低温測定

温度センサーに関するFAQ

QSDパッケージの温度センサーを液体窒素に浸して使用することはできますか?

A

SDパッケージはLakeShore社のセンサパッケージの中で最も頑丈に密閉されているため、液体窒素のような液体冷媒に浸けることができます。

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QSDパッケージ温度センサーの電気的絶縁について教えてください

A

SDパッケージの底面はサファイヤ基板によって絶縁されています。これにより温度をセンサーに伝えつつ、電気的に絶縁する構造となっております。

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Q325Kまで校正されたCernox温度センサーSDパッケージを使用しています。校正温度を超える温度での使用は可能ですか?

A

Cernox温度センサーはモデルによって使用可能な温度の上限が異なります。
高温モデルの温度上限は420K、それ以外のモデルでは325Kです。またSDパッケージセンサーは短時間の高温に耐えることができますが、420Kを超える温度での使用はお勧めできません。
加えて、325Kまで校正されているセンサーの場合、温度カーブのセットポイントの上限は325Kに設定されています。温度を325Kよりも上げるとき温度カーブのセットポイント上限を400Kまたは420Kに変更し、温度カーブの値を追加する必要があります。入力する値は抵抗(LogΩ)温度(K)の値です。

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QCernoxセンサーを自分で比較校正して温度カーブを測定器に入力しましたが、入力の設定時、温度カーブの選択に表示されません。

A

各センサーのタイプごとに温度カーブの入力形式が異なりますのでご注意ください。Cernoxセンサーの場合は、温度カーブの形式は「LogΩ vs. K」です。「Ω vs. K」の形式で入力した場合、選択項目に表示されません。

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Qダイオード温度センサーの確認手順について教えてください

A

マルチメータが最大10MΩの抵抗を測定できる機器であることを確認してから次の手順を行ってください。

1.ダイオードの確認①

マルチメータのプラス入力にI+またはV+を接続し、マイナス入力にV-またはI-を接続して抵抗を測定します。この抵抗値が室温で約5MΩをであることを確認します。

2.ダイオードの確認②

マルチメータのマイナス入力にI+またはV+を接続し、プラス入力にV-またはI-を接続して抵抗を測定します。この抵抗値が「オープン」(抵抗値∞)であることを確認します。

3.センサーリード線の確認:IリードとVリード間の抵抗測定の測定

I+リードとV+リード間の抵抗、V-リードとI-リード間の抵抗を測定し、ワイヤー全体の抵抗を測定します。

4.センサーリード線の確認:絶縁

マルチメーターの一方の入力にI+またはV+を接続し、もう一方の入力にグランドを接続して抵抗を測定します。その抵抗値が「オープン」(抵抗値∞)となるか確認します。さらにマルチメータの一方の入力にI-またはV-を接続して同様の確認を行います。

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Q抵抗温度センサーの確認手順について教えてください

A

1. センサー部分の確認

マルチメーターのプラス入力にI+またはV+、マイナス入力にV-またはI-を接続し抵抗を測定します。この抵抗値がテスト環境温度で予測されるセンサーの抵抗値であるか確認します。

2.センサーリード線の確認:IリードとVリード間の抵抗測定

I+リードとV+リード間の抵抗、V-リードとI-リード間の抵抗を測定し、ワイヤー全体の抵抗を測定します。

3.センサーリード線の確認:絶縁

マルチメーターの一方の入力にI+またはV+に接続し、もう一方にグランドに接続し抵抗を測定します。その抵抗値が「オープン」(抵抗値∞)となるか確認します。さらにマルチメータの一方の入力にI-またはV-を接続して同様の確認を行います。

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QアピエゾンNグリス中に埋め込んだベアチップの取り扱いについて

A
ベアチップタイプセンサーの素子の表面はデリケートなので、何にも接触させないようにご使用いただくのが良いと思います。例えばアピエゾンNグリス中に埋め込んだベアチップタイプのCXセンサーを冷却するとアピエゾンNグリスの固化が起こります。その際、センサーの収縮が発生するため、素子の電圧が測定できなくなる可能性があります。

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Qベアチップセンサーの温度応答異方性について

A
ベアチップタイプのセンサーには、素子のついている面とアルミナ等の面がありますが、それらの異方性データを取るのは容易ではないと思います。
ただし実際の温度応答性は、例えば4.2KにおいてセルノックスセンサーのBRタイプで1.5msecであるため、各面における応答性において通常では問題となっておりません。

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Q性能が良く価格が安いセンサーはどれですか?

A

シリコンダイオードセンサーです。
特性が規格化されており、個別の校正をしなくても使うことができます。
30K~500Kの温度測定であればDT-670ダイオードセンサーのバンドDを特におすすめします。

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QDT-670シリーズを選択するとき注意することは?

A
年代の古い機器に注意してください。
200型温度モニターをはじめとするいくつかの機器はDT-670に対応していません。

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Qカーボングラスセンサーはもうないのですか?

A
現在は販売しておりません。
以前は磁場の影響が比較的少ないセンサーとして使われていましたが、より磁場の影響が少ないセルノックスセンサーが発売されて以来、需要がなくなりました。

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Q取り付けが簡単なパッケージはどれですか?

A
CUパッケージがお勧めです。
このパッケージはドーナツ型で真ん中にネジ止め用の穴(φ2.9)が開いていますのでネジ1本で取り付けできます。ただし105℃以上になるところでは使えません。

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Qリード線を延長するワイヤーは何が良いですか?

A
熱を伝えにくい材質がよいので、りん青銅をはじめとする合金ワイヤーが適しています。
これらはには熱の流入を少なくし、温度測定の誤差を減らす効果があります。

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Qダイオードセンサーが正常かどうかの判別はどのようにしたらよいでしょうか?

A

テスター等でセンサーの抵抗値を測定することで判定が可能です。
詳細は、こちらの資料を参照にしてください。

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Q校正済温度センサを購入しました。カーブデータは、どこで入手できますか?

A

Lake Shore社のホームページよりカーブデータのダウンロードが可能です。
手順につきましては資料をご参照ください。

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QSoftCALとは何ですか?白金抵抗温度センサだけ対応ですか?

Q

シリコンダイオードセンサや酸化ルテニウム抵抗センサは対応しますか?

A

SoftCALは液体窒素温度(77K)、室温付近(305K)、高温(480K)の3点または液体窒素温度(77K)、室温付近(305K)の2点のみの校正のことで、校正なしのセンサーより正確かつFull CAL(校正済)センサーより安価です。

SoftCalは白金センサにのみ対応しております。

SoftCALはカーブハンドラーから装置へのインストールができないので、お客様自身で装置に手打ちで入れていただく必要があります。

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