統合計測セミナー「テストは“つなげる”時代へ ~統合計測 × 自動化 × シミュレーション連携の最前線~」を開催

2026年7月2日
株式会社東陽テクニカ

統合計測セミナー「テストは“つなげる”時代へ 
~統合計測 × 自動化 × シミュレーション連携の最前線~」
を開催しました

東陽テクニカ eモビリティ計測部は、6月11日(木)、25日(木)に、東京・愛知(刈谷)の2都市で対面式セミナー「テストは“つなげる”時代へ ~統合計測 × 自動化 × シミュレーション連携の最前線~」を開催いたしました。

当日は、当社およびパートナー企業3社の方々から市場動向やソリューションをご紹介いたしました。ここでは東京でのイベントの様子をレポートいたします。
(※なお、刈谷でも同じ内容で実施しております)

開会のご挨拶

東陽テクニカ 執行役員 eモビリティ計測部 部長 吹田 尚久

「本日はご参加いただきありがとうございます。昨今、自動車の電動化に伴い、高度化・複雑化の一方で、開発期間は短縮化が求められており、開発現場でのご苦労も多いとお聞きしております。今回のセミナーでは、当社を含め計4社の知見を凝縮し、注目が高まる最新の処理技術やAI技術も活用した計測ソリューションをご紹介します。皆様の開発現場の課題解決に資するヒントを見出していただければ幸いです」

「インバータからX-in-1まで。FPGAコンパイルを排除した最新HILS」

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 様

10nsオーダーの演算周期を実現する最新のFPGA-HILS技術をご詳解しました。最大の特長は、従来のFPGAベースHILSで最大のボトルネックとなっていた**「FPGAコンパイル」を完全に排除**した点です。事前ビットファイル方式の採用により、複雑なX-in-1システムのモデル変更も即座に反映。FPGAならではの超高速性能を維持したまま、ソフトウェア感覚の試行錯誤を可能にする、次世代の検証ワークフローをご提案しました。

「分散と同期技術で進める大規模試験の効率化」

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社様 / 株式会社トリオニクス様

PXI、LabVIEW、VeriStand を中核とした、最新のメカニカルテスト・プラットフォームをご紹介。EtherCATによる分散IO同期で複雑な配線を簡素化しつつ、TSN DAQを用いた高精度な高速サンプリングをどう両立させるか。また、TestStandやPythonによるシーケンス自動化から、SystemLinkを用いた膨大な試験データの集中管理まで、「テストセル全体の統合」がいかにエンジニアの工数を削減し、耐久試験やパフォーマンステストの信頼性を高めるかを詳解しました。

「航空機電動化の展望と高電圧テストや規格の現状と課題」

東陽テクニカ eモビリティ計測部 担当部長 (TOYOTech LLC出向) 水野 邦彦

航空機の電動化には搭載品の大電力化・高電圧化が伴いますが、DO-160はDC270Vまでしか対応しておらず参照できる公共規格が存在していない状態です。急激に進むドローンの社会実装、eVTOLの開発、そして航空機の電動化を試験規格が追いかける状況において、航空機搭載品試験の業界動向を、市場トレンドを交えて紹介しました。

「手作業から「自働化」へ 供試体制御も取り込む統合計測システム」

東陽テクニカ eモビリティ計測部 担当次長 南澤 貞巳

試験対象物の出力(計測)だけでなく、試験対象物への入力(制御)や恒温槽・ダイナモメータなどの周辺装置の制御・応答まで統合して評価計測する事例を紹介いたしました。また制御・計測・状態のパラメータが爆増し、相互に干渉しながら多数の項目を監視する必要性やデータの後処理に対し、いかにユーザーの負担を減らしつつテストの再現性・データの信頼性を向上させるかという取り組みも紹介いたしました。本取り組みは新規システム導入時だけでなく、既設の計測システムの改良にも適用できます。

「AD/ADASの認識・判断・制御を総合的に検証するHILシステムの提案」

株式会社マックシステムズ 様

本HILシステムは、映像シナリオシミュレータ、ドライビングシミュレータ、レーダーターゲットシミュレータ、さらにGPSシミュレータを統合したAD/ADAS向け総合評価基盤です。カメラ・レーダー・位置情報を同期したマルチセンサ環境を再現し、実車では困難な危険シーンやGPS遮蔽、都市部のマルチパスなど多様な状況を安全かつ再現性高く生成できます。これにより、認識・位置推定・経路判断・制御までの一連の処理を一体で検証でき、AI化ECUの学習データ拡充、ロバスト性向上、開発サイクルの高速化に大きく貢献できる可能性があると考えております。

「NI Nigel AIと統合プラットフォームが拓く『自律型』計測システムの未来」

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 様

業界標準のPXIプラットフォームおよび柔軟なcDAQシステムを中核に据え、最新のテスト専用AI**「NI Nigel」**が計測のワークフローをどう変えるかを詳解しました。

高速サンプリングや多チャンネル同期を支えるPXIの圧倒的なバス性能や、現場での機動力を発揮するcDAQの堅牢なモジュール性。これらハードウェアの構成提案から、LabVIEWを用いた高度な解析コードの自動生成、さらにはSystemLinkによるグローバルなデータ資産管理まで。ハードウェアの「力」とAIの「知能」を統合し、セットアップ時間の劇的な短縮と、試験データの価値を最大化する「テストの新しい考え方」を、デモンストレーションを交えてご紹介しました。

講演終了後は、登壇された各社による実機やデモの展示をご覧いただきました。

東陽テクニカは、今後もモビリティ分野の様々な“はかる”ニーズに対して、最先端の計測ソリューションを提供し、技術革新の推進に貢献してまいります。

★ 本件に関するお問い合わせ先 ★

株式会社東陽テクニカ 経営企画部 広報・マーケティンググループ
TEL:03-3279-0771(代表)
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp

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