FAQ

PCB社技術情報

音響技術

ID.セクション Ⅳ:仕様説明

Q. 74 PCB社製マイクロホン「377B02」とプリアンプ「426E01」に使用できる最大ケーブル長を教えてください。

A.


この質問に正確に答えるには、追加情報が必要です。ケーブル長は、様々な要因に左右されます。ケーブル1フィート当たりの静電容量をピコファラッドで表したもの(pF/ft)、マイクロホンの感度(mV/Pa)、デシベルで表した最大音圧レベル(dB)、測定される周波数(Hz)レンジと供給される定電流(mA)レベル等全てが、使用できる最大ケーブル長に影響します。設計上の利点として、プリポラライズド型またはICP®型のマイクロホンやプリアンプには、同軸ケーブルが使用できます。同軸ケーブルは、費用対効果が高く、ケーブルが長くても信号損失は最小ですみます。例:50 mV/Paのマイクロホンと100フィートの29 pFケーブルを使用して140 dBを計測しようとすると、9.7 kHzまでしか計測できません。定電流を4 mAまで増加させると、マイクロホンは25 kHzまで計測できます。最大音圧レベルはかなりな影響があります。音圧レベルを120 dB に抑えて2 mAのICP®センサパワーを使用することで、約500フィートのケーブルを使って19 kHz以上を計測できます。

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