圧力センサ

PCB Piezotronics社製ICP型圧力センサは圧縮、燃焼、爆発、脈動、キャビテーション、空力、油圧、流体などの動的圧力計測用に設計されています。PCBの殆どのセンサは圧電素子として水晶を用い、インピーダンス変換素子を内蔵し、ICP® と呼ばれるアンプ内蔵構造になっています。これらのセンサは圧力変動を広い振幅 範囲、周波数範囲で計測し、高密度密封構造、レーザ溶接による高温対応ダイアフラム等により悪環境下でも低歪みの高周波応答が得られます。圧力センサの一部をご紹介します。

■ エンジン燃焼圧センサ
この小型電荷型圧力センサには対環境性が非常に安定した受感素子を採用しており、広い圧力範囲、温度範囲、周波数範囲で極めて正確に変動圧力の測定ができます。最大測定範囲は3,500 psi (241 bar)、温度範囲は 400℃をカバーします。

■ ミニチュア圧力センサ
筐体、ダイアフラムが非常に小さく設計されているため、限られたスペースにおける変動圧脈動圧当の測定に適しています。一方で振動に対する感度も比較的高いため、圧力センサに振動が伝わってしまうような環境下でのご使用はおすすめできません。

■高感度ICP® 圧力センサ
~ 121℃環境での高い静的圧力がかかった状態での微少変動圧力計測に。アンプ内蔵方式(ICP®)のため、ケーブルを長く伸ばしてもS/N 比の良好な信号が得られます。

■衝撃・爆発圧センサ
衝撃波、爆発圧、弾道圧などの高周波応答を必要とする高圧計測用に設計されています。センサ内部に加速度補正用の水晶素子を別に持ち、高い共振周波数、受圧面に熱保護のためのセラミックを貼り付けた頑丈な一体型の構造が特徴です。