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第11号

特集
EMC計測最前線

2013.12発行

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特集記事

第11号 EMC計測最前線 紹介

多くの電機・電子製品は、アナログからデジタルへの技術移行、省電力化を目的とした緻密な機能制御、小型化による電子部品の高密度実装、有線から無線(ワイヤレス)の利用拡大や高速データ通信を可能とする周波数範囲の拡張、高周波への移行が進んでいます。これらに伴い、電子機器、情報機器、自動車や携帯電話などが正常に利用できる電波環境を守るために、国際規模でEMC(電磁両立性)の新たな規格作りが進められており、各国で法的規制が強化されています。
これらの技術進化によって、各製品はより複雑な意図しない不要電磁波を発生することになり、EMC規制に適合させるために、製造メーカは製品開発・評価試験に多大な時間とコストを掛けてEMC対策に取り組んでいる状況です。
本誌では、自動車・車載電装品のEMS(電磁耐性)試験の最新システム提案、従来に比べて飛躍的に高速な測定環境をご提供するタイムドメイン機能付きEMIレシーバと高機能測定ソフトウェアの組み合わせによるEMI(電磁妨害)測定システム、EMC相互認証では欠かすことのできない計測設備のISO/IEC17025校正について、様々なお客様に大きなメリットを感じていただけるEMC設備・システムに関する最新情報をご紹介致します。

監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 取締役

高野 俊也

高周波測定器の営業に従事すると共に、オリジナル計測システムを構築。2002年にEMC・アンテナ計測部門を設立し、現在はアジア市場にも積極展開中。