特集 01
2023.06発行
ログイン・新規会員登録して2016年9月に開催された「パリモーターショー2016」で初めて提唱された「CASE」というコンセプトは、100年以上にわたって築かれてきた自動車の在り方や概念を打ち破る革新的なキーワードとして今も注目されています。
「CASE」の構成要素は「Connected(コネクテッド)」、「Autonomous(自動化)」、「Shared(シェアリング)」、「Electric(電動化)」。歴史を振り返っても、人は絶えず移動を繰り返し、その中でモビリティというツールを発展させてきました。クルマと言えば出力やスピードという時代、そこから環境問題への配慮、そして安全性の追求、といったように、時代とともにクルマに対する期待やニーズは移り変わってきました。そして今、さまざまな業界のプレーヤーが加わり、クルマの概念は大きく変わろうとしています。
この変化する時代において、東陽テクニカはこれまで培ってきたさまざまな分野におけるノウハウやソリューションを結集し、自動車の技術開発を支えております。「C」コネクテッドでは情報通信技術やサイバーセキュリティに関して多くのソリューションを提供し、「E」電動化ではEVに搭載する電池やモーターの開発に携わっています。本号では、「A」自動化が実現する新たな時代に向けた道のりを支える、最先端の“はかる”技術と当社の取り組みの一部をご紹介いたします。