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MIG16 SFE

エンジンやトランスミッション等の耐久試験における早期異常検出を目的としたシステムです。試験体が完全に損壊してしまう前に異常を検出することができるため、コストの削減や試験時間の短縮に貢献します。また、破損箇所を特定することが可能なので生産性を格段に向上させます。

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特長

  • 計測とモニタリングを1台のシステムで実現
    モジュール形式のフロントエンドで、アナログ・CAN信号を入力可能
  • 加速度や回転パルスのデータから異常検出用の閾値を自動で学習
  • 入力信号(トルク、油温など)から稼働状況をクラス分けすることが可能。
    各クラス(稼働状況)に応じた閾値を学習
  • 測定値が閾値を越えた際に、アラームでの警告発生や試験をストップさせることが可能
  • 早期異常検出により、破損経路や破損原因を特定可能

システム構成図

システム構成図

内部構成フローチャート

内部構成フローチャート

稼働状況のクラス分けイメージ図

簡単なシステムフロー図

評価指標のご紹介

■時間領域 :
実効値、ピーク、クレストファクターなど

時間領域
■角度領域 :
次数比解析、回転変動など

角度領域
角度領域2

評価指標ごとに閾値を設定することが可能

仕様

入力

信号入力ch数

4,8,12,16

最大サンプリングレート

102.4kHz

A/Dコンバーター

24bit

入力電圧レンジ

±10V

回転パルス/トリガ信号入力

回転パルス/トリガ信号入力ch数

最大6ch

回転パルスの最大サンプリングレート

200kHz

トリガ信号の最大サンプリングレート

20kHz

CAN入力

CAN

500kbit/s対応

出力

アラーム出力ch数

2-8ch

動作環境

電源供給

100V ~230V , 50Hz or 60Hz , 5A

推奨動作温度範囲

起動時 : 0to40℃ (※オプションにより、60℃まで対応可)

非起動時 : -20℃~70℃

アプリケーション

ソフトウェア:「MIG16」でユーザー任意のグラフ配置にてデータ計測可能

データの計測だけではなく、クラス分け、閾値学習、正常/異常診断の様子などをモニタリングできます。

ソフトウェア:「MIG16」

ソフトウェア:「Easy Reporting」で自由度の高い後解析が可能

計測したデータに対する追加解析(オーダスペクトラムの再計算や次数トラッキング等)の結果をレポート形式で出力することができます。
また、特定クラスのみを抽出したグラフ描画も可能です。尚、任意のグラフを選別してPDFファイルで出力します。

ソフトウェア:「Easy Reporting」

検出例

ギアの異常検出

ギアの異常検出

【検出例】

  • ピッチング(くぼみ)
  • フレーキング(はくり)
  • クラック(割れ、欠け)

【対象となるギアの種類】

  • 遊星歯車
  • 平歯車
  • かさ歯車
  • はすば歯車
  • ハイポイド歯車
  • ディファレンシャルギア

ベアリングの異常検出

ベアリングの異常検出

【検出例】

  • 軸受けのレースの表面疲労におけるピッチング(くぼみ)
  • 転がり軸受けのスコーリング(キズ)
  • レースやリテイナーのウェアー(擦り減り)やクリーピング(変形)

【異常検出箇所】

  • インターリング、アウターリング、転がり軸受け、リテイナー

【対象となるベアリングの種類】

  • ボールベアリング
  • ローラベアリング
  • テーパーローラーベアリング
  • ニードルベアリング
  • スリーブベアリング

その他部品の異常検出

その他部品の異常検出

【対象となる部品例】

  • モーター/発電機
  • クラッチ、アクチュエータ、調速機 (ガバナー)
  • トルクコンバータ
  • ハウジング
  • CVジョイント、カルダンジョイント

【検出例】

  • ウェアー (擦り減り)
  • スコーリング (キズ)
  • クラック (割れ、欠け)

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早期異常検出システム MIG16 SFE

早期異常検出システム MIG16 SFE

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