マイクロホン

PCB Piezotronics社では、プリポラライズド(自己分極型)の精密コンデンサマイクロホンを多数取り揃えています。プリポラライズド型はICP®マイクロホンプリアンプを使用し、従来型(外部分極型)コンデンサマイクロホンに比べ、格段にシステムコストを抑える事が可能です。それに伴い、外部分極電源が不要となるため、汎用的なICP®電源内蔵FFTアナライザへ直接接続する事ができます。

マイクロホンは以下の種類のマイクロホンをご提供しております。

● 自由音場型
自由音場型マイクロホンは、一つの音源から一方向に伝搬する音のレベルを測定する場合に、非常に精度良く計測できるマイクロホンです。一つの音源から一方向に伝搬する音のレベルを測定する場合、自由音場型マイクロホンによる計測が非常に精度の良い計測となります。この時、マイクロホンを音源に向けて設置し、周囲からの音の反射が最少である音場である自由音場であることが望まれます。自由音場型マイクロホンは、マイクロホンがその音場に無い状態の音圧レベルを計測できるように設計されています。 マイクロホンが音場に置かれたとき 、マイクロホンの寸法と音の波長が近くなると回折の効果で音圧が変化します。校正時に、アクチュエータの応答に補正係数を適用し補正を行います。自由音場型マイクロホンは、音の反射する面がない自由音場 で性能を発揮します。無響室や反射のない大きな開放された空間が、自由音場型マイクロホンの理想的な測定音場です。

● 音圧音場型
2つ目の音場は、音圧音場です。音圧音場型マイクロホンは、ダイアフラムの直前にある音圧を計測するために設計されており、測定位置が容器の壁面などの境界面にある場合に、これらの製品を使用します。 壁面の音圧や航空機の翼の表面、管の内部、容器内等の音圧変化の計測を行う際、壁面にフラッシュマウントして計測するのに音圧音場マイクロホンは適しています。

● 拡散音場型
もう一つの音場は、ランダムインシデンスや拡散音場といいます。拡散音場型マイクロホンは、反射面がある、音源が複数ある等様々な方向から音がマイクロホンに到達する音場で使用されます。拡散音場マイクロホンはそのマイクロホンがその音場に与える影響を補正するように設計されています。また、全ての方向からの音の平均された値を出力する様に設計されており、音楽ホール、教会などの反響のある音場で音を計測する場合に使用します。

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