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グラビメトリック校正システム

グラビメトリック校正システムは、地球の重力を基準として活用するシンプルな校正システムです。このグラビメトリック校正システムを用いて、比較校正法による、インパクトハンマー、加速度センサ、力センサの校正が可能です。これにより、0.5hzから2KHzの周波数帯域におけるセンサの感度と位相の値を測定することでセンサの機能的な振る舞いを評価することができます。また、OROS社マルチJOB FFTアナライザ「OR30シリーズ」と組み合わせることで、自動校正システムを構築する事ができます。
詳しくはお問い合わせください。


マルチJOB FFTアナライザ「OR34J」

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特長

  • 加速度センサ、力センサ、インパクトハンマの校正が可能
  • 各種の規格やハンドブックに準拠した校正が可能
  • ドロップ(自由落下)校正による単一測定値またはグラビメトリック(比重計)による繰り返し校正値を測定可能
  • PCを用いたルーチンワークの校正作業を自動化することが可能
  • OROS社マルチJOB FFTアナライザ「OR30シリーズ」にて自動校正システムを構築可能

996XCシリーズグラビメトリック校正システムは、既知の運動や重力、それ以外の力によって発生した運動によって発生した計測値から比較校正法により感度値を求める校正システムです。

テクノロジー

インパクトハンマーの校正

インパクトハンマーの比較校正には、校正用の既知マスを使い測定を行います。リファレンスとなる加速度センサを校正試験用マスの片方の面に取付ます。このマスの反対の面をハンマリングしてインパクトハンマーとリファレンス加速度センサのデータを収録します。
運動方程式"F(1)=ma"により求めた値"F(1)"と実測値から得た値"F(2)"を比較する事によりインパクトハンマーの感度値を求めます。また、繰り返し試験を行い、その平均を取ることで精度を高めます。

加速度計の校正

加速度計の校正は、リファレンスセンサの代わりに重力加速度をリファレンスとして利用し、自由落下による1点校正が可能となります。被校正加速度センサを、テグスに固定した校正試験用マスに取付けて、テグスの接続部をタップすると加速度センサが自由落下状態となり(加速度9.86005m/s2のステップ入力)、その感度値をセンサの出力電圧と重力加速度を使って直接算出します。
また、他にも既存の加振器を使用する方法やインパクトハンマーを使用する方法で感度を求めることが可能です。

力センサ(ロードセル)の校正

加速度計と同様に力センサを、テグスに固定したマスに取付けて、接続部をタップし、センサの出力電圧とセンサを含めたマスの重量による重力の値から、力センサの感度を直接算出します。また、既知の加振器を使用して感度を求めることも可能です。

インパクトハンマの校正

グラビメトリック校正システムを用いた加速度計の校正

仕様

製品仕様

周波数レンジ(最大加振時) 0.5Hz~2,000Hz
校正精度 10% (0.5Hz~2000Hz)
校正試験用マス 0.4Kg
0.8Kg
校正試験用マスの形状(直径×高さ) 5.1 cm × 3.2 cm 
6.7 cm × 3.2 cm
校正試験用マスの材質 ステンレス
校正試験用マスの保持用ワイヤー 共同フィラメントモノフィラメント
フレーム形状 40 cm × 23 cm × 46 cm
総重量 4 kg

996Xシリーズ

Model 9961C) グラビメトリック校正システム(既知マス付属)
Model 9962C 校正用既知マス
Model 9963C グラビメトリック校正システムキット 
(基準ロードセル、基準加速度計、既知マス付属)