マルチアスペクトソナー「VOXOMETER」
販売開始!
日本国内でも数多くの販売実績があるマルチビーム測深機「Sonic」シリーズの製造元、R2Sonic社が、新たに立ち上げたR3Vox社より、最新モデル「VOXOMETER」がリリースされました。従来のマルチビームソナーとは異なり、「VOXOMETER」はボクセルを計測することにより、海底構造物のより立体的な計測が可能となっています。また、最大10スワッスを同時取得できるため、大量データからの統計処理も容易となっています。さらに、独自のアプリケーションにより、リアルタイムにデータ処理を行い、測量終了時には成果レベルのグリッドデータを出力することができます。
特長
■ 特許取得済み技術
- NEQD ™(Near End Quality Data):リアルタイムに高精度なデータを提供
- MA3®(Multi Aspect Observation of Voxels):角度、位相・周波数、時間情報を3D空間内で実現
- BSI™(Bottom Softness Indicator):底質の硬度を周波数応答の差等から算出
- UDSD®(User Defined Sampling Density):必要な場所で必要な密度のデータを取得
- MEGARESS®(1MHz超高分解能):周波数1MHzにてレーザーでは計測できない詳細情報を取得
- SMARTVOX®:直感的に操作可能、目的に合わせた最適なパラメータを自動設定
- TRUEVOX®:複数の周波数を使用した連続的な水中およびバックスキャタ観測
- UNS®(Uninterrupted Navigation Signal):一時的にGNSS信号を見失っても正確な位置を自動計算
- PVL®(Precision Velocity Log):ROV/AUV向けの高精度位置補正機能
MA3 ®(Multi Aspect observation of voxels)技術
イメージ図
MA3 ®の構成要素
・複数の角
・複数の位相・周波数
・複数の時間
- 複数のプリンシパルを持ち、海底の同じ場所を違った角度、違った周波数、違った時間で計測します。
- データはボクセルにて計測され、正確で信頼のおける水深値を計算します。
- 従来よりも早く測量できます。
- データの欠損がなく、再計測の必要がありません。
仕様または構成
Voxometer モデル比較表
モデル | M | L | XL |
---|---|---|---|
ラインアップ | ![]() |
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ビーム幅 | 0.4° × 0.4°(1MHz) 0.9° × 0.9°(450kHz) 2° × 2°(200kHz) 4° × 4°(100kHz) |
0.2° × 0.4°(1MHz) 0.45° × 0.9°(450kHz) 1° × 2°(200kHz) 2° × 4°(100kHz) |
0.2° × 0.2°(1MHz) 0.45° × 0.45°(450kHz) 1° × 1°(200kHz) 2° × 2°(100kHz) |
最大測深範囲 | 500m | 700m | 1000m |
ソナー耐圧 | 100m(オプションで6000m) | ||
周波数 | 100kHz~800kHz(オプションで1MHz) | ||
スワス幅 | 10°~160°(リアルタイムに選択可能) | ||
入力電源 | 90~260VAC(45~65Hz)または10~55VDC | ||
消費電力 | 40W | 60W | 150W |
通信 | 10/100/1000Base-T イーサネット、TTL同期入出力 | ||
デッキケーブル長 | 標準15m / オプション25m・50m | ||
レシーバーサイズ・重量 | 264×110.1×63mm / 約4kg | 456×102.6×63mm / 約7kg | 456×102.6×63mm / 約7kg |
プロジェクタサイズ・重量 | 288×126×164mm / 約12kg | 288×126×164mm / 約12kg | 480×126×164mm / 約17kg |
VOX-IMインターフェースモジュール サイズ・重量 |
212×160×70.5mm / 約2.9kg |
アプリケーション
浚渫、 海洋エネルギー、調査、港湾、建設、測量調査