スピーカ設計支援プログラム
スピーカ設計時に「物を作らなくてはわからないので効率が悪い」「シミュレーションは時間がかかってしまう」とお困りになることはありませんか?この製品はスピーカの開発に特化したシミュレーションソフトウェアです。一般的なシミュレーションソフトに比べれば、速くシンプルにスピーカのコイルや振動板、ネットワーク特性、エンクロージャのシミュレーションを実施することができます。
特長
- 厳選されたパラメータによるシンプルなシミュレーション
- パラメータ変更後の結果を素早く算出
- 従来は難しかった高周波側の特性もシミュレーション可能
- 試作品の数を減らし、開発工数を削減
- 以下の4つのラインナップ
FINE Motor :ボイスコイルシミュレーション
FINE Cone::コーン振動シミュレーション
FINE X-Over:ネットワーク設計ツール
FINE Box:エンクロージャ設計ツール
ラインアップ
FINEMotor スピーカ・マグネット & ボイスコイル・設計プログラム
FINEMotorプログラムは、各種ドライバのマグネット系とボイスコイルの設計とシミュレートに理想的なソフトウェアです。その対象はウーファーとドームのみならず、受話器ならびにヘッドホンも含み、トラック(長方形)形状にも対応します。FINEMotorプログラムは、各パーツ寸法やワイヤ形状等のデータを入力することで、定義されたリファレンスを満たすボイスコイル・カーブが自動計算されます。
このグラフから、例えばマウスをドラッグすることで、コイル幅を変化させた場合のThiele/Small(Xmax含む)パラメータが同時に計算されます。さらに、外磁型、内磁型、シールド付等、マグネット部品の選択が可能で、指定したマグネット系のシミュレーション結果がすぐに算出されます。この手順を繰り返すことで最適な設計を行うことが可能になります。
特長
- 実測値との整合性で多数の実績があり、高精度
- Thiele/Small(Xmax含む)パラメータ計算
- SPL予測シミュレーション
- 線径、巻線幅、巻線数、トータル線重量、ボイスコイル外径の最適化シミュレーション
- フェライト、ネオジム、ユーザ定義マグネットが適用可能
- マグネットFEプログラムからB磁束密度プロファイルのインポート可能
- トラック(長方形)形状にも対応
デモンストレーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=j70o-WnAXyc
(YouTube)
FINECone スピーカ・コーン・シミュレーションソフト
FINEConeはスピーカ・ドライバの主要な機能・動作をシミュレーション出来るソフトウェアです。メッシング、エレメント数、DOF(自由度)などはプログラムにより自動的に行われますので、AutoCADでのスピーカ形状のスケッチを行い、FINEConeにDXFファイルをインポートし、各部品の物性を入力するのみです。それにより、インピーダンス、周波数特性、指向性、振動板変位等が求められます
さらに、周波数ごとのコーンのダイナミックな振動動作を3Dアニメーションで観察できます。
特長
- 試作を減らせ、スピーカの開発時間とコストを大幅に減少可能
- ピーク(ピークディップ)等の問題をモデル化し、形状や材料の改善へ
- スピーカに特化し、パラメータを厳選、一般的なシミュレーションソフトよりも手軽に速くシミュレーション
デモンストレーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=nlaGb67RPwc&feature=youtu.be
(YouTube)
FINEBox ノンリニア ハイパワー エンクロージャ シミュレーション
FINE Boxは、エンクロージャの設計を支援します。密閉型、バスレフ型等の形状と容量、ポート長/ポート径等を自由に変更し、その時のSPLやインピーダンスを瞬時に算出します。
さらに、印加電圧及びボイスコイルとマグネットの温度の時間変化から、想定されるSPLも算出します。そのため、PA用のハイパワースピーカの設計に最適です。
特長
- 密閉型、バスレフ、 バンドパス、インターポートタイプのシミュレーション
- パッシブラジエータ(ABR)、Isobarik型にも対応
- インピーダンス・レスポンス、SPLのシミュレーション
- 最大8例の同時比較が可能
デモンストレーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=4E0l-KixPG4&feature=youtu.be
(YouTube)
FINE X-over クロスオーバ シミュレーション・プログラム
FINE X-overはスピーカネットワークを最適化するための理想的なプログラムです。標準E24コンポーネントをスクロールするのにマウスを使い、そのレスポンスの変化をすぐに見ることが出来ます。あるいは、最小インピーダンスを保ちすべ てのコンポーネントの実効電力を計算しながら、Intelligent Optimiserが最良のフラットレスポンスを探しだします。
特長
- レスポンスのためのIntelligent Optimiser
- 自動最小 X-over インピーダンスリミット
- 標準E24コンポーネントをスクロールするのにマウスを使い、レスポンスの変化を直ちに確認できます
- 各コンポーネントの自動電力計算
- LMS、 MLSSA、 CALSOD、SOUNDCHECK などのプレビュー
(ドライバレスポンス & インピーダンス・ファイル) - 非対称 LP と HP フィルタ・スロープ + 異なるアコースティック・スロープ
- カスケード接続 第2ウーファは第1ウーファよりタップ可能
- 時間 / 距離 補正
- スロープ付可変ターゲット
- ステップ レスポンス
デモンストレーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=5tbC8doqkiE&feature=youtu.be
(YouTube)