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OROS24ユーザーのための質問コーナー

ID.o004

Q. ウォーターフォールのZ方向を正しく表示させたい


OROSで解析したウォーターフォールデータのZ方向がセグメント番号で表示されています。正しく表示することはできますか?

A.


OROSデータを読み込んだ場合、ウォーターフォールデータはZ方向のデータを持ちません。セグメント番号で管理しています。

従って、ご指摘のようにそのまま表示すると奥行き方向はセグメント番号で表示されます。

この奥行き方向には回転数や時間などが対応します。これらのデータはX軸がセグメント番号になっています。

ここで、回転数が等間隔になっている場合、Z方向のオフセットとサンプリング間隔を設定すれば正しく表示されます。

通常、緩加速データではこの方法で問題ありません。

OROSは測定時の回転数を記録するため、データ不等間隔になっていますが、データ測定時にユーザーは開始回転数やデルタ回転数を設定しているはずです。従って、回転数に多少の誤差があったとしても仕方がないと考え、これらの値を設定します。

FFTメーカーの製品には自動的にこの補正を行い、設定どおりの回転数を出力しているものもあります。

しかし、実際には上と同じ補正を行っています。

ここで、下図のように回転数の変動が激しい、急加速の場合が問題となります。

この場合、回転数データに対応させたラベリングを行わないといけません。

これを実現するためには、セグメントデータをそれぞれ標準波形に変換して、Z方向のオフセットを指定します。

以下にサンプルシーケンスを示します。

;-----------------------------------------
;データの置き換え
DATA = const_b_wf:Wtf_Spectrum_updown
RPM = const_b_wf:RPM_Profile_Tach_1_RPM
;-----------------------------------------

i=1
;結果を格納する変数
NewData = GrNew()

;---------------------------
;全てのセグメントに対して処理
;---------------------------

While i<=Leng?(Data)/SegLen?(Data) ;セグメントを分解するので名前をつける
Name = TAdd( "segment", Tform(i,"F00"))
<Name> = DATA[i]

;プロパティを設定

SetZOff( <Name>, RPM[i])
SetColor(<Name>, RGB(0,0,0))
SetUnit(<Name>, "RPM", 2)

;グループ変数に追加
GrChanAppend( NewData, <Name>)
Delete <Name>
i=i+1
End
Delete
Name
Delete i

注意

Z方向の表示が上図のように表示されない場合、カーブウィンドウメニュー”オプション/3D”を選択して、

データのZ方向を”データのZ座標を加える”を選択してください。


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