表は、任意の10の1/12オクターブバンド中心周波数における補正値を示しています。
PCBマイクロホン「377B02」は、自由音場(反射面の無い開空間)で正確に測定できるよう設計されています。「377B02」を使って自由音場における10kHzでの正確な応答を得るためには、第二列で示されているように4.99 dBを加算する必要があります。
第3列(拡散音場)を見ると、10,000 Hzでの補正値は1.42 dBとなっています。
自由音場型マイクロホンを、拡散音場での計測に使用してマニュアル補正するには、ネットの計測値(実測値)(例として90 dBとします)に補正値を加減します。自由音場型マイクロホンを拡散音場で使用して90 dBの信号を計測した場合、計測した周波数帯の補正値応答から、2種類の音場間の差を差し引くことになります。
10 kHzにおける自由音場と拡散音場との差は、4.99 – 1.42 = 3.57 dBとなります。
拡散音場カーブは自由音場応答よりも低いので、自由音場測定結果から拡散音場の計算結果を差し引く必要があります。
従って、自由音場型マイクロホンを自由音場で周波数10 kHzで使用して90.00 dBと測定した場合、同周波数の拡散音場では測定値は86.43 dBとなります。