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└レインフロー法
ID.
Q. ClsOffRainflowInit3 関数
A.
ClsOffRainflowInit3関数もClsOffRainflowInit1関数と同様、レインフロー法の解析用パラメータを設定します。パラメータは以下のようになります。
ClsOffRainflowInit3(ClsHandle, _IgnoreSmallspans, _Precise, _CountStartEnd, _SV_Null1, _SV_Null2, _SV_Null3)
ClsHandle | ClsOffRainflowInit1関数で作成された変数 |
---|---|
_IgnoreSmallSpans | 1つのスパンに収まる小さなスパンを無視するかどうか |
_Precise | クラスの上限 |
_CountStartEnd | 小さな振動を無視するためのヒステリシスの大きさ、1つのクラス幅が推奨値 |
_SV_Null1 | 常に0に設定しておく現在は使われていないパラメータ |
_SV_Null2 | 常に0に設定しておく現在は使われていないパラメータ |
_SV_Null3 | 常に0に設定しておく現在は使われていないパラメータ |
_IgnoreSmallSpans、_Precise、_CountStartEndは特定の値を選択するパラメータです。
_IgnoreSmallSpansは、1つのクラス内に収まってしまう小さなスパンをどのように扱うかの設定です。
0:小さなスパンもカウントします。
1:小さなスパンを無視します。
_Preciseは、スパンをどれほど精度良く計算するかの手法の設定です。
0:極値は最初にクラスに割り当てられ、次に振幅/平均の計算において振幅/スパンは引き算により求められますが、これはあまり正確ではありません。
1:スパンと平均値を正確に計算し、それに基づいてクラスに関連させます。
2:1と同様の処理に加えて、より正確にレジデューから削除を行います。
3:2と同様の処理に加えて、レジデューが消える場合にも正確に削除を行います。
4:3の処理に近いですが、ClsOffRainflowFeedSamples関数が複数回呼ばれた場合であっても、丸めずに正確なレジデューを追加します。
5:4の処理に近いですがより正確です。
特別な理由が無い限りは_Preciseの設定は5を推奨します。 ClsOffRainflowInit3関数の_Calculationにおいて2または3(ASTM E1049、HCM)を選択している場合はこの_Preciseのパラメータ設定は無視され、5と同じ動きとなります。