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オクターブ

ID.c053

Q. オクターブ解析結果が異なります


ABCRating関数のA特性フィルタを使用した場合と、OCTI関数のA特性を適用した場合で解析した結果が異なります。

具体的には以下のシーケンスを参照してください。

;;-------------------------------------------------------
ABCRating_data = ABCRating(data,1,0,1,0) ; A-Rating
OctI(0,-1,0,-1,0,0,0)
Oct_1 = dB(OctA(ABCRating_data,20,20000)/(20*10^-6)); 1/1 Octave

OctI(0,-1,0,-1,1,0,0)
Oct_2 = dB(OctA(data,20,20000)/(20*10^-6)) ; A-Rating & 1/1 Octave
;-------------------------------------------------------

A.


計算アルゴリズムの違いにより差異が生じます。

1) ABCRating()関数では、Aウェイティングに対してスムーズな伝達関数を持ちます。

e.g.
-30.2dB @ 50Hz
-29.9dB @ 51Hz
-29.6dB @ 52Hz
...
-26.2dB @63Hz
...
-22.5dB @ 80Hz
(これらの値はサンプルで示していますので、正確な値とは少し異なります。)

これに対して OctI(0,-1,0,-1,1,0,0)では、オクターブバンドと等しい減衰を持つバンドパスフィルタを適用します。例えば63Hzでは、バンド全体に対するRMS結果に対して-26.2dBの重みをかけます。
50Hz、0dB RMSの正弦波を入力した場合、使用する関数により -30.2dB or-26.2dBとなります。

2) DIN EN 61260や他の規格でバンド誤差を持つオクターブフィルタを定義しています。これらは実際に使用されるバンドパスフィルタの組み込みに対してさまざまな方法を許容しています。

e.g. 4, 6, 8次のバターワース or チェビシェフフィルタを使用することができます。それぞれは異なる伝達関数を持ちます。
差異は中心バンドでは明らかではありませんが、ストップバンドで大きくなります。


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