FAQ
OROS社 OR3x
フロントエンド
└レコーダ
ID.x193
Q. OR36/38でレコード時にスタートボタンを押してから1秒くらい遅れる
OR36 & 38を使用しています。
レコードを行うためにスタートボタンを押すと、約1秒位経過してから測定が開始されます。スタートボタンを押したらすぐに測定開始したいのですが、可能ですか?
A.
可能です。
スタートボタンを押したタイミングと計測のスタートタイミングがずれるのは、レコードの計測準備が間に挟まるためです。(後述する”参考”をご参照ください。)
下記の方法で計測を行う事で、この”準備”を予め行うことが出来ます。
(V7以降) メジャータブ>コントロール>アームボタンをクリックしてください。
(V6以前) スタートボタンの左側にある"アーム"ボタンをクリックしてください。
この後、スタートボタン(実行ボタン)をクリックすると、すぐに測定を開始します。
これはアナライザ設定ブラウザのレコーダ/トリガ/レコーダ=アーム("Recorder/Trigger/Recorder = Arm")に相当します。
また、マニュアルトリガを使う方法もあります。
参考
レコードをスタートさせる際に、アナライザは全ての現在の設定をバックアップします。これはレコード中に何らかのトラブルが発生した際にとても役に立ちます。実際に測定の設定がハードドライブに書き込まれていれば、時間信号を回復することができます。これは回復モードでも時間信号の完全性を管理できるというOROSレコーダの大きな特徴の一つです。
そのまま"スタート"ボタンをクリックすると、最初にレコーダは"アーム"状態になり、それから時間信号のレコードを開始します。この結果、"スタート"ボタンを押してから約1秒の遅れが生じます。
この現象を防ぐためには、"ASB/Recorder/Trigger/Recorder = Arm"を手動でアームにする方法が最も簡単です。この操作を行えば、"スタート"ボタンを押した後の遅れはありません。
なお、他にもレコーダの開始をマニュアルトリガで行う事で、実行タイミングのラグを回避することが出来ます。
アナライザ設定ブラウザでトリガ/スタート=マニュアル(Trigger/Start = Manual)と設定してください。"スタート"ボタンを押すと、測定がアーム状態になります。それからマニュアルトリガのボタンを押すと、直後にレコーダがスタートします。
※この実行タイミングのラグはレコーダでのみ発生します。FFTや1/Nオクターブプラグインではアーム状態はありません。