PAK技術サポートサイト V6.2各SRでの変更点
各リリースでの変更点
TOC
- バージョン 6.2サービスリリース2aから 6.2 サービスリリース2bへの変更点
- バージョン 6.2サービスリリース2から 6.2 サービスリリース2aへの変更点
- バージョン 6.2サービスリリース1から 6.2 サービスリリース2への変更点
- バージョン 6.2から 6.2 サービスリリース1への変更点
- PAK 6.2のノート
PAK 6.2 サービスリリース2b
PAK MKII
新しいファームウエアがPAK MKIIに提供されます。このファームウエアではシグナルコンディションボード SC42S G2 Rev.10をサポートしています。(注:SC42S G2 Rev.10 シグナルコンディションボードでALO モジュールを使用する場合、ALO モジュールが数mVの DC オフセットを生成する可能性があるため、現在は制限付きでのみ使用可能です。)
PAK 6.2 サービスリリース2a
PAK cloudとの連携
スループットデータからの次数ストリーミング計算の不具合症状修正:次数計算とトラック軸の両方で同じrpmチャンネルを使用した場合に正しく次数データが算出されない症状がありましたが、この症状が修正されました。
ポスト解析
ポスト解析スタックは、ATF/XML 形式の測定データを正しくサポートするようになりました。
PAK 6.2 サービスリリース2
エクスポート
グラフ変数のエクスポート時に”.”が","に置き換わります。数字の場合は”,”に置き換わりますが、dd.mm.yyyyなどの形式での日付の場合では dd.mm,yyyy とは置き換わらずそのままになります。
デジタルバスデータ
ロングヘッダーまたはショートヘッダー情報を使用した FlexRay 信号のデコードをサポートします。
IEEE 745 倍精度 64 ビットとしてコード化された CAN信号およびFlexRay 信号がサポートされます。
PAK cloud との連携
PAK cloudからのデータストリーミングとの連携におけるDNS解決が改良されました。
不具合修正
グラフ定義及びグラフ出力、デジタルバス、インポート/エクスポート、データ取得(PAKクラシック及びPAK live)、ASAM/ODS、アリスメティック、オーディオ、ハンマリングに関して不具合を修正しています。 又ヘルプドキュメントの内容も更新されています。
PAK 6.2 サービスリリース1
PAK MKII
新しいファームウエアがPAK MKIIに提供されます。このファームウエアではPAK MKIIモジュール WSB42X G2 Rev.5をサポートしています。
PAK/PAK liveでのデータ取得
PAK live データサーバタイプ 7 でサンプリングレートを設定するためのユーザガイダンスがシンプルになりました。
タコスコープ機能でのトリガ閾値決定方法がPAK クラシックを使用した場合と同じ方法で行われるようになりました。
PAK live測定定義のインターフェイスから、スループットデータのチャンネルごとのストレージを設定できるようになりました。
測定中にスローデータを表示するために開くことができる構成ウィンドウに「物理量」列が追加されています。これによりチャンネルの測定物理量を確認できるようになります。又測定物理量に応じてフィルタリングを実行することもできます。この様にして、特定の測定物理量を持つチャンネルを簡単に見つけることができます。
解析/ディテクタ
ディテクタ解析では新しい評価タイプとしてピークホールドが利用可能になりました (DIN EN 61672-1:2014-07 に準拠したピークサウンドレベル)。最大レベルから指数関数的に減衰するタイプのピークとは異なり、最大レベルは時定数/平均時間[秒]ボックスで指定された平均持続時間から決定されます。この評価はデータ取得、グラフ定義上のグラフ ストリーミング、およびアリスメティック機能での解析において利用可能です。
データビュー
データビューウインドウからPAK cloudのデポへの測定データアップロードは、pak.cfgファイル内のPAK_CLOUD_UPLOAD_STRATEGYの値をdisabledに設定することにより無効化させることができます。
データビューのPAK cloudコンテンツコレクション内で表示される測定データの諸元情報が以前と比べてより迅速に表示される様になりました。
データビューでの ATF/XMLデータ表示時に若干の改良が施されました。
PAK cloud との連携
PAK cloudへのアクセスでは、PAKソフトウエアが再起動した後でもアクセストークンの有効期間内であればアクセス許可が与えられています。
プロキシサーバー経由の PAK cloudへのアクセスが改善されました。
PAK cloudへの測定データ転送速度並びにPAKでのPAK cloudからのストリーミングデータのキャッシュ化が大幅にスピードアップしています。
PAK cloudからのデータをグラフ出力する際、トラックパラメータとして現在のトラック物理量を選択することができる様になりました。
グラフ出力
3軸加速度センサ等を使用してXYZ軸それぞれの信号を取得した場合に、ベクトル振幅計算がFFT、次数、および1/N オクターブ解析に対して再び実施できる様になりました。
機器マネージャ
TEDS対応マイクマイクロフォンを使用したダミーヘッドがPAK クラシックでデータ取得する場合でも利用できるようになりました。
伝達経路解析
PCCA 入力測定データ内の参照点位置がCTCに適用された測定データの位置と一致しない場合には、ユーザーに警告が表示されます。
不具合修正
ハードウエア、PAK cloudとの連携、グラフ定義とグラフ出力、データビュー、測定設定(クラシック及びPAK live)、データ取得(PAK live)、ASAM/ODS、ハンマリング、一般の解析、TPA/TPS/CTC/RMAに関して不具合を修正しています。又ヘルプドキュメントの内容も更新されています。
PAK 6.2
ライセンス
PAK V6.2ではPAK V6.2用の新しいライセンスが必要です。PAK V6.2用の新規ライセンスが必要な方は下記当社サポートまでご連絡下さい。
(株)東陽テクニカ 機械技術部 〒135-0042 東京都江東区木場1-1-1 TEL:03-3245-1102 / FAX:03-3246-0645 / E-mail:paksupport@toyo.co.jp
サンプルデータ
PAK V6.2用のサンプルデータをインストーラからインストールする場合、Microsoft Windows の一時ディレクトリ(通常はCドライブ上)のサイズが、該当のインストールファイルのサイズの少なくとも3倍以上ある必要があります。インストール先のディレクトリとして、MuellerBBM-VAS ディレクトリが推奨されます。通常 PAK プログラムファイルらもこのディレクトリに格納されます。
PAK プロジェクトマネージャ
PAK V6.2インストールDVD内のmisc/tools ディレクトリ内(又はMüller-BBM VibroAkustik Systemeパートナーポータルサイト内)から "PAK project manager" をご利用頂けます。このツールは計測データとそれらに伴うTables設定を含んだプロジェクトの管理に役立ちます。