展示会出展レポート|「JANOG57 Meeting」
2026.03.03

2026年2月11日(水)~2月13日(金)の3日間、コングレコンベンションセンター/JAM BASE(大阪市)にて開催された「JANOG57 Meeting」に参加し、ブース出展を行いました。
今回のテーマは「ふらっとJANOG」。誰もが気軽に立ち寄れるJANOGを目指した開催となり、テーマのとおり、全国から約6,000名のネットワーク運用エンジニアやシステム管理者、研究者などが集結し、会場は熱気あふれる交流と活発な情報交換の場となりました。
本イベントのホストはさくらインターネット株式会社が務め、NETCONは同社のクラウド環境上に構築されました。IPv6技術やNETCONをはじめとした最新インフラ技術に関するセッションも多数実施され、非常に内容の濃い3日間となりました。
本稿では、展示ブースの様子や最新ネットワーク技術の動向、現地ならではのエピソードとともに、JANOG57の模様をご紹介します。
>>初参加メンバーがつづった体験記【はじめての「JANOG57 Meeting」】も公開中!
1.「JANOG57 in Osaka」スタート!
いよいよJANOG57が開幕しました。今回は梅田駅直結のグランフロント大阪での開催ということもあり、初日はあいにくの雨にもかかわらず、多くの参加者がスムーズに会場へ集結。開始前から各所で技術談義が始まるなど、JANOGらしい空気に包まれていました。
登録者数は6,000名を超え、一時は新規登録が停止されるほどの盛況ぶり。参加者ストラップも2日目には配布終了となり、注目セッションでは開始前から長い列ができる光景も見られました。「どのセッションに行くか悩む」のもJANOGならではで、会場内外で議論が尽きない3日間の始まりを感じさせるスタートとなりました。

2. 東陽テクニカの出展ブースと製品紹介
長時間・大容量通信をロスなく取得できるパケットキャプチャ装置「SYNESIS」をはじめ、光伝送ネットワークやIPv6環境の高度化に対応する最新測定ソリューションを展示しました。
主な展示内容

OneAdvisor 800
●ネットワークパフォーマンステスター「OneAdvisor 800」(VIAVI Solutions 社)
最大 800G に対応するフィールド向けに最適化されたネットワークテストツール。AI活用が進む中で重要性が高まる『計測品質の担保』および『手順の再現性』を、同一UI・同フローにより実現します。
ブースでは実機を展示、操作のしやすさも好評でした!
●長時間・大容量通信をロスなく取得できるパケットキャプチャ装置「SYNESIS」(東陽テクニカ)
AI活用や運用自動化が議論の中心となったJANOG57では、障害解析の根拠となる「正確な観測データ」の重要性が改めて注目されていました。SYNESISは高速ネットワーク環境でもパケットをロスなく取得し、 最大210TBのデータを保存することで、事象の可視化や再現を可能とします。
観測基盤ソリューションとしてご紹介し、多くの来場者の皆様に関心をお寄せいただきました。
●ネットワークパケットブローカー「Niagara Networksソリューション」 (Niagara Networks社)
大容量化・複雑化が進むネットワーク環境では、取得した通信データを必要な分析・監視システムへ効率よく連携することが重要となります。Niagara Networksはトラフィックの集約・フィルタリング・分配を最適化し、SYNESISによるパケット取得データを有効活用する基盤として、運用監視や障害解析の高度化を支援するソリューションとしてご紹介しました。
●ラックマウント型リモート OTDR テスト装置「FTH-5000 ファイバーテストベッド」(VIAVI Solutions 社)
遠隔・常時監視:ラック実装のコンパクトOTDRヘッド。多数心を自動・無人で監視し、断線/劣化/タップ侵入を早期検知。MTTR短縮・誤派遣削減に効きます。
省スペース高密度:構成により1RUで72ポート級/1/3RUで48ポート級など高密度収容が可能(スイッチ拡張で更に拡大)。
事業者横断APN/光フェデレーションの広がりで、光路品質の恒常的可視化が重要に。FTH‑5000はマルチドメインの切り分け時間短縮を後押しします。
●ネットワークパフォーマンステスター「TestCenter」(VIAVISolutions 社)
次世代 AI データセンターのネットワーク検証や高速イーサネット(100M~1.6T)の性能・信頼性評価が可能。
3.「JANOG57」まとめ・雑感
〈登録者数〉登録者数: 6,191名 / 入場者数: 5,291名
〈各日の入場者数〉Day1: 3,741名 / Day2: 3,775名 / Day3: 2,946名 (事務局発表)
<初日は祝日(建国記念日)!>
祝日ということでお子様連れもいらっしゃってました。
中には『子どもに光通信について知ってほしい』と親子で来場され、当社ブースにも立ち寄っていただきました。
<スタンプラリー「た・こ・や・き」>
それぞれエリアで「た・こ・や・き」の文字を集めることで景品がもらえるスタンプラリーが実施されました。
特賞はたこ焼きセットで、大阪らしい企画として来場者の関心を集めていました
<ほっと一息・・>
お水の他、大阪ならではのたこ焼きせんべいやJANOG57プリントのビスコが配布されました。
また、カフェエリアが設けられており、ビアードパパのシュークリーム300個限定配布や無料ドリンク券などちょっと一息の際にゆっくりできるサービスも充実な3日間でした。
<ランチタイムイベント>
「女子会」や「若手向け!普段のお仕事何してる?職種まぜこぜランチ!」などランチも楽しめる魅力的な規格が盛沢山でした。

■JANOGの目玉は何といってもプログラム!
技術分野では、IPv6、クラウドインフラ、ネットワーク自動化に加え、運用高度化/障害解析におけるAI活用を扱うセッションが多数開催されました。実運用に根差した内容が中心で、会場各所で議論が続くなど、JANOGらしい活発な技術交流が見られました。
本稿では、前回(JANOG56)から今回(JANOG57)への変化を中心に雑感ベースでご紹介します。
- ▼AI活用がより実証的な段階へ
- 前回の JANOG56は、生成AIや運用自動化の導入初期の知見共有(ログ解析・コード生成・差分解消・DC運用自動化など)が目立ったのに対し、JANOG57は適用度の実証・評価へと議論が一段進んだ印象です。LLMがNETCON過去問に多数正解するなど、AIの実務適用度を評価する内容が目立ちました。 NETCON過去問 全33問中果たして何問正解したのか!個人的にかなり驚きの結果でした。正解が気になる方は、アーカイブ視聴ページへ!
NOCをAIエージェントでどこまで代替できるのかを検証し、障害検知・切り分け・原因分析の自動化余地を具体的に検討するなど、AI前提の運用像を探る議論も展開されました。 - ▼運用の“横断化・協調化
- JANOG56 が主に各組織内の自動化・省力化に焦点だったのに対して、JANOG57 では”HPCネットワークの多様化(マルチベンダー×マルチOS)や事業者間APN接続(光フェデレーション)が話題で、自社完結から協調運用へ視野が広がっている印象です。
- ▼運用基盤の重要性
- 現場Tips中心だった JANOG56 から、JANOG57 では 影響可視化ダッシュボード、デジタルツインの要件、構成管理はどこまでやるべきか といった上位レイヤ設計が強まり、「確かな計測データ × 再現可能な検証 × 共有しやすい可視化」の重要性がより活発に議論されていた印象を受けました。
当社ブースで展示したSYNESISによるロスレスなパケット取得や、VIAVI製品による再現性のある検証・測定は、AI時代のネットワーク運用を支える“観測基盤”として、今回の議論と高い親和性を感じました。
こうした流れの中で、当社ブースでも広帯域トラフィックの計測・事前検証・可視化に関するご相談を多く頂いた印象です。AI時代の運用を支える「確かな計測」「再現性のある検証」「全体を見通す可視化」というテーマとの一致を強く実感した3日間となりました。
※詳細やアーカイブ配信については、「JANOG57 プログラム一覧(タイムテーブル)」をチェックしてください。
4.「Tech Tiles(テックタイルズ)」でつながる技術者の縁
今年のInteropからスタートした業界横断型ノベルティ企画。JANOG57では50社以上の企業が参加し、各社の個性が光るステッカーを来場者に配布。さらに出展社同士でもステッカーを交換し合い、技術者間の会話のきっかけを創出していました。
東陽テクニカは「JANOG57」限定デザインを作成、配布しました!
※「Tech Tiles」についてはこちらをご覧ください。
また、今まで作成したステッカーは、東陽テクニカ Tech Tiles コレクションページでご紹介しています。

▼次回開催情報▼
「JANOG58」の概要は以下です。
日時:2026年7月15日(水)~17日(金)
開催場所:愛媛県松山市
会場:愛媛県県民文化会館
ホスト:アリスタネットワークスジャパン合同会社 様
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!