FAQ
PCB社技術情報
音響技術
ID.セクション Ⅳ:仕様説明
Q. 21 計測用マイクロホンで音を測定するには、無響室が必要ですか。
A.
無響室では、低ノイズレベルで反射音のない測定が可能です。無響室が必要かどうかは、使用目的、測定対象物、環境等によります。一般的に、音を反射する物体の無い場所で、自由音場測定をする場合には、無響室が必要となります。低周波数では、自由音場を実現するために大きなスペースが必要となり、特に無響室が必要となります。無響室での音の吸収にも限度があります。一般的に、1 kHz未満の周波数では、無響室はほとんど音を吸収しません。信号対ノイズ比(SN比)が十分高ければ、ほとんどの場合、無響室は不要です。