水電解評価システム AutoEFCシリーズ

固体高分子型水電解、アルカリ水電解に対応した水電解評価システムです。
溶液種だけでなく、溶液流量や発生ガス流量測定/分析用ポート追加などさまざまなオプションを用意しており、試験内容やニーズに合わせてカスタマイズができます。 汎用電源だけでなくポテンショ/ガルバノスタットや低抵抗計などの計測器も追加でき、かつ無人での全自動運転も可能です。

株式会社東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
phone03-3245-1103
Mail:keisoku[at]toyo.co.jp

特長

  • オールインワンな水電解評価装置
  • 各種水電解評価に対応:PEM型、AWE型、AEM型、SOEC型、CO2還元など
  • 電気化学測定装置も含めた全自動運転可能(TFTソフトウェア)
  • 背圧制御(~0.99MPa)、燃料電池両用などオプション多数

仕様

AutoEFC標準仕様

流量範囲 5~200cc/min ※200cc/min以上は要ご相談
流量制御精度 設定値の5%
溶液温度制御範囲 室温+10℃~+90℃
溶液温度制御精度 設定値の±1℃
溶液のフロー 循環、ワンパス ※ご発注時に指定が必要です
圧力制御範囲 大気圧~0.99MaG
計測器 直流電源
BioLogic社製電気化学測定装置
低抵抗計

機器仕様

サイズ 幅700 ×奥800 ×高1,830mm
重量 約350kg
電源容量(標準仕様) 単相100V/40A (50/60Hz)

追加可能オプション例

  • 発生ガス量測定(マスフローメータ(MFM)によるインライン測定)
  • 酸素発生極へのインライン水素漏洩検知器(クロスリークガスの測定)
  • 溶液の導電率測定(導電率の閾値超過での自動溶液入れ替え機能)
  • 最大7molのアルカリ溶液対応(耐食性材料使用)
  • 燃料電池の測定機能(ガス供給系を追加)

システム構成

システム提案例

両極液体循環タイプ

両極液体循環タイプ

燃料電池共用タイプ

燃料電池共用タイプ

制御・連携機能

溶液温度制御精度の実測データ

温度・流量を変えても温度精度は安定しています。様々な試験条件でも再現性の高い、高品質な試験を提供します。

試験条件
液体:純粋
設定温度:30℃、90℃
設定流量:5cc/min、30cc/min

青線:流量

赤線:温度

TFTソフトウェアによるBioLogic社製電気化学測定システムとの連動

水電解評価システムを制御するTFTソフトウェアは、電気化学測定システムを自動制御することが可能です。BioLogic社製電気化学測定システムのEC-LabをTFTのシーケンスから呼び出して実行します。EC-Labの測定データ(mpr)とは別にTFTソフトウェアでもデータ取得をしているため、流量・温度・圧力などの評価システムのパラメータと同時系列でデータ保存ができます。

●EC-Lab制御:EC-Labの測定設定ファイルを読みだして実行

EC-Lab制御

●EC-Lab制御ブロック:EC-Labで測定中に流量・温度・圧力などの電解条件を変えて実行

EC-Lab制御ブロック

水電解セルの評価例

起動停止模擬試験

水電解のセルでは、劣化促進評価として定電流・定電圧制御による起動停止模擬試験が用いられます。再現性良く起動停止模擬試験を実施するためには、電流制御と電圧制御の両方を行うことができる電気化学測定システムを使用する必要があります。
また、定電流制御から定電圧制御に移行する際に逆電流が発生しサンプルに悪影響を与えてしまうことがありますが、電流と電圧制御の間に電圧掃引制御を組み込むことで逆電流の発生を低減させることも可能です。
TFT(水電解評価装置一元管理ソフトウェア)ではBioLogic 社製電気化学測定システムの制御用ソフトウェアEC-Labを組み合わせて、任意の測定テクニックに合わせて自動シーケンスを組むこともできるため、サンプルに合わせて最適な評価を行えます。

起動停止模擬試験