ADAS/自動運転システム開発に向けて実映像を用いた景観シーン作成サービスを販売開始
2021年12月6日
株式会社東陽テクニカ
ADAS/自動運転システム開発に向けて
実映像を用いた景観シーン作成サービスを販売開始
~より鮮明で忠実なシミュレーション環境を提供~
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、ADAS(先進運転支援システム)/自動運転システム開発市場向けに、株式会社岩根研究所(本社:北海道札幌市、代表取締役:岩根 和郎、以下 岩根研究所)製の実映像を用いて景観作成を支援するツール「Ortho Creator(オルソ・クリエイター)」と「CVCG Modeler(シーヴイシージー・モデラ―)」、およびこれらのツールを活用した景観シーン作成サービスの販売を2021年12月6日に開始いたします。
「Ortho Creator」は実映像をオルソ画像※1地図に自動変換することで景観をシミュレーション環境で鮮明に再現でき、「CVCG Modeler」は実映像から3D地図/3Dモデルを生成することで建物などの構造物をシミュレーション環境で忠実に再現できるツールです。本サービスではCGを生成するよりも納期を短縮でき、また、実映像を用いることで実走行に近いシミュレーション環境を可能にします。
東陽テクニカは、本サービスの提供を通して、ADAS/自動運転システム開発の効率化に貢献いたします。
※1 空中写真を、地図と同じく、傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換したもの。

「Ortho Creator」と「CVCG Modeler」を使用して作成した画像イメージ
背景/概要
ミリ波レーダーやカメラなどの対象物検出アルゴリズムの評価に求められる忠実なシミュレーション環境
ADAS車や自動運転車にはミリ波レーダーやカメラが搭載されており、人や他車両、白線や道路脇の構造物などを検知します。その検知結果によって車両にどのような挙動をとらせるかといった統合制御ECU※2ソフトウェアの検証が必要とされています。高い安全性や信頼性を担保するためには100億kmもの走行距離が必要と指摘されており、公道試験と並行してシミュレーション環境での試験も実施されています。これまでこのシミュレーション環境における景観の作成にはCGが用いられていましたが、長い納期や膨大な費用、シミュレーション環境における現実性の追求が課題となっていました。例えば、道路の白線が真っ白な状態なのは道路補修の直後だけであり、時間が経てば実際はかすれ、タイヤの黒い跡が付着します。ADAS車や自動運転車は、実走行の際、かすれて汚れた白線も検知し、車線を維持する性能が求められます。シミュレーション環境に実映像を用いることで、CGを生成するよりも短期間で整備できるだけでなく、経年劣化した白線など現実に沿った詳細な景観の再現が可能になり、より現実に近い性能検証に活用できるようになります。
※2 Electronic Control Unit。マイクロコンピューターによる制御装置の総称。
「Ortho Creator」/「CVCG Modeler」を用いた
景観シーン作成サービスについて

画像型モービルマッピングシステムを搭載した移動計測装置
(車体上に搭載)
本サービスでは、専用の測定車両を使用して現地を計測しデータの処理までを提供いたします。車両で測定したカメラ映像(CV映像※3)から、さまざまなデータを生成することが可能です。
※3 全ビデオフレームのカメラ位置と姿勢データの値(カメラベクトル=CV)を伴った映像。映像中の対象物に関して三次元座標と三次元形状の解析が可能であり、実映像をCGのように扱うことができる岩根研究所の特許技術。
①「Ortho Creator」
車両で測定したCV映像から、道路面の高解像度オルソ画像を自動的に作成。オルソ画像上の対象物(白線など)をトレースし、詳細な地図作製が可能です。岩根研究所独自の三次元計測技術により白線間の距離など現実との誤差1%以下の精度を保証します。
「Ortho Creator」の主な特長
- 3D映像を2D地図に自動変換可能
- 公共測量精度に対応
- 道路標示、クラック、マンホールなどを高解像度で視認


「Ortho Creator」での画像例(図上)、画像作成までのイメージ(図下)
製品紹介ページURL:https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/ortho_creator.html
②「CVCG Modeler」

「CVCG Modeler」での画像イメージ
測定車両に搭載したCV映像から、3D地図/3Dモデルを生成。実映像をテクスチャーとして合成し、ポリゴンに自動貼り付けすることで、道路標識や看板、建物などの構造物をシミュレーション環境で忠実に再現できます。
「CVCG Modeler」の主な特長
- CV映像をオリジナルデータとして使用
- 映像デジタイズにより図化情報を3D抽出
- CV映像のテクスチャーをポリゴンに自動貼り付け
- 抽出されたデータはCADやGISソフトにエクスポート
製品紹介ページURL:https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/cvcg_modeler.html
アプリケーション例
- ADAS(先進運転支援システム)/自動運転開発
- 一般道路/高速道路などの路面、道路脇の構造物管理
株式会社岩根研究所について
岩根研究所は 1979 年の設立以来、「地球に愛されていることを実感し、地球を愛する」ことをコンセプトに、ビデオ映像の最新解析技術を開発してきました。特に同所が開発した道路ビデオ 3DGIS(地理情報システム)は、地理・路面といった道路交通分野において広く普及し、国際的にも高い評価を受けています。システムを支える二次元全天球映像を三次元化する CV(カメラベクトル)技術(特許取得済)は、従来多くの工程と時間を必要とした三次元道路情報の取得を、高速かつ半自動的に行うことを世界で初めて実現しています。
株式会社岩根研究所 Web サイト:http://www.iwane.com/
★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
株式会社東陽テクニカ 経営企画部 マーケティング課
TEL:03-3279-0771(代表)
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp
製品紹介ページ:
https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/ortho_creator.html
https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/cvcg_modeler.html
※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。