製造業:Garland社製 ポータブル バイパスTAP「EdgeSafe™」
課題
- IPSといったインラインセキュリティデバイスを製造・販売していたが、故障時の断線の不安を理由に、お客様から導入を断念されるケースが多かった。
- 機器自体をフェールセーフさせる機能を持たせることも検討したが、製品のコストアップの問題もあれば、フェールセーフ機能自体が正しく動作するかの懸念もあった。
- フェールセーフ機能が働いたとしても、結局代替機に取り替える際にネットワークの断線が発生してしまい、サービスに重大なダメージを与える懸念があった。

導入のポイント
- インライン装置の故障時の課題を回避できる製品を探していたところ、東陽テクニカのバイパスTAPの情報をWEBで見つけた。
- Garland Technology社製のバイパスTAPは、他社製品と比べて最もコストパフォーマンスが優れていた。他社製品は多ポート、ハイスピードといったハイエンドなモデルが中心だった。
- Garland Technology社のCTOがバイパスTAP自体の発明者であり、信頼性が高い同社のTAPなら安定稼動が期待できた。 実際、POCしたところ問題なく動作した。

効果
- 「故障時にバイパスする」というオプション機能として、セキュリティ装置を販売する際の提案の幅が広がり、より多くのお客様にセキュリティ装置を導入できるようになった。
- 故障時の断線を懸念するお客様の不安を取り除くことができ、お客様から信頼感を得られるようになった。
■システム構成

■今後の期待・ご要望
期待・ご要望 ① 現状安定して稼動できているが、万一のこともあるので、
今後も手厚いサポートを継続してお願いしたい。また、
モデルもなるべく変えずに継続的に販売を続けてほしい。
期待・ご要望 ② 現在のモデルは手動でリンク等を切り替える仕様になっているが、リモートで操作できるようなモデルもあれば、提案の幅が広がるので嬉しい。
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