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疲労寿命推定

ID.

Q. ダメージ計算:レインフロー法向け

A.


レインフロー法の場合、専用の関数が存在しており簡単な記述で疲労寿命推定を行うことができます。
ここでは、それぞれ以下の名前を変数として使います。

SN S-N線図、応力Sの単位系はレインフロー法の対象としたデータと同じであり、レンジ(振動の最大値-最小値)でスケールが記述されている必要があります。
ClsHandle ClsOffRainflowInit1関数で作成された変数(データを与えカウントまで完了していること)
Damage S-N線図とカウント結果から求められたダメージ
TrialTime 対象データが示す時間、距離など
LifeTime 推定された疲労寿命

シーケンスの記述は以下のようになります。

; ダメージ計算、後ろ2つのパラメータは任意に指定する
Damage = ClsOffWoehlerSN(ClsHandle, SN, _ClassRelation, _Interpolation)

; 疲労寿命の推定
TrialTime = 10 ; 対象データ相当の時間/距離などを指定する
LifeTime = TrialTime / Damage

ClsOffWoehlerSNのパラメータが示す意味は以下の通りです。
ClsOffWoehlerSN(ClsHandle, SN, _ClassRelation, _Interpolation)

ClsHandle ClsOffRainflowInit1関数で作成された変数
SN S-N線図
_ClassRelation カウントのクラスは実際には幅があるが、その幅の中でどの程度の応力と見積もるかの設定
 0:クラス全体の範囲で等しく分布していると考えます
 1:クラスの最大値であると考えます (=最もダメージが大きくなる)
 2:クラスの中間点であると考えます
_Interpolation S-N線図の補間の仕方
 0:S-N線図は両対数スケールとして補間する
 1:S-N線図は応力Sがリニア、回数Nが対数スケールとして補間する

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