MACCOR(マッコール / USA)

4000H 大容量充放電装置

4000Hは、最大180V/2000Aまで対応できる充放電装置です。チャンネル数、電流範囲、電圧範囲に応じたカスタマイズでのご提案ができます。高速立ち上がり、高安定性、高確度の計測を実現する信頼性の高い充放電装置です。

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部
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特長

ご希望の仕様にあわせてシステム提案可能

シリーズ4000Hではお客様のご要望にあわせて、最大10kWクラスまで
システムの仕様をカスタマイズすることが可能です。
装置をご検討の方は下記の仕様をお伝えいただければ、装置のご提案をいたします。

  • チャンネル数
  • 電流/電圧範囲
  • 電流レンジの数
  • その他オプション

高確度の制御/測定。高速の立ち上がり

4000Hは電流確度±0.025%、安定度±0.01%、電圧確度±0.02%という高確度な制御/測定が可能です。加えて3段階の電流レンジを搭載しており、数100Aの大電流から10mA程度の微小電流まで制御可能です。
また、立ち上がり時間は200μ秒以下ですので瞬間的な大電流を模擬した試験を行うには最適なシステムです。

柔軟性の高いソフトウェア(任意波形機能/関数機能あり)

ソフトウェアはエクセルライクであるため使い勝手がよく、柔軟性の高い試験パターンを構築可能です。
加えて、実測のデータから試験パターンを構築できる任意波形(waveform)機能や測定中に得られたデータを演算してカットオフ条件として使用できる関数(Function)機能を搭載しています。
これらの機能を使用すれば、実際の負荷パターンや複雑な充電パターンも容易に再現することを可能にします。

現地でのキャリブレーション可能

MACCOR社の装置はトレーサビリティの取れた標準抵抗とKeySight社(旧Agilent社)の34410Aデジタルマルチメータを使用すれば現地での校正が可能です。
校正のたびに装置を送り返すなどの余計な経費や手間がかかりません。

CAN,SMBによる通信も可能

CAN(Controller Area Network)やSMB(System Management Bus)通信が可能。
各ステップの開始/終了時にCANによるデータ取得/送信を行うことが可能です。Protocol 2.0A、2.0Bに対応しています。
またSMBで得たデータを関数機能の引数として使用することも可能です。

豊富なオプション

  • 電圧測定オプション(各セルの電圧測定、3極セルの正極・負極電位の測定)
  • 熱電対オプション
  • CAN/SMB通信オプション
  • 充電-放電高速切り替えオプション

仕様

  標準仕様
チャンネル数 1Ch - 最大24Ch
電流範囲 最大±2000A
電流レンジ 3レンジ
(最大レンジ, 最大レンジの10%, 最大レンジの1%)
電流制御/測定確度 ±0.025% F.S.R.
電圧範囲 最大180V
電圧制御/測定確度 ±0.02% F.S.R.
測定モード OCV, CC, CV, CC-CV, CP, CR, Waveform(任意波形), Functions(関数機能)
サンプリングレート 10m sec
(2m secオプション有り)

■システム提案例

  提案例1 提案例2
チャンネル数 1Ch 5Ch
電流範囲 ±1000A ±120A
電流レンジ 3レンジ
(1000A, 100A, 10A)
3レンジ
(120A, 12A, 1.2A)
電流制御/測定確度 ±0.025% F.S.R. ±0.025% F.S.R.
電圧範囲 0V - 5V 0V - 20V
電圧制御/測定確度 ±0.02% F.S.R. ±0.02% F.S.R.
測定モード OCV, CC, CV, CC-CV, CP, CR, Waveform(任意波形), Functions(関数機能)
サンプリングレート 10m sec 10m sec

オプション

外部電圧測定(Auxiliary Voltage Inputs)オプション

外部電圧測定オプションを使用することで直列に接続したセルの各セルの電圧をモニターすることや参照極を設けたセルの正極、負極の電圧をモニターすることが可能です。

熱電対/圧力測定オプション

電圧のほかにも、熱電対や圧力計を接続できるオプションもございます。熱電対入力はチャンネル間絶縁を行うことで±0.01℃の安定性での温度測定を可能としています。

充電-放電高速切り替えオプション

充電と放電の切り替え時間を200μ秒以下にすることができるオプションです。
キャパシターやドライブテストなど頻繁に急速な切り替えを要する試験を再現するには最適なオプションです。

*高速切り替えオプションを搭載する場合、電流レンジは1つになります

CAN/SMB通信オプション

関数(Function)機能

ソフトウェアはエクセルライクであるため使い勝手がよく、柔軟性の高い試験パターンを構築することが可能です。
測定中に得られたデータを演算して試験の終了条件などに使用できる関数(Function)機能を搭載しています。
この機能を使用すれば、複雑な充放電パターンも再現することを可能にし、加えて放電容量の変化に応じて測定を終了させたり、試験パターンを分岐させたりすることが出来ます。

関数(Function)機能のウィンドウ

任意波形(Waveform)機能

ソフトウェアはエクセルライクであるため使い勝手がよく、柔軟性の高い試験パターンを構築することが可能です。
加えて、実測ののデータから試験パターンを構築できる任意波形(waveform)機能を搭載しています。
これらの機能を使用すれば、実際の負荷パターンを再現することを可能にします