物性評価ソリューションマガジン Vol.12

ハイエンドテスラメータのご紹介とホール素子・ガウス/テスラメータを使用した磁場測定入門オンラインセミナーのご案内

平素は弊社製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。理化学計測部 物性チーム メールマガジン担当です。
コロナ禍でお祭りや花火大会など、夏らしいイベントも中止となる中、みなさまはどのような夏を過ごす予定でしょうか。近頃はマイクロツーリズムという聞きなれない言葉も耳にするようになり、働き方だけでなく生活全体が変化していることを感じる日々です。

さて、今月号はサマーキャンペーン対象製品のテスラメータのご案内と8月27日に開催するホール素子・ガウス/テスラメータを使用した磁場測定入門オンラインセミナーの先行案内をさせていただきます。

１．ハイエンド 3 軸テスラメータ F71 型のご紹介

ホール素子をセンサに用いるテスラメータ/ガウスメータは測定レンジが広く 測定が容易なため多くの方々に多くの現場でご使用いただいています。磁場測定は非接触な測定なためいろいろな測定誤差要因がありますが、その１つに測定環境の温度変化が挙げることが出来ます。一般的にホール素子は温度係数を持っているため、温度変化があった場合、テスラメータ上の測定値は変化してしまいます。これを温度ドリフトと呼びます。

さて、今回ご紹介する F71 型では「TruZero（TM）テクノロジー」という最新技術を搭載した、センサを標準採用しており測定誤差要因の温度ドリフトを無視できるようになりました！

• TruZero（TM）テクノロジーのメカニズム
  • 新採用2Dex（TM）ホールセンサの高い対称性・均一性
  • ２つの測定系（電流・電圧）を切り替えるスピニング技術
  • 最適な誘電性を持つ絶縁体採用ケーブル
  • 連続した測定値を組み合わせるオンボードアルゴリズムにより、熱電効果によるオフセットを除去

この 4 つのメカニズムによって実現されたのが TruZero（TM）テクノロジーです。この機能により、従来のゼロ点調整は不要となり、常に正確な測定が可能となりました。さらに温度補償機能を組み合わせることで、読み値の温度ドリフトはとても小さくなりました。

なお、今回ご紹介した F71 型の詳細や磁場測定の注意点をご紹介するとともに、装置使用のデモンストレーションをご覧いただけるオンラインセミナーの開催が決定しました。
本メールマガジンご購読いただいているみなさまに先行案内を差し上げますので、ご興味のある方は是非お気軽にご参加ください！

２．ホール素子・ガウス/テスラメータを使用した磁場測定入門 オンラインセミナーのご案内

ホール素子・ガウス/テスラメータを使用した磁場測定入門オンラインセミナーを本メールマガジン読者の方に先行してご案内いたします。ホール素子やガウス/テスラメータを使用した磁場測定は基本的な測定ではありますが、測定対象物との距離、角度の変化により大きな測定誤差を生じる場合が多々あります。
今回のセミナーではガウス/テスラメータの基本や測定の注意点について、デモンストレーションを交えて紹介いたします。

３．オンラインストア サマーキャンペーンのご案内

今年もオンラインストア サマーキャンペーンを実施しております。
メールマガジンをご愛読いただいているみなさまに先行して対象製品をご案内いたします。
＜キャンペーン対象期間：2020 年 9 月末日ご発注分まで＞※終了しました

5．あとがき