Scribner Associates(スクリブナーアソシエイツ / USA)

SOFC評価システム AutoSOFC2シリーズ

固体酸化物形燃料電池の発電評価に必要な機能を搭載した燃料電池評価システムです。
お客様のご要望に応じて、セル昇温用加熱炉の制御を含めた全自動測定システムを構築可能です。搭載する計測器の選択により、SOFCに加え、SOECの試験にも転用できます。

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部
phone03-3245-1103
Mail:keisoku[at]toyo.co.jp

特長

計測・データの一括管理可能  SOFC自動評価システム

特 長

  • 固体酸化物形燃料電池の発電性能試験から耐久試験まで可能な自動評価装置
  • 燃料電池の標準的な試験項目を網羅した自社製の “TFT" 燃料電池評価一元管理ソフトウェアによる自動運転・データの一括管理
    (燃料供給/サンプル加熱/電気的計測/各種データ収集が一元管理化)
  • 高精度露点温度制御:露点設定±1℃以内を保証(オプション)
  • 米国Scribner社製 890ZV型 電子負荷
    または仏国Bio-Logic社製 ポテンショ/ガルバノスタットを標準採用
    (交流インピーダンス測定対応、参照極電圧測定端子付)
  • サンプルホルダ、加熱炉は別体で接続し、温度制御、データ記録可能
    アドバンス型ホルダシステム SL-2、超高温用電気化学セル ProboStat接続可能
    他社製加熱炉の接続、制御にも対応可能 (要仕様相談)
  • さまざまな特注仕様変更に対応可能
    使用する計測器により、SOEC の試験にも転用可能
  • 燃料利用率一定ガス流量制御

“TFT”一元管理ソフトウェア

MultiPEM TypeA

  • 弊社のPEFC/DMFC評価装置で実績ある自動測定・データ一括管理ソフトウェア
  • 燃料の供給条件、セル温度、負荷条件等を1つのソフトウェアで制御し、取得データを一括管理
  • 高精度露点温度制御:露点設定±1℃以内を保証(オプション)
  • 燃料電池の標準的な試験項目である定電流・定電圧・I-V 測定等・電流遮断IR測定(890CL型採用モデル)・交流インピーダンス測定(オプション)のフォーマットを完備し、燃料供給条件の変更と組み合わせて、測定の自動シーケンス測定が可能
  • 運転状況や測定値が見やすく、操作性の高いグラフィカルインターフェイス

仕様

AutoSOFC 燃料電池評価システムの標準仕様(例)

ガス供給部

アノード流量 H2 150NmL/min
制御範囲 2~100%FS
精度 ±1%FS
* 流量は変更可能です。
* 混合ガス供給も可能:オプション
(ガス種ごとに流量制御可能)
カソード流量 Air 300NmL/min
制御範囲 2~100%FS
精度 ±1%FS
* 流量は変更可能です。
* ガス種切り替え・混合ガス供給も可能:オプション
パージ流量 N2 2.0NL/min

加湿部(オプション)

加湿器 材質SUS316L
加湿範囲 室温+10℃~90℃
露点保証範囲 60℃~80℃
露点保証精度 露点設定値±1℃以内
加湿器給水 自動給水
ドレン容器排水 自動排水

セル温度制御部

方式 管状炉による加熱
温度 最大1200℃

サンプルホルダ(超高温電気化学セル用)

耐熱温度 最大1600℃
測定方式 2, 3, 4線式
サンプル形状 ディスクタイプ(直径25mmまで)
バータイプ(長さ50mmまで)
ファン・デア・ポー・タイプ
ベースユニット 加熱/水冷可能

安全機構

動作 燃料供給停止、窒素ガスパージ、セルへの負荷停止
モニター項目 非常停止ボタン、燃料ガス圧力、加湿器温度、加湿器水位、配管温度、セル温度、セル電圧、水素ガス漏洩、インターロック用外部入出力接点有

※上記仕様は標準のご提案仕様です。ご要望に応じたカスタマイズにも対応いたします。