偏芯・偏角軸合わせ治具「ATK-25」
従来の軸合わせ治具「TCPA-1」の偏芯計測だけでなく、偏角の計測も可能な治具です。
より高速なモータの計測、より精密なモータ特性の計測に重要な偏芯と偏角を同時に計測することで機器の故障を避け、再現性の良いモータトルク計測を実現できます。
特長
- トルク計や負荷装置と被試験モータ間の偏芯と偏角を計測
- コンパクトな設計により設置スペースが限られた試験ベンチでも計測可能
- デジタル表示で簡単に数値確認
- 軸径φ5~φ25mmに対応
- 最小設置距離50mm未満の省スペース設計
軸合わせの重要性
シャフトの軸合わせが不十分の場合、トルク測定値がずれたり計測値の再現性が悪くなるだけでなく、下記のような問題の要因にもなります。
- 過度な振動:
- 振動が大きくなり、機械的な故障やパフォーマンスの低下につながります。
- 摩耗の進行:
- ベアリング、シール、カップリングにかかる負荷が増加し、摩耗します。
- 機器の故障:
- 軸合わせ不良の状態で、連続運転を続けると機器の故障につながります。
- 品質の低下:
- モータや計測機器といった精密機器の品質を維持するために不可欠です。
軸合わせを適切に行うことで、「スムーズな運転」や「低騒音」、「構成部品の長寿命化」など多くのメリットがもたらされます。