P4Vの並列取得(パラレルsync)関する問題
Perforce Software, Inc.
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P4Vの並列取得(パラレルsync)関する問題
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■概要:
セキュリティレベルを0または1に設定しているHelixサーバに対して、P4Vで並列取得を実行すると、エラーメッセージが表示されないにもかかわらず、実際にはファイルを取得できない場合があります。
発生していることに気付かず、より大きな問題に発展する可能性がありますのでご注意ください。
なおこの問題は、P4V 2015.2またはP4V 2017.2でのみ発生します。
P4V 2017.2はP4V 2015.2と異なり、[Enable parallel sync]チェックボックスがデフォルトでチェックされた状態となります。発生条件の一つを満たすことになりますので、ご利用中のP4Vのプリファレンス設定をご確認ください。
この問題を確実に回避するため、Helixサーバのセキュリティレベルを2以上に設定することをお勧めいたします。
詳しくは、以下をご覧ください。
■発生条件:
この問題は、次の条件をすべて満たすとき必ず発生します。
・Helixサーバのセキュリティレベルが0または1である
・Helixサーバで並列取得を有効にするよう設定している
・P4Vのプリファレンスで並列取得を有効にするためのチェックボックスをオンにしている
・クライアント環境で、Helix環境変数P4PASSWDにパスワードを設定している
・少なくとも一度当該Helixサーバにログインし、その際に発行されたチケットが時間切れで失効している
・取得するファイルの合計サイズが576KB以上である
■回避手順:
上の条件のいずれかを満たさなくすることによって、この問題を回避できます。
この問題を確実に回避するため、Helixサーバのセキュリティレベルを2以上に設定することをお勧めいたします。
■影響範囲:
ファイルを取得できなかったことに気付かない可能性があり、その後のビルドに失敗する、もしくはビルド成果物が適切に動作しなくなるといった、より大きな問題に発展する可能性があります。
■補足
・この問題はP4V固有の問題であり、p4コマンドでは発生しません。
■お問い合わせ先:
本件についてご不明な点がございましたら、ご遠慮なく弊社テクニカルサポート宛にお問い合わせください。
株式会社東陽テクニカ
ソフトウェア・ソリューション
TEL:03-3245-1248(直通)
E-mail:ss_support@toyo.co.jp