FAQ
PCB社技術情報
音響技術
ID.セクション Ⅳ:仕様説明
Q. 30 PCB社製の、「130E20型」アレイマイクロホンと、「378B02型」標準マイクロホンの 測定結果の違いの原因は何ですか。
A.
安価な「130シリーズ」に比べて、「378B02」は過酷な環境下でも安定した測定が可能です。「130シリーズ」は、温度、湿度、気圧の変化により、感度がより大きく変化します。どちらのマイクロホンも、安定してから試験環境下で校正する必要があります。
測定データの精度は、マイクロホンの設置場所や形状、音の反射に影響を受けます。測定地点における音場へマイクロホン自身(1/4インチ対1/2インチマイクロホン)が影響を及ぼして、測定結果を変えてしまうこともあります。その場合には、マイクロホンの位置を変えてもう一度測定してください。
誤差が高周波数でのみ見られる場合には、「130E20」の仕様が10 kHzで± 2dBであることに留意して下さい。「377B02」の特性は、20 kHzまでは、よりフラットです。 特定の場合に、誤差範囲内の変動が見られることがあります。