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Q直接形メタノール燃料電池(DMFC)での発電に必要な燃料流量は?

A

セルの面積と使用するメタノール水溶液の濃度によって変わります。高濃度・小面積セルなら低流量、低濃度・大面積セルなら流量が多くなります。
DMFCでの反応式は以下のようになります。

CH3OH + H2O → 3H2 + CO2

つまり、1molの純メタノールから3molの水素が得られる計算になります。
よって、100mL/minに相当する水素(4.46×10-3mol/min)を得るには、1.49×10-3mol/minの純メタノー ル=4.77×10-2g/minが必要です。これに転化率10%、比重0.791を考慮して、メタノール水溶液の濃度を10%とすれば、必要なメタノー ル水溶液(純メタノール:10vol%、水:90vol%)の量は6.0mL/minとなります。

DMFCの発電電流量や使用するメタノール水溶液濃度、燃料利用率等から最大・最小流量を換算して考慮する必要があります。また中間生成物によるロスなども考えられます。

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QアピエゾンNグリス中に埋め込んだベアチップの取り扱いについて

A
ベアチップタイプセンサーの素子の表面はデリケートなので、何にも接触させないようにご使用いただくのが良いと思います。例えばアピエゾンNグリス中に埋め込んだベアチップタイプのCXセンサーを冷却するとアピエゾンNグリスの固化が起こります。その際、センサーの収縮が発生するため、素子の電圧が測定できなくなる可能性があります。

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Qベアチップセンサーの温度応答異方性について

A
ベアチップタイプのセンサーには、素子のついている面とアルミナ等の面がありますが、それらの異方性データを取るのは容易ではないと思います。
ただし実際の温度応答性は、例えば4.2KにおいてセルノックスセンサーのBRタイプで1.5msecであるため、各面における応答性において通常では問題となっておりません。

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QCRX-6.5K使用時のステージにおける熱の均一性について

A
凹凸のあるステージが実際に測定結果に悪い影響を与えるかどうかは、何ケルビンの温度むらが許容できるか、観察窓からの入射熱量、サンプルの厚さ、サンプルの熱伝導率、サンプルと試料台の凸部の熱接触、サンプルと凹部の熱接触といった要素を合わせて考える必要があります。いろいろな対策が考えられますが、手っ取り早く温度むらを改善したい場合はサンプルと試料台のあいだに温度むらを解消するのに十分な厚さの金属の板を挿入して、そして互いにアピエゾングリスなどで熱的に結合するという方法がよいだろうと思います。アピエゾングリスは薄く塗らないと熱を伝えてくれませんので溝を埋めても改善は期待できません。

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Q100mK以下の極低温で実験する際に熱の流入をなるべく避けたいと思いますが、インシュレーターの必要性は冷凍機によって変わるものでしょうか

A
 

(1)ステンレス製の熱シールドについて

極低温でのステンレスの熱伝導率は銅の0.1%しかありません。そういう材料を放射シールドに採用することは稀です。推測ではありますが、某冷凍機メーカーの熱シールドは銅に銀色のメッキをしたものがステンレスのように見えているか、あるいはシールドではない別の目的でステンレスが使用されているのかもしれません。

(2)スーパーインシュレーターの必要性

必要性は熱の流入をどれくらい許容できるかということで決まると思います。いずれの温度領域においても熱シールドおよびスーパーインシュレーターは有効です。ただ磁場強度が時間とともに変化する場合はそれにさらされる金属に渦電流が発生して発熱の原因になることもありますのでご留意ください。

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Q熱伝導率を測定するために温度を使用する場合、何か良い方法はありますか

A
熱伝導率を測定するために温度を測定する場合、熱流の無い領域ができるように試料に出っ張りを2か所作りそこで温度を読み取るということが有効かもしれません。4端子法による電気抵抗の測定では同様の方法が使われています。
上記についてはSemiconductor Material and Device Characterization(Dieter K. Schroder)(※外部サイトが開きます)が参考になると思います。

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Q性能が良く価格が安いセンサーはどれですか?

A

シリコンダイオードセンサーです。
特性が規格化されており、個別の校正をしなくても使うことができます。
30K~500Kの温度測定であればDT-670ダイオードセンサーのバンドDを特におすすめします。

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QDT-670シリーズを選択するとき注意することは?

A
年代の古い機器に注意してください。
200型温度モニターをはじめとするいくつかの機器はDT-670に対応していません。

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Qカーボングラスセンサーはもうないのですか?

A
現在は販売しておりません。
以前は磁場の影響が比較的少ないセンサーとして使われていましたが、より磁場の影響が少ないセルノックスセンサーが発売されて以来、需要がなくなりました。

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Qアピエゾングリスは接着剤ですか?

A
接着剤ではありません。
低温では硬くなりますが、室温では粘度の高いグリス状の物質ですので接着はできません。スタイキャスト、ワニス、インジウム半田等であれば接着できます。

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Qアピエゾングリスの使い道を教えてください

A

温度測定の誤差を減らすために使います。
平坦に見えるセンサーの表面でもミクロな目で見ると凹凸があります。
このような表面が作る接触面は隙間が多いので熱が伝わりにくくなり、温度測定の誤差を生みます。そこでこの隙間を埋めるようにアピエゾングリスを薄く塗って熱の伝達を助けてやります。

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Q取り付けが簡単なパッケージはどれですか?

A
CUパッケージがお勧めです。
このパッケージはドーナツ型で真ん中にネジ止め用の穴(φ2.9)が開いていますのでネジ1本で取り付けできます。ただし105℃以上になるところでは使えません。

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Q燃料ガスへの加湿の必要性

A
イオン交換膜の種類によっては、水分の有無が発電効率に大きな影響を及ぼします。
弊社取扱いのエレクトロケム社製燃料電池セル(MEAにナフィオン膜使用)で、セル温度80℃に対し、燃料の露点を80℃、70℃、60℃と変えることでセル内の相対湿度を変化させた時のI-V測定の比較です。相対湿度が高い程、発電効率がよいことが分かります。
加湿の必要がないイオン交換膜や実用化を見越しての無加湿運転を目的とすれば、加湿する必要はありません。

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Qリード線を延長するワイヤーは何が良いですか?

A
熱を伝えにくい材質がよいので、りん青銅をはじめとする合金ワイヤーが適しています。
これらはには熱の流入を少なくし、温度測定の誤差を減らす効果があります。

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QAWG(アメリカンワイヤーゲージ)と直径(mm)の関係を教えてください

A
AWG (mm) AWG (mm) AWG (mm) AWG (mm) AWG (mm)
30 0.254 31 0.226 32 0.203 33 0.180 34 0.160
35 0.142 36 0.127 37 0.114 38 0.102 39 0.189

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Q被覆のはがし方を教えてください

A
被覆はカッターの刃を立て、こそぐように慎重に削り落としてください。
落としきれていない部分があると半田付け不良の原因になります。

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Qダイオードセンサーが正常かどうかの判別はどのようにしたらよいでしょうか?

A

テスター等でセンサーの抵抗値を測定することで判定が可能です。
詳細は、こちらの資料を参照にしてください。

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Q温度コントローラ(350、336、335型)に内蔵するオプションの入力カードは、後から購入して自分で本体に組み込むことは可能ですか?

A

お客様自身での組み込みは可能です。
ただし、組込作業が原因で発生した故障につきましては、保証期間中の場合でも当社は責任を負いかねます。
手順の詳細は機器のマニュアルをご参照ください。

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Q校正済温度センサを購入しました。カーブデータは、どこで入手できますか?

A

Lake Shore社のホームページよりカーブデータのダウンロードが可能です。
手順につきましては資料をご参照ください。

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QSoftCALとは何ですか?白金抵抗温度センサだけ対応ですか?

A

SoftCALは液体窒素温度(77K)、室温付近(305K)、高温(480K)の3点または液体窒素温度(77K)、室温付近(305K)の2点のみの校正のことで、校正なしのセンサーより正確かつFull CAL(校正済)センサーより安価です。

SoftCalは白金センサにのみ対応しております。

SoftCALはカーブハンドラーから装置へのインストールができないので、お客様自身で装置に手打ちで入れていただく必要があります。

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