磁気モーメント測定システム「M-Axis」
M-Axisは高いユーザビリティと高精度測定を実現した新方式の磁気モーメント測定システムです。
磁気モーメントの大きさと方向、残留磁化などのパラメーターを簡便に測定することが可能です。
(株)東陽テクニカ 理化学計測部
phone03-3245-1103
keisoku[at]toyo.co.jp
特長
測定事例
事例① 標準サンプルの磁気モーメント測定
測定条件
測定対象物:M-axis用標準磁石
測定装置:M-axis M ボックスタイプ
測定環境:木製の机上(磁気シールド無し)
事例②一般的な磁石の磁気モーメント測定事例
測定対象物:一般的なネオジム磁石
測定装置:M-axis M ボックスタイプ
測定環境:木製の机上(磁気シールド無し)
磁気モーメントの大きさと磁軸の傾きを評価
動画
製品について
高いユーザービリティ 1アクションで測定可能
本システムはサンプルの位置調整がほとんど必要ありません。測定ステージの中心付近にサンプルを置いて測定ボタンを押すだけで、再現性の高い測定を簡便に行うことが可能です。
また、広く用いられているフラックスメータを使用した磁気モーメント測定のようにサンプルを移動させる必要もありません。
高精度測定測定が可能
簡便な測定であるにも関わらず、磁気モーメントの測定誤差は<1%, <0.1°を誇ります。
多様なパラメータ測定に対応
1回の測定で多数のパラメータを取得することが出来ます。
サンプルの形状などの情報を入力することで、残留磁化を算出することも可能です。
測定可能パラメータ
磁気モーメント / Magnetic moment | Am² |
---|---|
鉛直方向の磁軸の傾き / Axis deviation | Degree[°] |
水平方向の磁軸の向き/ Longitude | Degree[°] |
残留磁化 / Remanence | mT |
残留磁化(反磁場含む) / Permanence | mT |
鉛直上方向の磁極 / Orientation | S極orN極 |
仕様
モデル別仕様
モデル別の仕様は下記の通りです。
標準3モデルの他に、サンプルに合わせた特注仕様も承ります。
M-axis S | M-axis M | M-axis L | |
---|---|---|---|
磁気モーメント測定範囲 | 0.01 ~ 1.00Am² | 0.10 ~ 3.00Am² | 1.00 ~ 10.00Am² |
磁気モーメント測定分解能 | 0.0001Am² | ||
磁気モーメント測定精度 | <±1% | ||
磁軸傾き測定分解能 | 0.01° | ||
磁軸傾き測定精度 | <±0.1° | ||
インターフェース | USB | ||
制御・解析ソフトウェア | 標準添付 | ||
本体サイズ | W400 X D400 X H250mm | ||
電源 | 85-264VAC / 47-63Hz |
ソフトウェア仕様
本ソフトウェアは制御・解析機能を搭載しております。
各種測定結果を一目で分かるように表示することが出来ます。
また、磁気モーメントを3D表示することも可能です。
オプション
ボックスタイプ
標準モデル
持ち運びも可能
デスク一体型タイプ
非磁性の机で構成されているため、
外乱による測定誤差を軽減。
コンベア一体型タイプ
毎時500サンプルの測定が可能
磁軸傾き測定確度 <1°
ソーティングモジュール
すべてのモデルに組み合わせ可能
合否判定による選別が可能
システム構成
M-axis 磁気モーメント測定システムの基本構成とオプションの一覧です。
基本構成
- M-axis基本測定ユニット(Boxタイプ)
- 近傍磁場N/S
- 回転サンプルステージ
- 標準磁石
- 専用ソフトウェア
モデルラインナップ
- ボックスタイプ
- デスク一体型タイプ
- コンベア一体型タイプ
オプションモジュール
- ソーティングモジュール